連載小説
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エピソード2 カロルの戦闘体験
※以下、ファースト・オーダーのTIE−ファイターパイロットは「Fパイロット」
レジスタンスのパイロットは「隊員」となります


ストーム・トルーパーA「TIE−ファイターの位置情報に異常があります」
カイロ・レン「む?」
ストーム・トルーパーB「全機体が基地内にあるはずなのですが・・・」
カイロ・レン「基地内にいない機体がいるのか?」
ストーム・トルーパーB「はい、惑星ジャクーに反応があります。」
ストーム・トルーパーA「製造番号13954・・・旧型のTIE−ファイターです」
カイロ・レン「ふむ・・・飛行はしているか?」
ストーム・トルーパーB「飛行している模様です」
カイロ・レン「不具合かもしれないが・・・まあよい、少数のパイロットで編隊を組んで調査に向かう指示を」
ストーム・トルーパーA「はい、直ちに」


カロル「この2枚の羽、ソーラーパネルなんだろ?だったらなんで・・・」
エズラ「ソーラーパネルだからああやってゆっくり落ちてきたのさ。ただの羽だったら、燃料が切れたら垂直落下するぜ。」
ラミィ「へえ・・・非常用のエネルギーにもなるんだね」
カロル「さあて・・・飛ばしてみるか」
エズラ「トランシーバーはONにしておけよ」

カロルは入手したTIE−ファイターに乗り込むと、エンジンを始動させた。

ガクンッ

カロル「うおぉっ!?」

ヒュオオオオオオ・・・

TIE−ファイターは、その特有のエンジンの音を上げて浮遊した。

カロル「すっげー!」
エズラ「操縦方法はコックピットのパネルに全て書いてあるぞ!」
カロル「ああ!」

カロルの乗ったTIE−ファイターは、ジャクーの大空を駆け回った。

エズラ「いいぞ、カロル!上出来だ」
カロル「フォーッホゥ!」

すっかりハイテンションのカロル。
そこへ・・・


FパイロットA「レーダーで捕らえました!製造番号13954のTIE−ファイターです!」
FパイロットB「通信をしてみてくれ」

ラミィ「あ、あれは・・・」
エズラ「なぜだ・・・なぜファースト・オーダーが・・・」

カロルのTIE−ファイターのGPSが作動していた模様。ファースト・オーダーに位置情報が送信されてしまっていた。

FパイロットA「つながりません!」
FパイロットC「故障か・・・?」

エズラ「カロル!ブラスターの撃ち方は分かるか?」
カロル「飛ばす前に理解してるよ!」
エズラ「ファースト・オーダーの戦闘機どもだ!撃ち落とせ!照準もうまく使うんだぞ!」
カロル「了解!」

カロルは方向を変え、ファースト・オーダーのTIE−ファイター4機の方へ向かっていった。

カロル「いた!4機!親父、この4機以外にいたか?」
エズラ「この4機だけだ!」

FパイロットD「こっちに来たぞ!」
FパイロットC「まいったな・・・通信ができないのでは・・・」

カロル「おりゃおりゃぁ!」


パシューッ、パシューッ!
ドーンッ!

FパイロットA「うわーっ!?」
FパイロットB「撃沈された!?反逆か・・・」
FパイロットC「盗難かもしれないぞ、少なくともこちらの味方では・・・」
FパイロットD「応戦!」

エズラ「カロル!あの機体は後ろ側にもブラスターが撃てるぞ、注意しろ!」
カロル「マジかよ・・・わかった!」

新旧TIE−ファイター同士の撃ち合いが始まった。既に3vs1となっている。

カロル「そこだっ!」

FパイロットB「うわぁぁぁぁ!!」

ここですでに2機のファースト・オーダー・TIE−ファイターが空中爆破された。

FパイロットD「ちゃんと照準で捕らえろ!」
FパイロットC「お前が言うな!ヘタクソ!」

カロル「いっけー!」

FパイロットC「ぐわぁぁぁ!」
FパイロットD「ヘタクソはどっちだよ・・・」

これで1vs1となった。

エズラ「いいぞカロル!やってしまえ!」
カロル「楽勝楽勝!」

FパイロットD「こうなったら自棄だ!」
カロル「っ・・・!!」

両機のブラスターが同時に放たれた。

FパイロットD「うわぁぁ!」
カロル「しまったっ!」

ファースト・オーダー・TIE−ファイターは全て爆破したが、カロルのTIE−ファイターが羽にダメージを負ってしまった。
そのまま制御不能になり、砂漠の砂の上へ落下した。

エズラ「カロル!」
ラミィ「カロルくん!」
16/03/19 01:34更新 / マグナム
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