連載小説
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エピソード1 TIE−ファイター入手
※戦闘機は原作と同じなので検索すると出てきます。

残党軍ファースト・オーダーは結成したばかり・・・主力戦闘機「TIE−ファイター」も改良されていたが、まだ旧型の機が残っている状態だった。

カイロ・レン「惑星カイルという星がある、どんな所か探索に行くのだ。我々の基地が置けそうかどうか確かめて来い。」
パイロットA「イエッサー!」
カイロ・レン「かたまって行くのだ。」
パイロットB「はい、直ちに」

多くの機が飛んで行った。旧型の機も1割ほど飛んでいる。

              〜惑星カイル〜

パイロットC「う〜む・・・」

攻撃はせず、ただただ飛び回る。

一方、レジスタンスは・・・

隊員A「惑星カイルに敵の軍隊と思われる戦闘機部隊を感知!TIE−ファイターです!」
アリア「Xウイングで出動!」
ジャック「みんな急げ!」

数多くのXウイングが出動していき、惑星カイルに向かった。

パイロットA「皆、レーダーを見ろ!Xウイングが飛来してくるぞ!」
パイロットC「攻撃してくるか!?」

隊員B「発見!」
ジャック「撃ち落とせ!きっと帝国の残党軍だ!」

パイロットB「攻撃してきます!」
パイロットD「応戦せよ!」

レジスタンスとファースト・オーダーのブラスター砲による激戦が開始された。
TIE−ファイターは数が少なく、あっという間に劣勢に追い込まれた。

パイロットF「撃墜された!」
パイロットD「撤退するぞ!」

アリア「撤退した・・・いい、追わなくて」
ジャック「やったか・・・」

惑星カイルは再び静寂に包まれた。


宇宙空間に撤退したファースト・オーダー軍の機体と惑星カイルに墜落した機体。
だが、一機だけ例外がいた。
先ほどの激戦でコックピットのハッチが破壊され、パイロットが投げ出されてしまった状態で宇宙空間へ飛んでいき、そのまま飛んでいる旧型の機体がいた。
パイロットがいなくとも、エンジンを稼動させ続け、ただただ直進していっている。撤退していった軍とはもちろんはぐれてしまっている。
その機体の燃料が尽きようとしたと同時に、惑星ジャクーにたどり着いた。

カロル「あれは、TIE−ファイター!?」
ラミィ「様子が変だよ」

そのTIE−ファイターはゆっくりとカロル達の方に向かってくる。燃料がなくなり、だんだん高度が落ちてきている。
カロルの父親エズラが双眼鏡でTIE−ファイターをじっくり観察する。

エズラ「コックピットのハッチがない・・・誰も乗っていない」
カロル「えぇ、ひとりでに飛んでるのか!?」
エズラ「落下してきている・・・こっちに来ている」

そしてそのTIE−ファイターはカロル達の前にゆっくりと降り立ち、動きを止めた。燃料も0になっていた。

カロル「何があったんだ、乗れないから分からないぞ」
エズラ「ほら、このはしごで乗ってみるんだ」

カロルは好奇心満々ではしごを使ってTIE−ファイターに乗り込んだ。無論動かない。

カロル「何だ、少し焼けた痕があるぞ」
ラミィ「ブラスター食らっちゃったのかな?」
カロル「そうみたいだな・・・コックピットに破片が残ってるぞ」
エズラ「ちょうどいい、それ飛ばしてみたかったんだ、直せば飛ぶと思うぞ」
カロル「よっし、直してみるか!」
ラミィ「な、直すのー!?」
カロル「いいじゃないか、ラミィにも操縦させてあげるよ」
ラミィ「それはうれしいな」

壊れたTIE−ファイターを修復する作業が始まった。

エズラ「ハッチ1枚くらい簡単なもんさ」
ラミィ「燃料調達いってきまーす」
カロル「はいよー。ところで通信装置付いてたらバレるんじゃないか?」
エズラ「付いてたら解除すればいいけど、実はTIE−ファイターの通信装置はパイロットのヘルメットに付いてるんだぜ」
カロル「そっかよかったー、さすが父さん」

エズラがハッチを組み立てている間、カロルは機体表面を磨く作業に取り掛かった。

ラミィ「ふーう、いってきましたー」
エズラ「おーう、お疲れラミィちゃん、もう少しだぞー」
カロル「なんで全然汚れてないんだ?」
エズラ「量産型迎撃機だからさ。出動して帰ってくるのは珍しいんだよ。それほど使い古されてないのさ。」
カロル「へぇ〜なるほどね」
エズラ「そら、できたぞ」

エズラは完成させたハッチをカロルに渡した。しっかりと元々ついていたものと同じものができている。

カロル「おおっ、軽い!これなら簡単につけられるぞ」
エズラ「しっかり開閉システムの部分にあわせるんだぞ」
カロル「えーっと・・・よし、できた」

しっかり元のTIEーファイターになった。

ラミィ「これファースト・オーダーに返さなくていいの?」
カロル「あんなならず者の集いにはかかわりたくない、俺らのものにしようぜ」
エズラ「ようやくまともに飛べる戦闘機が入手できたな。昔のXウイングも手元にあるんだけど損傷が酷くて修復途中なんだよね。」
カロル「そっちも楽しみだなぁ」

こうしてカロル達はTIE−ファイターを入手した。
16/03/13 20:06更新 / マグナム
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