連載小説
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第4話「プレイヤーは、魔王よりクリア後のダンジョンボスを倒す方に魅力を感じている。」
人々は、常に平和な日常を送っている…誰かと命を懸けて戦うことなんてない、平和な日常を…
それがいつしか、「当たり前」になっていた。

だが、僕は違った……その平和の中で、ずっと戦っていた。
いつも、強大な敵と戦って…戦ってなくても、プレッシャーに押し潰されそうになっていた。

「進一君…!もういいんだよ…もう………そんなことはしなくていいんだよ…!
「遥…ありがとう…。でも、僕は…戦い続けなきゃいけない。」
勝利なんて、できるかどうかなんてわからない…何が「勝利」なのかは、わからない………

それでも…

それでも……僕は……!!

「やってやる…!必ず……希望をこの手で掴んでみせる…!!」

ガチャッ

「あんたいつまで家に隠ってるの!!いい加減働きなさいっ!!」

「†NEET† 〜それでも僕は、働いたら負けかなと思っている〜」

近日公開予定(嘘だけど)












『前回までのあらすじぃぃぃっ!!!』
アルベルト「あのすみません、さっきのはなんですか?」

青猫は気づいた、ここで長々と前回のあらすじをするよりは、前の話がすぐにわかるような、キャラの発言を書いたらいいのかもしれないと!

アルベルト「あ、確かにそれはいいですね。わかりやすいですし」
というわけで、一言で振り返ろう!その一言は、これだ!



















パテマ「ぼた餅よりおはぎの方がいいな〜」


…そういうわけで、本編スタートだ!

アルベルト「ちょっと待てェェェェ!!!何一つ振り返れてないでしょうが!!これでは前回の内容を忘れた読者が、話についていk」


























パテマ「んー…やっぱム○カの名台詞は難しかったかなー?」
あれから幾度が練習した……だが、アドバイスをしてそれを実践して少し前進したと思いきや、振り出しに戻る。それの繰り返し…まるで、寄せては返す波のようだ。
パテマ「やっぱ、「イー」の方がよくない?簡単だし」
アルベルト「いやそれ、魔王の地位をドブに捨てるのと同じですよね…」
パテマ「じゃあ「バイバイキン」は?」
アルベルト「やられた時の台詞でしょ、それ」
パテマ「じゃあ「お仕置きだべ〜」は?」
アルベルト「もっと迫力があるもので!」
パテマ「じゃあ「お前ん家、おっ化けやーしきー!」は?」
アルベルト「もう悪者ですらないでしょう!!」
パテマ「わかった、「月に代わってお仕置きよ」にしよう」
アルベルト「それヒーローの台詞ゥゥゥ!!!」

ユミル「バカか、コイツ等…」
二人のやり取りを見て、呆れている様子のユミル。ユネスに至っては、自分がこんなこともできないと思って落ち込んでおり、ヴァンは「この方々に任せて、大丈夫なのでしょうか…」という顔をしていた。

ユミル「ところで、ユネスって強いの?」
近くにいたヴァンに強さを聞いてみる。ヴァンはダメな二人組からユミルに視線を移して
ヴァン「強い…とは思います。」
ユミル「実際に見たことないの?戦ってるところとか」
まぁこの魔王のことだ、戦ったことなんて一度もないんだろ…と思うユミルであった。案の定、ヴァンは頷いた。

ユミル「この際だ、どれくらいの強さか見せてみろ」
ユネス「ぇ…いや…無理です…!戦ったことなんて、ありません…」
ユミル「だからこそだろ?自分がどこまで強いか知れば、少しは自信がつくかもしれないからな。試しに、そこの性格悪そうな顔した奴(パテマのこと)と戦ってみろ。」
パテマ「誰が性格悪そうですってぇ!?こんな可愛くて純粋そうな顔した女の子の、何処が性格悪そうなのかな〜☆」
飛びっきりの可愛い顔をして、ユミルに聞いた。ちなみに、飛びっきりの可愛い顔はあくまで自己評価なため、本当に飛びっきりの可愛いのかはわからない。
ユミル「ほら、やってみろ。顔狙っていいよ、多少歪んだ方がいいかもしれないし」
ユネス「そんなぁ…できませんよぉ………」

パテマ「ユミル!さっきから黙って聞いてれば!」
アルベルト「いや、黙ってなかったでしょう…」
パテマ「うるさい!黙れ!」
アルベルト「えぇ!?」
八つ当たりである。

