3
教室の窓から、何かがこちらを向いてる…………じっと………
京也「おい…なんか、ヤバくねーか…?」
流石にこの状況がわかってきた京也。全員、窓の方にいる何かから逃げるように教室の反対側へ移動する
遥「怖い…私達も、先生みたいになるの…?」
怯えた顔で、僕に話しかけてくる桜井さん。正直「そんなことにはならない」って断言したいけど…………
優「…わからない……………」
それしか言えなかった。桜井さんの言う通り…そうなる可能性もあるからだ。というより……そうなる可能性の方が高い………
バリィィィィン!!!!
四角形だけで構成された、黒い影みたいな何かがいる。その何かの胴体には「麒麟」と書かれていて、鼻が長い……青色の光…目が、こちらを向いている
京也「お、おい!!なんか出てきたぞ、なんだよアイツは!!?」
「し、知らないよ!!」
「でも、アイツが先生やさっきの生徒を…!!」
その四角い物体……麒麟が、僕等全員を見ている端から端まで………端まで見ると、手前にいる生徒の方へと走り出す。走ってきたとわかると、僕らはその麒麟から逃げる…一番後ろを走っていた生徒が、麒麟に捕まってしまう
「うわぁぁぁ!!やめて、やめてぇぇ!!」
全員その捕まった生徒を振り返って助けることもなく、教室から出た。僕も教室から出て、左の方へと逃げた。
「なんか、さっきから騒がしいわね〜…そういう授業かしら?でも、そんなこと職員会議で聞いてないし〜…」
高等部の保健室にて、少し呑気に話しているこの女性は「倉本 七瀬」。22歳で保健を担当している教師、保健室には保健の用以外で来る生徒も少なくはない
七瀬「あ、もしかして文化祭の準備?きっとそうかも〜」
扉が勢いよく開く。そこには、息を切らしてる男子生徒がいた。
七瀬「あら、池田君。文化祭の準備は順調〜?」
池田「な、何言ってるんですか!!倉本先生も早く逃げてください!!」
七瀬「あら、私も参加メンバーなのね?」
やはり文化祭の準備と勘違いしてる七瀬。池田が七瀬の前まで歩いて
池田「く、倉本先生…文化祭の準備なんかじゃないです!先生が…変な、黒いものに殺されて…!!」
七瀬「あら、池田君の後ろにいる人は…お友だち?」
池田「え…?」
池田が後ろを向く。そこには………
麒麟がいた。
麒麟は池田を後ろから掴み
池田「あ…あぁぁぁぁ!!先生、助けて…助けてぇ……!!」
流石に七瀬も、この状況が普通じゃないと気づき始める。そして麒麟に捕まった池田は……七瀬の目の前でバラバラになって崩れた
七瀬「…あ………ぁ…」
目の前の麒麟を見ながら、後退りする……麒麟は、七瀬をじっと見ている
優「どうなってるんだ…!」
生徒が悲鳴をあげながら逃げている。自分は階段を上がり、下の階にいる生徒達を見ている……この状況を完全に受け入られてないようだ。
「相川」
優「…あ、宮田さん!」
今話しかけてきた女子生徒は「宮田 加奈子」。金髪で不良生徒らしいが、金髪は元々でハーフらしい。
加奈子「それより、何かあったの?全員何かから逃げてるっぽいけど…屋上で寝てたから、さっぱりわからなくてね」
優「えっと、実は………」
生徒「わぁぁぁ!来るな、来るなぁぁぁぁ!!」
一人の生徒が階段を上って逃げてるが、途中つまづいて転けてしまう。後ろから………全体的に丸だけでできた体で、黄色い目、歯…ニッコリ笑っていて、腹には「猿」と書かれた黒い何かが、生徒を捕らえる
生徒「あ…ああぁ……,!」
猿が右手で生徒に触れた瞬間、目に見えるほどの電流が生徒に流れる
生徒「あああああ"あ"あ" あ" あ" あ" あ" !!!!!!」
生徒は叫び声をあげている。そして手を離すと…生徒は黒こげになっていた
優「………」
加奈子「………」
猿が僕らを見てる、ニッコリと笑った目で………
優「…!!」
僕らは左右に分かれて逃げる。だけど、宮田さんが……
加奈子「あ…!!」
途中で転けてしまう。
優「宮田さん!!」
振り向いた時には、もう猿が階段を上りきっていた
つづく
京也「おい…なんか、ヤバくねーか…?」
流石にこの状況がわかってきた京也。全員、窓の方にいる何かから逃げるように教室の反対側へ移動する
遥「怖い…私達も、先生みたいになるの…?」
怯えた顔で、僕に話しかけてくる桜井さん。正直「そんなことにはならない」って断言したいけど…………
優「…わからない……………」
それしか言えなかった。桜井さんの言う通り…そうなる可能性もあるからだ。というより……そうなる可能性の方が高い………
バリィィィィン!!!!
