第1話 『伊織』


陽気の良い朝、一家は慌しい朝を送っていた

「伊織!今日はお弁当要らない日だって言ったでしょ」
姉である伊織に怒鳴りつけるは、本編の主人公東葉月その人
今ではすっかり普通の女子中学生を満喫している
「だってだって〜葉月が昨日ハンバーグ食べたいって言うから〜
 朝早くから仕込んだのに〜」
現在では東家の長女として人間の生活を送っているのが、彼女リリスである。
どーやら葉月に惚れた弱みか、こき使われてる様だ
「お姉ちゃん〜私が食べてあげようか〜」
伊織をお姉ちゃんと呼ぶのはイヴ事、東初美
何故か?言葉を喋れる様になっている様だ
「だーんめっ
 これは葉月の為に作ったんだから〜」
「ボク先に学校行くね、ミコトが待ってるんだ
 じゃ初美、行って来ます」
「はい〜行ってらっしゃい葉月ちゃん」
「あ〜〜ん葉月待って〜お弁当食べてよ〜〜
 あーあ、行っちゃった…
 葉月も葉月よーおでこちゃんにだけ挨拶して!
 ムキー腹立つーーー」
「姐さん姐さん惚れた女の弱い所でんな〜」
日本語を話す太ったインコ…ケンちゃんも健在である
現在では葉月の前では喋らない様にしているが、一応はリリスとイヴのお目付け役として、日本に滞在中な様だ
「五月蝿いわねー竜田焼きにして喰うわよっ!」
「リリス姐さん…そりゃ洒落になりまへんって」
「あら〜美味しそうね〜お姉ちゃん、何時調理するの〜(ワクワク)」
「あら〜ケンちゃん
 おでこちゃんのお許しが出たわよ〜(ニヤリ)」
「…堪忍してーなーーー」
葉月が学校に行った後のささやかな姉妹の時間であった

はぐっ「ふんぐふんぐ」
「あーおでこちゃんその子食べても多分まずいわよ」
くはー「お姉ちゃん先に言ってよ〜」
「じゃなくて、生でかじりつくな生で」
「だって生が好きなんだもん〜お姉ちゃんも生好きよね〜」
「うぅ…(赤面)もーあんたも早く学校行きなさいっ!!」
「はーい」
「リリス姐さん…マジで喰われる所したんですが…包帯無いでっか」
ケンちゃんの胴体には初美の歯形が残ってる事は言うまでも無い
「悪夢や…ホンマ悪夢やこれは(ぶるぶる)」

「さーてと、皆学校行った事だし、ケンちゃんお仕事するわよー」
リリス事、伊織の仕事とは図書館世界に戻り、本の管理をする事である
本来ならばイヴと交互で行うはずだったが、イヴのサボリ癖の為リリスが一人で管理している…不憫である
伊織は一応初美と同じ学校に在籍しているが、殆ど登校せず
レポート提出で単位を取っている
まーこれは本業であるヤミの仕事がある為だが
これも葉月と一緒に暮らす為と割り切っているのあった。

はーふぐふぐ〜〜
「やめてーなちびはん〜あーそこ引っ張ったらもげるゆーねん」
相変わらずケンちゃんの仕事は悪戯っ子のコゲちびのお世話役だった。
「頑張ってね〜ケンちゃん〜その子騒いでると仕事になんないのよね〜」
「だからって毎回ワテ一人で面倒見るのは…あーそこはダメ触ったら〜
弱いねんそこわーーーあーーー」
騒がしいのはむしろケンちゃんだとの噂も
「最近なんだか本が騒がしいわね〜
 イヴの支配力が失われたせいか、最近どーも不穏な空気が…
 う〜ん…
 まっいっか〜リリスちゃんには関係無い話だしね〜
 あれこの本は確か…」
リリスが棚から落ちていた本を見つけるのだが…その本には
「なっ!!」
「どなしはったーリリス姐さんっ?」
「こ…これわ!
 間違い無いわ、ページが独りでに動いてる…
 このページの向った先は…」
「向った先は?どないしはったリリス姐さん?」
「確かこの本は…」
「アガルタの東に位置する宮殿、ヌーンの秘宝を探しあてた冒険者の物語の本だね」
突如現れたのは褐色の肌を持つ美少年、アーヤである
「…アーヤ、流石にその服装は無いと思うけど…」
「ホンマアホぼんやなあんたは」
きぐるみマニアのアーヤだが今回は何故はスルメのコスチューム…
「スルメースルメーきゃはははは」と喜ぶコゲちびだった