パテマ「パテマのことボロッカスに言って〜!こんなちんちくりん、一発で倒せるよ!」
ユネス「ちんちく…!?」
ユミル「へぇ〜、そぉ。じゃあそのちんちくりんに負けても、文句は言わないな?それがお前の限界だって、認めるな?」
ユネス「え…え………!? 」

パテマ「いいよそれで〜、絶対負けないけど〜。パテマは巷で一撃女って呼ばれてるし〜、ワンパンKOだし〜」
アルベルト「いや、巷どころか誰からも呼ばれてないでしょう…」
パテマ「黙って!殴るよ!!」
アルベルト「えぇぇぇ!!?」
八つ当たりである。


パテマ「じゃあ、そういうわけで…」
改めてユネスに向き直り…勢いよく飛んで

パテマ「魔王覚悟ー!!!」
と、すごく恐い顔でユネスに襲いかかる。ユネスは半泣きでそれを見た。
ユネス「い…いやー!!」
ユネスは顔を逸らして、両手を前に突き出すようにした。攻撃でもなんでもない…パテマが、ユネスに向かって下りてる最中に、その手に当たった…




ドオオォォォォォォォォォォォォンッ!!!










そこにいた皆は、何が起きたか…理解するのに少し時間がかかった。ただユネスの手に当たっただけのように見えたが…パテマがいなくなった。正確には、ユネスの手から放たれた風圧のような物で、何処かへ飛ばされたと思われる。その風圧のような物で、周りの建物の壁が壊れている…

ユネス「あ…れ………?パテマさんは……?」
ゆっくり目を開けたユネスは、今目の前にいるはずのパテマがいないことに気づき、周りをキョロキョロと見回してパテマを探す。
アルベルト「…今……何が…………?」
ヴァン「…恐らく…魔王様は、パテマ様に「魔力」をぶつけたのだと思われます…」
アルベルト「魔力を…?」

頷き、説明の続きを再開する。
ヴァン「魔王様は出すつもりはなかったと思われますが、身を守る意思で、魔力が放たれたのだと思われます…」
ユミル「…本来魔力は、魔法を発動するための源…魔力だけであれほどの力を出したってことは、膨大な魔力を持ってるね…今のが全力じゃ無くても、通常の魔法使い1000人分の魔力だね」
アルベルト「1000人…!?」
ユミルの仮定した人数分の魔力を聞けば、驚きユネスを見るアルベルト。

パテマ「なーるほど、1000人ねぇ…ま、それなりにすあごいんじゃないの?」
さぁ、我らがゲスカワアイドルパテマちゃんは、遠くから帰ってきていた。もちろん、頭血だらけで。
パテマ「まぁでも、パテマからすれば大したことないわね。」
アルベルト「いや、頭から血が流れてるでしょ…手当てしましょう」
パテマに近づくアルベルト。
パテマ「へ?血なんか流れてないよ?」
アルベルト「いや、無理しないでくださいよ。大怪我してるじゃないですか」
パテマ「いやいや、してないよ?全然大怪我してないってば」
アルベルト「いやでも、それ…」
パテマがアルベルトを見上げて、少し怒った表情になり

パテマ「怪我してないって言ってるじゃん!なに?アルベルトは、そんなに怪我したことにしたいの?そんなにパテマのこと治療したいの?」
アルベルト「いや、本当に大怪我してるでしょ…」
パテマ「いい加減にしてよ!大怪我した本人が大怪我してないって言ってるんだから、大怪我してないことでいいじゃん!」
アルベルト「認めましたよね、今…」
パテマ「あー、わかったよ。じゃあもう、怪我してることにしといてあげる。本当はしてないけど、大怪我してることにしといてあげる。」
アルベルト「そんな意地を張らずに…何を意地張ってるんですか…」
今の発言で、また更に怒った顔になるパテマ

パテマ「もぉー!ちょっとは空気読んでよ!!やる前にあれだけのこと言って、逆にワンパンKOされて帰ってきたら、恥ずかしいじゃん!TAKEOだってさぁ、「余裕じゃね?」って言ってたんだよ!これじゃあ、パテマとtTAKEOが鼻で笑われることになっちゃうよぉ!!
アルベルト「いや、何の話ですか…とりあえず、血を拭いてください」
アルベルトはパテマにタオルを渡した。パテマはタオルで顔の血を拭いている。すると、ユネスが口を開く。

