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第34話 ジ・アース!たけお達の実家へ里帰り パート3 前編
パート2の続き



走行中にて


ラブリっち「ふらわっち大丈夫?顔色悪そうだけど」

ふらわっち「大丈夫。酔っているわけじゃないんだけどさっきの車の煙で気分が悪くなっちゃって」

たけお「ふらわっちにとって車の排気ガスは毒だったか」

けいすけ「ラブリっちこれを!」

ラブリっちに飲み物のようなものを渡す

ラブリっち「これって?」

けいすけ「栄養剤だ。この栄養剤ならみんな飲めるからふらわっちにこれを飲ませてやってくれ」

ラブリっち「わかった。ふらわっちこれを飲んで」

ふらわっち「う…うん」

栄養剤を飲む

ふらわっち「大分良くなったかも」

けいすけ「良かった。あまり煙を吸わないようにしたほうがいいな」

ふらわっち「うん。気を付けてみる」

たけお「良かった気分がよくなったみたいで」

ふらわっち「けいすけありがとう」

けいすけ「いいってことよ」

たけお「さぁもう少しで到着だ」

高速を降りて数分後たけおの実家へと到着する

たけお「よし着いたぞ」

ふらわっち「なんだか懐かしく感じるね」

ラブリっち「そうね。懐かしい」

まめっち「ですね」

キラリっち「まめっち、ラブリっち、ふらわっちってたけおの実家へ来たことがあったの?」

まめっち「はい。以前お邪魔したことがあったんです」

キラリっち「それを早く行ってほしかったよ」

まめっち「すみません隠すつもりはなかったんですが」

たけお「話をするのはいいがさっさと荷物を下ろしてくれ!」

みんな「はーい」

荷物をおろし玄関へと向かう

母親「たけおお帰りなさい」

たけお「ただいま部屋の方はどう?」

母親「さくらに頼んである程度片付けておいたわ。だけどまだ完ぺきとはいえない」

たけお「わかったよ母さん。あとは俺達がきれいに片づけるよ」

母親「それからあなた達がたけおのお友達ね」

みんな「お世話になります」

母親「今日はゆっくりしていってね」

たけお「さぁ部屋は2階の奥だ。ついてきて」

みんな「はーい」

靴を脱ぎ階段を上って2階へと上がる

ゆめみっち「和風ぽい感じがするね」

キラリっち「それだからか結構狭いんだね」

くろまめっち「俺の家とは大違いだぜ」

たけお「悪いな。もっと広いかと思っていただろうが実家は少し狭いんだ。許してくれ…さぁここだ」

ラブリっち「ねぇ隣の部屋ってもしかしてさくらの部屋」

たけお「あぁそうだよ。ちょっと覗いてみるか」

たけおは部屋をのぞく

たけお「相変わらず散らかってるな…」

ふらわっち「変わってないんだねさくらは」

たけお「全くGが出ても知らないぞ」

ラブリっち「え…Gってあの…黒光りするあの虫?」

たけおはうなづく

ラブリっち「あれだけは絶対出てほしくない」

ふらわっち「だよね…あの虫って腕とかを噛んだりもするから…だけど私はまだミミズよりかはマシかも…」

たけお「ミミズは?」

ふらわっち「ミミズだけは絶対いや!」

ラブリっち「ミミズ嫌いは相変わらずだね…」

たけお「さぁここが俺の部屋だ」

部屋に入る

たけお「大体片付いてはいるみたいだが…完璧とはいえないな」

けいすけ「とりあえず俺達で片付けるか」

くろまめっち「だな」

ラブリっち「みんなで片付ければ早いもんね」

ふらわっち「うん!」

まめっち「はい」

ゆめみっち「じゃあ急いで片付けよう」

キラリっち「うん。たけお片付ける場所とかあったら教えてね」

たけお「わかった」

それぞれ片づけを始めていく

作業を続けていくと

ふらわっち「あれ?これって…たけお!何この雑誌」

たけお「雑誌?…!!」

ラブリっち「どうしたの?これって…グラビア雑誌!?」

くろまめっち「たけおにも意外な趣味があったんだな」

たけお「あ……いや…これはだな…」

ふらわっち「全くたけおってば……まさか学生寮の部屋にも置いているわけないよね?」

たけお「当たり前だ!ここにあるのだけだぞ」

けいすけ「最近はスポーツ雑誌とかそこら辺しか買ってないからな。というかグラビア雑誌なんかあったら俺がすぐ気づくけどな」

ふらわっち「そう良かった。じゃあこの雑誌はもういらないね?」

たけお「え…いや…」

ふらわっち「いらないよね!」

強調する

たけお「は…はい」

ふらわっちは持っていたグラビア雑誌をゴミ袋へと捨てた

くろまめっち「(俺の秘密コレクションがふらわっちにばれたら…俺のコレクションも同じように…)」

ふらわっち「くろまめっちどうしたの?」

くろまめっち「いやなんでもない」

ふらわっち「…変なの」

まめっち「くろまめっち!すみませんがこのソファーを一緒に持ってくれませんか?」

くろまめっち「あぁわかった」

たけお「いろいろ懐かしいものが出てくるな」

けいすけ「そういえば実家ではいつまで過ごしてたんだ?」

たけお「5年くらい前までだな。丁度大学へ入学した時にあのマンションへ一人暮らしを始めたんだ」

けいすけ「じゃあ随分経つな」

たけお「あぁ思い出深いさ」

キラリっち「あれ?これってたけおが小さい時の写真?」

するとキラリっちがたけおが小さいころの写真を見つける

ゆめみっち「え!?見せて見せて」

みんなが写真を見に集まってくる

ふらわっち「小さい時のたけおとっても可愛い」

ラブリっち「何歳くらいの時なんだろう?」

まめっち「まだ小学生に入っていない年頃でしょうか?」

くろまめっち「今とは全然違うな」

たけお「余計なお世話だ」

けいすけ「5歳ぐらいか?年齢的に」

たけお「そうだな。保育園の時の写真だなこれ…懐かしいな」

ふらわっち「今ではもう眼鏡をかけちゃってまるで別人になっちゃってるけどね」

たけお「ふらわっち余計なお世話だ」

みんな「アハハ」

けいすけ「それよりも早く片付けようぜ!早くしないと日が暮れるぞ」

みんな「はーい」

たけおたちは部屋の片づけを再開する


中編に続く
21/09/25 15:27更新 / エムビー
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