四角形だけで構成された、黒い影みたいな何かがいる。その何かの胴体には「麒麟」と書かれていて、鼻が長い……青色の光…目が、こちらを向いている
京也「お、おい!!なんか出てきたぞ、なんだよアイツは!!?」
「し、知らないよ!!」
「でも、アイツが先生やさっきの生徒を…!!」
その四角い物体……麒麟が、僕等全員を見ている端から端まで………端まで見ると、手前にいる生徒の方へと走り出す。走ってきたとわかると、僕らはその麒麟から逃げる…一番後ろを走っていた生徒が、麒麟に捕まってしまう
「うわぁぁぁ!!やめて、やめてぇぇ!!」
全員その捕まった生徒を振り返って助けることもなく、教室から出た。僕も教室から出て、左の方へと逃げた。
「なんか、さっきから騒がしいわね〜…そういう授業かしら?でも、そんなこと職員会議で聞いてないし〜…」
高等部の保健室にて、少し呑気に話しているこの女性は「倉本 七瀬」。22歳で保健を担当している教師、保健室には保健の用以外で来る生徒も少なくはない
七瀬「あ、もしかして文化祭の準備?きっとそうかも〜」
扉が勢いよく開く。そこには、息を切らしてる男子生徒がいた。
七瀬「あら、池田君。文化祭の準備は順調〜?」
池田「な、何言ってるんですか!!倉本先生も早く逃げてください!!」
七瀬「あら、私も参加メンバーなのね?」
やはり文化祭の準備と勘違いしてる七瀬。池田が七瀬の前まで歩いて
池田「く、倉本先生…文化祭の準備なんかじゃないです!先生が…変な、黒いものに殺されて…!!」
七瀬「あら、池田君の後ろにいる人は…お友だち?」
池田「え…?」
池田が後ろを向く。そこには………
麒麟がいた。
麒麟は池田を後ろから掴み
池田「あ…あぁぁぁぁ!!先生、助けて…助けてぇ……!!」
流石に七瀬も、この状況が普通じゃないと気づき始める。そして麒麟に捕まった池田は……七瀬の目の前でバラバラになって崩れた
七瀬「…あ………ぁ…」
目の前の麒麟を見ながら、後退りする……麒麟は、七瀬をじっと見ている
優「どうなってるんだ…!」
生徒が悲鳴をあげながら逃げている。自分は階段を上がり、下の階にいる生徒達を見ている……この状況を完全に受け入られてないようだ。
「相川」
優「…あ、宮田さん!」
今話しかけてきた女子生徒は「宮田 加奈子」。金髪で不良生徒らしいが、金髪は元々でハーフらしい。
加奈子「それより、何かあったの?全員何かから逃げてるっぽいけど…屋上で寝てたから、さっぱりわからなくてね」
優「えっと、実は………」
生徒「わぁぁぁ!来るな、来るなぁぁぁぁ!!」
一人の生徒が階段を上って逃げてるが、途中つまづいて転けてしまう。後ろから………全体的に丸だけでできた体で、黄色い目、歯…ニッコリ笑っていて、腹には「猿」と書かれた黒い何かが、生徒を捕らえる
生徒「あ…ああぁ……,!」
猿が右手で生徒に触れた瞬間、目に見えるほどの電流が生徒に流れる
生徒「あああああ"あ"あ" あ" あ" あ" あ" !!!!!!」
生徒は叫び声をあげている。そして手を離すと…生徒は黒こげになっていた
優「………」
加奈子「………」
猿が僕らを見てる、ニッコリと笑った目で………
優「…!!」
僕らは左右に分かれて逃げる。だけど、宮田さんが……
加奈子「あ…!!」
途中で転けてしまう。
優「宮田さん!!」
振り向いた時には、もう猿が階段を上りきっていた
つづく
14/12/14 14:39更新 / 青猫