ユネス「えっと…すごいです……あれだけ飛んだのに、無傷で…」

パテマ「気使ってくれたー!あの子いい子だよ、さっきまで顔血だらけで言い合いしてるのを見てたのに、無傷って言ってくれたよ!」
もう顔に血が付着してないパテマが、ユネスを見る。
パテマ「まぁね、確かにすごい魔力だったけど…パテマからすれば、あんなの凸ピン程d」
再び頭から血が流れ落ちる

パテマ「やば…また流れてきちゃった、パテマが思ってる以上に大怪我してるよ、パテマ…」
アルベルト「もう隠しようがないくらいでしょうそれ!最初からでしたけど!とりあえず、手当てしましょう、危険ですよその状態は…」
























ユネス「えっと…今日は…ありがとう…ございました……」
ヴァン「皆様のおかげで、魔王様も少しは変われたかもしれません」
帰る頃になって、ユネスとヴァンは頭を下げて礼を言った。

パテマ「別にいいよ〜。パテマちゃんはみんなのアイドルだから、困ってる人はほっとけないんだよ〜」
ユミル「そんなミイラみたいに包帯巻いてる奴の、どの辺がアイドルなんだよ。」
パテマ「いいの、こんなのでもアイドルの覇気を纏ってるから」
アルベルト「アイドルの覇気なんて存在しませんよ…」
三人のやり取りを見て、クスッと笑ったユネス。

パテマ「あ、やっと笑ってくれたね〜?」
ユネス「え…あの……ごめんなさい…」
ユミル「謝ることなんて、何もないよ。また、いつでもここに来ていいからな」
パテマ「そうそう!お茶とかお菓子とか出しちゃうよ〜?アルベルトはこう見えて、そういうの作るの得意だからね〜」
アルベルト「ちょっと、やめてくださいよ…」
少し照れながら、眼鏡をくいっと上げる。

ヴァン「よかったですね、魔王様。いい人達に出会えて…」
ユネス「…うん」
笑みを浮かべて、頷いた。

ヴァン「では、今日は失礼します。また、お邪魔しますね」
パテマ「うん!またね〜!」

立派な魔王…とは、現段階では呼べないが、少しその立派な魔王に近づけた、ユネスであった。


次回に続いたら、負けかなと思っている。


パテマ「どうも〜☆みんなのアイドル、パテマちゃんだよ〜!いつも小説読んでくれて、ありがとね?」
唐突に現れた魚人

パテマ「実は、次に書く予定の「幻想死神郷」は、次回最終回になりまーす!ここまでやってこれたのは、読んでくれたみんなのおかげかな!ストーリーはもうできてるみたいだけど、絵がまだらしいから、今日はその様子を覗いちゃお〜☆」








青猫「んー…どーしよ…」
どうやら、どの場面の挿し絵を書こうか迷ってるみたい
青猫「キラ側を書こうかな…いや、ニア側と一緒にいるところとか描くかもしれないなぁ…ちょっと、原作の絵を見てみよっと」
画像検索中

青猫「ニア側は普通に描けるけど…キラ側は難しいなぁ。なんでパチェ、こんなめんどくさい帽子被ってるのぉ…」
青猫「あれ、こあってどんなのだっけ?…あ、この人のこあ可愛い!この人が描いたのを参考にしよっと!」
青猫「もう…なんで正邪はこんな面倒な髪なの!?虐待されたの!?虐待されてこんなのになっちゃったの!?」
※されてません。

青猫「いや、これは絵師に対する反逆かも!………よく考えたら、私絵師じゃなかった」


はい、場面が決まったところで描き始めたよ!

青猫「色鉛筆で、神クオリティの絵が描けるの!?私は紙クオリティの絵しか描けないよ!あー!!間違えたー!!」

サラサラ…
パキッ(シャーペンの芯が折れた音

青猫「あー!!!あああああああああああああああ!!!!!!」
すごく近所迷惑ね。

まぁこんな感じで、最終回に向けて取りかかってるよ!あと、挿し絵に苦戦してる青猫の図だよ




誰得なのかさっぱりわからない挿し絵だね〜…というわけで、最終回お楽しみに!バイバ〜イ♪
16/05/19 19:31更新 / 青猫
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