「で、何でそんなページが無くなってるのよ?」
「多分アレだね、その秘宝って言うのが」
「そーか、イヴの忘れ物!」
「って事は〜って事はどー言う事でっか姐さん」
「まー多分イヴのソーマを欲する者の仕業だとは思うんだけど…
 しかしこの御時世そんな事考えるバカも居ないと思うんだけど…
 まー犯行はリリスちゃんがあっちの世界に行ってる最中に行ってるだわね〜」
「とりあえず、問題なのはその犯人の逃走ルートだね
多分そー遠くへは行ってないと思うけど
この回りで変に動かされた本が無いか探してみれば?」とアーヤが助言する
「う〜ん…」

探す事一時間
「全然無いじゃない?ひょっとして遠くへ逃げた?」
「それは出来ないんじゃないかな〜キミら上級神でないと、この図書館に長い時間居れない訳だし」
「となると…
 ……あっそー言えば
 あたしらの本のってこの近く…」
皆で葉月の本に注目
「これかーーーー」総突っ込み
「そーか、確かにこの本なら強いソーマを持ってるし、リリスちゃんが出入りする為に何時も開きっぱなし…」
「そりゃ探しても見つかりまへんわな〜
 灯台下暗しとは正にこの事…ってちょっと待ちーな
 って事は?」
「間違い無く、葉月の本の中でイヴか葉月を狙うだろうね〜」
「って何冷静に言ってんのよあんたわーー
 ケンちゃん直戻るわよーー」
「合点承知〜」
「あっリリスー
 行っちゃった…キミは葉月の本の中では力が使え無いって言うのに…
 まーいいかっ
 葉月が居ればなんとかなるだろうしね」


キーンコンカーンコン
所変わって聖フェミニン女子学院中等部の校舎
「は・づ・き〜うふふ今日は〜何処にデートしようか〜」
「ミコト御免、今日急用あって直帰らないと」
「ふーん残念、あっ初美さんと約束?」
「いや、その逆」
「ん?」
彼女は葉月の親友であり葉月が本の世界を旅した時出会った藤姫の生まれ変わりである、藤姫ミコト。
「今朝…伊織に少しきつく言い過ぎてさ…
まーたま〜にボクが晩飯作ってあげようかな〜と思って」
「え〜葉月が作るの〜私も食べにいっちゃだめ?」
「う〜ん、今日はちょっとね」
「そうか〜残念」
「じゃミコト、また明日」
「…葉月…ううんなんでもない、気を付けてね」
「うんありがと、じゃ明日」
ミコトは少し葉月の未来に少し暗い影が見え隠れしていた事を直感していた
ミコトもまた、イヴの血を引く者であった…それは葉月同様

葉月は近所の商店街に来ていた
「おじさん今日のとっておきある?」
「あれ〜ハヅちゃん〜最近見なかったね〜どーしてたのさー」
葉月と親しく話しこむおじさんは、葉月が初美と二人で生活していた時に通っていた八百屋の店主だった
「御免、最近ちょっとね〜
お姉さんが帰って来たんだ、食事はその姉が作ってくれてて」
「そーかいそーかい〜そりゃいいお姉さんだ〜
ハヅちゃんのお姉さんなら、そりゃエライベッピンさんに違いない
そーいや、最近なんだか妙な客が来るな〜
アメリカ人にちゃ悠長な日本語話すし…」
「おじさんそれって…ひよっとして、こんな感じの」
「あーそうそう、そんな感じの子って知り合いかいっ?」
「あぁ…それ、うちの伊織だ…伊織のヤツあの髪型で八百屋通いは無いだろ…普通」
「あははははそういや、もー一人のお姉さん、初美ちゃんだっけ?
に似てたもんな〜何となく」
「うぅ…伊織と初美が似てる…何となくシッョクだ」

