付き合う二人
[登場人物] ゼオライト・ベルフォルマ アイオライト・アーカム いずれも学園Wiki参照 左アイオライト、右ゼオライト ゼオライト、そしてアイオライト。 二人がこの学園で出会ってすぐに仲良くなれたのは、偶然ではなく必然だったのかもしれない。・・・ていうのはどうでもよくて。 ある日の、出会ったあの時と同じ時間。二人はまた学園で会っていた。 「いっつも会うな、お前とは」 「ふふふ、そうね。キミ、いつもここ来てるんでしょ」 「俺は来ない日もあるけどな。てめぇこそいつも来てんじゃねぇのか?」 「私も来ない日あるよ。まあ、頻繁に来てるけど。」 「そういえば、お前の兄貴ってどういう奴なんだ?」 「私の兄貴?・・・カルセドニー・アーカム。私の所属している結晶騎士団ていう団の隊長を務めているの。ちょっと頑固だけど、根は優しいよ♪」 「隊長か、かなりのお偉いさんだな。俺の兄貴は・・・ スパーダ・ベルフォルマ。転生者って言って、前世の記憶と人間離れした能力の持ち主。兄貴の前世が、前話した「喋る大剣」・・・聖剣デュランダル。」 「へぇ〜、珍しいもんね。」 「弟である俺も、その人間離れした能力ってやつを何故か受け継いじまったんだよ。異能者って呼ばれて、世の中から嫌われてんだ。」 「大変ね。結晶騎士団は別に嫌われてないから気持ちが分からないけれど。」 「騎士団か・・・こっちにもグリゴリとか枢密院とかに騎士団いるんだけど あんま評判がよくねぇな。その結晶騎士団ていうのと交代してもらいてぇぜ」 「やだよ〜だ。」 「冗談だっつーの」 一体どこまで会話が膨らんでいくというのだろう。合わない二人に見えて実は意外と合うのかもしれない。 ・・・この後の展開は次の話で。 | ||||||||||||||||||||
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