連載小説
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第5話「奥さーん、それは犯罪ですよー?」

人が賑わうマグアヌという町にある、ギルドの三人は

ユミル「オラアアァァァァ!!!」

ガッシャーーン!!

パテマ「わー!?」

今日も元気です。



ユミル「おい、魚女…ボクのプリン食べたろ?」
パテマ「た、食べてない食べてない!冷蔵庫に入ってた「なめらかプリン生クリーム仕立て」なんて、知らないよぉ!」
ユミル「へぇ?知らないのに商品名全部言えるのか?」
どうやら、ユミルのプリンをパテマが食べたか食べてないかで現在に至ってるという感じだ。先に言っておくが、パテマがユミルのプリンを食べた。

パテマ「ち、違うもん!なんとなく美味しそうだな〜って見てて、また買おうと思って名前を覚えてただけ!」
ユミル「じゃあ、口の横についてる生クリームはなんだ?」
パテマ「え!?やばっ…バレた!…あれ?」
口を拭いたが、生クリームらしき物はついてない。

パテマ「ちょっと!ついてないじゃ…!」

ユミル「おぉぉぉぉまぁぁぁぁえぇぇぇぇ…………」

殺気に近い何かを出しています。
パテマ「いやー!!」
ユミル「待てぇっ!!!」
アルベルト「はぁ…もう少し静かにできないのでしょうか…この人達は…」
読みかけていた本をため息混じりに閉じた。

すると、呼び鈴が鳴って扉が開く。そこには、前回と前々回に登場したユネスとヴァンがいた。
ユネス「こ、こんにちは…遊びにk」
パテマ「助けてー!!ユネスちーん!!」
ユネスに半泣きで飛び付くパテマ
ユネス「ちん…!?」
ヴァン「それより、どうなされたのですか?」
パテマ「い、今!魔王に追われてて…!」
アルベルト「いや魔王目の前にいるでしょう。」
ユミル「あ、ユネスとヴァン。ちょっと、その魚女押さえといて」
ユミルは剣を抜いております。
今来たばかりの二人は「どういう状況?」と思っています……というか、プリン一戸で何故こんなことに

子供「ねーママー。あの人たち、なにー?」
母親「見ちゃダメよ、アカンパティーンな人達だから」
ユネス「あか…??」
ユミル「とりあえず、入りなよ。そこの魚女を刺身にするから。」
パテマ「いやー!!お醤油でいただかれるー!!!」








「………」
遠くからその様子を見ていた。、とある人物…双眼鏡を目から離す。
「あれは…間違いなく魔王だな…はやくつたえねば」
子供「ママー、あの人なにしてるのー?」
母親「見ちゃダメよ、間違いなく変質者だから!」

「俺の時だけ表現がストレートすぎねぇか?」















さてさて、その変質者に見られていたアカンパティーンなご一行は…
アルベルト「それで、最近はどうですか?」
ヴァン「はい…お陰さまで、少しですが統率はとれてきてます」
ユミル「へぇ…どれくらい?」
魔王達の近況を聞く二人。ヴァンは答えた

ヴァン「下級のモンスター(その辺にいるスライム的なサムシング)が、活発に動くようになりました。」
アルベルト「…え?」
結果にポカンとしてしまうアルベルト。あ、パテマはユミルのプリン買いに行ってます。
ユミル「もっと上級のモンスターは?お前の配下は?」
ユネス「ぇ…えっと……」
ヴァン「以前と変わりません。いや…あの時練習した言葉(ム○カの名台詞)を言ったら、ファンクラブができてしまいました。」
アルベルト「いや、全然前に進んでないじゃないですか!寧ろ後退してるでしょう!」
ヴァン「あ、ファンクラブの中には人間もいるようです。」
アルベルト「人間まで!?もうそっち路線で侵略を進めた方が早くないですか!?」
ユミル「いいんじゃない?モテそうな感じだし」
ユネス「えっと…ありがと……」
少し顔を赤くしてる魔王様。