「おじさん、またちょくちょく顔出すよ、じゃニンジンありがとっ」
「おぅっハヅちゃんなら、いつでも歓迎だぜぃ」

「おっかあ、ありゃハヅちゃん男できたね」
「まさかーあの葉月ちゃんに限って〜」
「いや、これは男の感だが、間違いねー好きな男が出来た面だ」


商店街で買い物を済ませた葉月だったが
「久しぶりに買い物したら買いすぎちったな〜
あっそー言えば、新鮮な野菜たくさんあるから初美に…
ん?
殺気?」
ぎゃるるるるーーーー
葉月に襲い掛かる黒い影
「これはこれはお嬢さん」
「キサマー誰だ!!」
「申し遅れました、私はアルデンテと申します獣使いで御座います」
一見ピエロに様に見えるその男はどーみても人間ではなかった
ライオンの体に鳥の羽を持つ獣を従えたそれは、明らかにこの世の者ではなかった
「(別の本の世界の住人か?)キサマっボクに何の用だっ」
「貴方に用がある訳じゃありません
貴方が持つソーマのアイテムを頂きたい
それと…ソーマの娘の居場所をなっ!!」
「ソーマの娘っキサマ!初美を奪いに来たんだなっ!」
「ちっ」と舌打ちをするアルデンテ
「おかしいんですよねぇ
何故かこの世界に居る筈のソーマの娘の反応が無い
貴方?どこかに隠しましたか?」
葉月は思考した
アイツの言ってる事が分からない?ヤツが狙っているのはイヴではないのか?
それとも、初美が既にイヴではないからなのか?
何はともあれ、いくらボクでも生身じゃこんなの手に負えない
…ここは
逃げるが勝ちってねー
「あーーーこらーー逃げるなー小娘
いけ、ガオ丸!」
がるるるるーーー
逃げる葉月の直前に獣が立ちはだかる
「くっ流石に逃げ切れないか」
「ふふふふふ、さーて人間のお嬢さん
イヴのアイテムを渡してもらおうか
でなけりゃ、その綺麗な肌に消えない傷が」
一瞬辺りを照らし出す光がさす

「天が呼ぶ地が呼ぶ我を呼ぶ
正義の美少女女神ヤミとは私の事よっ!!」
一同唖然とする
そう、葉月達の目の前に立つそのお方こそ、我らが3代目ヤミ事リリスさまなのだっ!!
黒い巨大な帽子に、黒いマント、ふとったインコを従えるその姿は
何処からどー見ても大道芸人であるっ!!
「リリス…キミは………」
一瞬条件反射の様にあきれる葉月だったが
「って、リリス!生きてたのか!!」
そうなのだ、葉月にしてみればリリスとイヴは一度消滅し伊織と初美の姿を借り現世に生まれ変わった筈なのだから
「リリス…よかった、またキミに会えるなんて」
「と感動のご対面はこの場合少しムリの様ねぇ
あちらさんヤル気満々だし…こっちはこっちで魔力が使え無い」
「魔力が…使え無いって
ボクを助けに来てくれたんじゃないのかーー
あーーーこの役立たずーーー」
いゃ、その物言いはどーかと葉月に突っ込みを入れたい所だが
その通りのリリスに言い返す術も無く…
「っとりあえずー逃げるわよー葉月ーーー」
「いや、逃げるってーどーやってーーー」
「あの変な獣の動きを止めればいいんでしょ
ケンちゃん出番よっ!」
「まかしといてーなーーーって絶対ムリやんーーーーあんぎゃーーー」

