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第2話 兄貴登場
前に共闘した二人。近くの小屋で一晩を過ごした後、帰っていった。
その次の日。やはり学園で会う二人。だが二人共今日は様子が違っている。

※登場人物が多いため「 」の前に話し手の名の頭文字を入れています

ア「あら?ゼオライト君、そちらの方は?」
ゼ「俺の兄貴だ。」
ス「おっす、弟がお世話になってんぜ。スパーダ・ベルフォルマだ。」

兄貴、それはスパーダ・ベルフォルマ。

ゼ「お前こそ誰連れてきてんだよ?」
ア「あ、こっちの?私のお兄ちゃんだよ。」

お兄ちゃん、それはカルセドニー・アーカム。

カ「妹がお世話になっている。カルセドニー・アーカムだ。」
ス「ホントに兄貴かよ?俺とゼオライトと比べると全然似てねぇじゃねぇか」
ア「うんうん、よく言われるんだよねぇ」
カ「似ていなくても血と心(スピリア)は繋がっている」

ゼオライトとアイオライトだけでなく、お互いの兄も対面することに。

カ「全く、無理矢理引っ張り出されて来て見れば、これくらいの用事か。」
ア「何よ これくらい って!ご対面なんだから大事な用事でしょっ!」
ス「俺は暇だったし構わなかったけどな」

おいカルセドニー、不満なのか?

ゼ「・・・ふぅん、隊長なぁ、確かにそれらしいなりしてるぜ」
カ「隊長としての威厳を捨てるわけにはいかないのでな」
ア「あんまり堅っ苦しいのもどうかと思うけどねぇ」
カ「お前たちは何の職に就いているのだ?」
ス「職っつーより、貴族ってもんだ。」
カ「貴族か。確かにそう見えるな。」

ふむ、4人でもなかなか会話が続く。こいつらすごい。

カ「これからも妹を宜しく頼んだ。たまに私も顔を出してみることにする。」
ゼ「ああ、任せとけ」
ス「こっちこそ、弟を宜しく頼むぜ」
ア「はーい♪」

ゼオライトとアイオライトを学園に残し、アニキたちは帰っていった。

「お前の兄貴っていつもあんな感じなのか?」
「うん、芯の強さはハンパじゃないんだけど、いつも堅苦しいのよね」
「隊長がおちゃらけてる訳にもいかねぇもんな」
「それもそうだけど、もうちょっと気楽でもいいんじゃないかなぁ。
それにしても、あなたとスパーダさんて似てるわね?」
「ああ、髪色以外はよく似てるってよく言われるんだよ」
「性格も声色もなんだか似てたしね」
「やっぱ兄貴の弟ってことだ」
「二刀流も似ているし♪」
「あれは俺が真似したんだよ」
「なんで私とお兄ちゃんってこんなに似なかったのかなぁ」
「異性だからじゃねぇの?」
「そうかもねぇ。」

なんでか知らないが4人より2人の方が会話が弾む気がするのはなぜだろう。
きっと、すぐに仲良くなれたから。学園で起きた運命の出会いだったのかも
しれない。
14/10/10 21:21更新 / マグナム
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