ヴァン「ですが、それでは魔王様の威厳が…」
ユミル「いや、ここらで変えてみてもいいんじゃない?」
アルベルト「折角人間だってファンクラブに入っているのでしょう?魔王とわかっていても」
ヴァン「…魔王様、どうされますか?」
今までやってきたことよりも、アイドル的なサムシングで侵略を進めるかどうかを聞く。魔王様は、少しうつむき…口を開く。いや、さっきからずっとうつむきっぱなしだった。

ユネス「…恥ずかしいけど……やって…みようかな………」
と言った。
ユミル「よし、流石にすぐにやるのは無理っぽいね。魔王を恐れている人間もいるかもだし……ボク等も協力するよ」
ユネス「…ありがと…ユミルくん……」




外から走る足音が聞こえてくる。その音は、どんどん大きくなる…こちらへ近づいてきている。
そして、扉が開かれた…




























パテマ「すみません!なめらかプリン生クリーム仕立てって、まだありますかぁっ!?」

我らが魚女、パテマが某スイーツ店に入り、店員に聞いた。
店員「えっと…すみません、品切です。なにしろ、期間限定なので…」
パテマ「ちくしょう!!ここも品切!!」
店から出て、次のスイーツ店へ走る。

パテマ「おかしい、おかしいよこれ!もう10軒くらいまわってるのにさぁ!なんでどこも品切なわけ!?」
走りながら愚痴るパテマ。
パテマ「買って帰らないと、プリン野郎(ユミル)に刺身にされて食べられそうだし……いや!もしかしたら薄い本とかに描いてありそうな(自主規制)モンスターに、パテマが(自主規制)的な意味で食べられるかもしれない!そう!まさに(ここから全部自主規制)」

子供「ママー、(自主規制)ってなにー?」
母親「そんなことを言っちゃいけませんっ!」






















一方四人は、外に出ていた。散歩中である。
ユネス「いいのでしょうか…パテマさんになにも言わなくて……」
ユミル「大丈夫だよ、あの魚女(パテマ)に書き置きを残しといたから。」
ちなみに、書き置きには「外」としか書かれていない。

ヴァン「あれだけで伝わるのでしょうか…」
ユミル「大丈夫だよ、心はいつも繋がってるからね。ボクとアルベルトとパテマは。今ごろ、プリンがどこも品切でたらい回しの如く店をまわってるだろ」
※全くその通りです。

アルベルト「まぁ、繋がってるかもしれませんね」
ユネス「なんだか、羨ましいなぁ…」
ユミル「お前も繋がれるだろ、お前とヴァンはよくうちに来るからな」
ユネス「ほんと…?そうだと…いいな……」
嬉しかったのか、笑みを浮かべた…

ヴァン「よかったですね、魔王様。こんなにいい人達と会えて…」
ユネス「うん…」




























一方、この町にある…バルハラ学園にて
…え?バルハラ学園って何かって?バルハラ学園は、騎士学校のような物です。卒業生の多くは、この町を守ったりしています。
ちなみに第1話でちょっと登場してましたが、私も忘れてました。

「報告です、先ほど大通りにて魔王ユネスを発見しました 」
先ほどの変質者が、生徒に伝える。

「ありがとう、すぐに出撃の準備をするよ。」
「まさか、魔王が町に紛れ込んでたとはな…」
「やっと出動ですか?待ちくたびれてるですよ」


この三人は、一体誰なのか!魔王様は、どうなってしまうのか!

パテマ「すみませーん!!なめらかプリン生クリーム仕(省略って、まだありますかー!?」
店員「さーせん、品切っす」
パテマ「もぉー!!30軒もまわってるのに何でないのー!!」

パテマは、プリンを買えるのか!!

ママー、次回ってなにー?

16/06/19 23:34更新 / 青猫
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