ケンちゃんの犠牲により葉月達は建物の物陰に隠れる事に成功した
「とりあえず、よく分からないけどリリスちゃんこの世界だと〜魔力が使え無いみたいなの〜
っと言う事で、葉月貴方の力の封印を解くわ」
「封印?」
「そうっ封印、葉月は気づいてないでしょうけど、前の旅の時のあの力
実は葉月自身の力だったのよ
多分葉月はイヴに与えられた力だって勘違いしてただろうけど」
「あれが…ボクの力?」
「そそそそ
で、葉月も実はこの世界じゃ力は出せないのよ
多分おでこちゃんに原因はあるんだろうけど…
と言う訳で、一時的になら使えるのよ力が」
「一時的に?どーやって?」
「アイツに襲われたって事は、アレ持ってるんでしょう」
「アレって…これの事か?」
葉月は大切なお守りにしてる、折れたナイフとクシを出す
「ふーん、藤姫のクシも一緒なんだ〜なら好都合
出てきなさいっ我が分身!」
どろろろろろ〜〜ん
怪しい煙と共に現れしはリリスの分身が一人
どてら眼鏡ちびリリスだった
「なななーーなんだこいつはーー」
葉月が驚くのもムリは無い、体長10cm強のSD姿のリリスが現れたのだから
「ムカー行き成り現れた私にそんな口聞くとは…許しがたい小娘だな〜
まーいい、その手のモノを早くよこせ」
すこ〜しとろくさく、低く怪しい声でどてら眼鏡ちびリリスは言う
「リリス…信頼していいのか?」
「ふふふん〜どてら眼鏡ちびリリスは〜こう見えても〜様々な種族を生み出したスペシャリストなんだから〜」
「様々なって…まさか?あのさっきのアレもか??」
「あーあれね。300年ほど前に実験したキメラの失敗作ね
そー言えばトイレに流したの忘れてたわ」
「ってトイレにんなモン流すなーーーー」ナイス突っ込み葉月たんっ

がるるるーーー
「助けてーなリリス姐さん〜葉月はん〜〜」
「ケンちゃん」どてらリリス早くーー
「もーせっかちなんだから〜このデザインが決まらな…」
「デザインなんてどーでもいいだろーー早くよこせ!」
葉月は強引にどてら眼鏡ちびリリスから、ソーマのナイフを奪い取った
その瞬間

「あれわ…美しい…あれがソーマの娘か」
ナイフは葉月の念を受け刀に姿を変え、葉月自身は漲るソーマを身にまとう
左足には包帯を巻き、そう図書館世界を縦横無尽に駆け抜けた伝説のセーラー服の少女
葉月の復活である

あたり一面は既に薄く暗くなっていたが、月の明りを背に輝く光を放つ葉月の
その神々しさと言えば、正に月影の少女の如くであった。

「さっきは散々やってくれたな〜
晩御飯の買出しもう一回いかなきゃならないじゃないか
覚悟は出来てるんだろうな?」
がるるるーーー威嚇する葉月を後目に葉月に襲い掛かるキメラ
シャキンシャキンシャキン!!!
葉月の太刀が宙を斬る
ぎゃーーーー
消滅するキメラ…
「さて、次はキサマの番だな、カルボナーラ」
「あ…いや、カルボナーラでは無く、アルデンテなんですが…うぅ(怖い)
はははは今日の所はこれで勘弁してやる〜次回は今回の様には」
「ばーか、次回は無いのよん
お馬鹿さんね〜私が誰だか忘れたの?
そう美少女女神ヤ」
「それはどーでもいいから、さー観念するんだなっ
何故初美を狙ったっ答えろっ!」
「初…初美って誰でスカー私が狙ったのはあんさん自身とその持ってる」
「おしゃべりはお・し・ま・い〜〜
じゃバイバイ〜〜〜」
リリスは巨大な本をアルデンテに向けその体を吸い込んでしまう
「はい、回収完了」
「リリス?この世界じゃ力使え無いんじゃ?」
「あー大丈夫、この本はあくまでも封印用の本だから〜それにこの本には」
「リリス、もうそうろそろ時間です」
本が喋り出す
「…この声どこかで?」
「あーこの本の守護者はあのレイラの乗ってた移民船のコンピューターのララなの」
「そーだったのか…そうか、じゃボクの行動も少しは役にたったんだ」
葉月は本の旅の途中、宇宙移民船のコンピューターがウイルスに犯されるのを救った過去があったのだ。ララとはその時コンピューター本体から葉月が救い出した端末であった。
今ではイヴの忘れ物である、この巨大な本の一部と融合し生き長らえている。
「葉月、もう時間だから行かなきゃ」
「もうって…また、会えるよね」
「ふふふ、リリスちゃんは〜いつでも葉月を見守ってるわ〜
それに〜実はこの体って〜貴方のお姉ちゃんの物を借りてるの〜」
「え?じゃ伊織はやっぱりリリスだったの?」
「厳密には生まれ変わりの肉体って事だけど、まー似た様なもんかな〜
でも、伊織はリリスちゃんの記憶を持たないの…だからこの事は内緒ね」
「内緒って…リリスキミは…」
「じゃ葉月〜またね〜
あっケンちゃんもあたしが消えたら元の普通のインコに戻るからよろしくね〜」
「リ…リリスーーーー」

むにゃむにゃむにゃ
「気が付いたかい」
「あ〜ん葉月〜〜むちゅーー」
ちゅーしようとする伊織の顔を引き離す葉月
「ってあたしは何故にこんな所に??」
「う〜ん何かね〜ここで寝てたみたいだよ」
「葉月…側にいてくれたの?」
「…まー一応大切なお姉ちゃんだしね」
「あーーーん葉月好き〜〜〜」
「そうだ…御免今日の朝は…少しいらついてて
その代わり夕ご飯はボクが…と言っても
はははさっきせっかく買ったの落としてダメにしちった
こんな時間なら、もうお店も開いてないし
ボクもバカだな〜って」
「ううん、その気持ちだけも嬉しい
やっぱり大好き葉月ーーー」
ばたん「いたたたた
ってちょっといきなり手離さないでよねーーー
って聞いてるの葉月!」
「初美…」
「遅いから迎えに来たよ」
「ミルカも一緒なの〜〜今日は〜初美がホットケーキ焼いてくれるって言うなの〜
ミルカ凄く楽しみなの〜〜」
「ホットケーキ」葉月と伊織は顔を見合わせる
「ははははは〜〜今日は伊織ちゃんが腕によりをかけて美味しい料理作っちゃおうかな〜」
「あ〜伊織イイね〜〜ボクも手伝うよ〜〜早速帰って準備だねーー」
ダッシュで逃げる葉月と伊織
「う〜ん…楽しみだねミルカちゃん」
「ミルカは初美のホットケーキが食べたいなの〜〜」
その数日後、ミルカに殺人ホットケーキを食べさせまいと伊織と葉月がミルカの代わりに1週間腹を壊して寝込んだ事は言うまでも無い


図書館に帰って来たリリス
今回の事件何だかこれで終わる気がしないわね〜
もー少し調べてみる価値ありそうね
……
その時の姿はセーラー服であった
そう、伊織にリリスの記憶が無いと言うのは真っ赤な嘘であった
それは葉月に心配をかけまいと…




----------------次回予告
葉月の前に現れたのは、倉木家の元当主「羽山」であった
羽山は知美を葉月のお世話役として預けると言うのだが…
その本当の目的は、東家に突如あらわれた伊織の監視にあった
彼は伊織こそ、倉木の正統な血筋を引く葉月に近づく不穏な影だと推測し…
当然知美を追って、葉月の兄「衣緒」も東家に戻る事となったのだが…
しかし、その裏には「穢れ」の思念体が蠢く…

次回ヤミと帽子と月影の少女〜第2話〜「知美」に乞うご期待

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By よっくん・K