ページ#0『東葉月の日記』
東葉月のHP「天使のホットケーキ」より
□■2月27日■□ |
初美に勧められてHPを作ることになったのは良いんだけど、 ボクはあまりこう言うの得意な方じゃない 家に居て詩を書いたりするのはやってるけど、それを人に見せようと思った事は無い。 日記… ボクは毎日日記は付けている、でもそれは初美との思い出を忘れないための物であり、人に見せれる代物ではない。多分未来の自分の為に書いてるんだと思う。 初美と言うのはボクの血の繋がらない姉であり、ボクにとってかけがえの無い人。 幼い頃ボクは体が弱かった。すぐに熱を出し病気にも頻繁にかかってた。 そんなボクを何時も看病して勇気付けてくれたのが他でもない、初美…お姉ちゃんだった。 う〜ん、やっぱりボクは初美の事ばかりになってしまうな〜 そんな大好くなお姉ちゃんの事ばかり書いてしまうボクだけど、そんなボクの自己満足とも言える日記に付き合ってくれる人が居たら嬉しいなと思う。 こないだ初美の部屋に忍び込んだら、変なモノが…う、うさぎの耳!! バニーガールがつける…と言うよりは、デジキャラットのラビアン(だっけ?)がつけてるみたなのが有った…初美、影で何してるんだよーーまさかまさかーーー |
□■2月29日■□ |
明日は高等部の卒業式の様だ うるう年、4年に一度のこの日をボクは初美と何度過ごしただろうか… 少し感傷的になる… ボクは暗い部屋で過ごす事が多い。 月明かりが好きなのかもしれない… 昔、月光浴と言って月の光りを浴びるのが好きだった 暗い部屋に一人で居るとその孤独感がボクを支配する…何故だろう、ボクはその孤独感が何処か好きだったのかもしれない…人はヤミを死と恐怖の象徴とするが、ボクにとってヤミは優しく包み込んでくれる母の様な…父の様な存在だった ヤミの中に潜むその得体の知れない存在がボクにとって唯一の友達だったのかもしれない… まだボクが物心付く前、母さんはボクがよくヤミの中の何かと話をして居たという。 オバケ?多分違う…薄っすらと残る記憶を辿ると、それは小さくて布切れの様なそれでいて少女のような…その何か?とボクは対話していたのだろう… 一つだけ覚えてる事がある、それは夢だったのかもしれない…その小さな小人?は何時も最後は大きな帽子と黒いマントをした女性?と共に去って行く…金の綺麗な色をしたその髪はボクの瞳に焼きついている 多分あれは初美なんだと今では思う… 未来の?それとも過去の?そんな事を思う。 一度だけ誰かにそれを紙に描いて見せた事があった、でもそれを悪魔だよ怖いよ…と その頃からか、ボクは人と会話したりするのが好きじゃなくなった気がする。 ボクは人と違う…そんな風に感じていたのかもしれない でもボクは子供の頃に出会った彼女達を悪魔だとは思わない もしもアレが悪魔ならば、ボクはきっとヤミの中に融ける者になりたいのかもしれない… そう言えば、初美だけだったな〜ボクのその話を信じてくれたのは… |
□■3月1日■□ |
まー高等部の卒業式はボクには関係無いので う〜ん初美も3年後には高等部卒業なんだよね。 その時ボクは何を思うんだろう…卒業…結婚…出産 初美は誰と結婚するんだろうか…いやっそんな事ボクがさせないっ たまに思う時がある…初美が男だったらどれほどよかったか…と。 ボクは男になりたいとは思わない。 ボクにとって男と言う生き物は不完全で未熟な存在にしか映らない。 女に比べて男はあまりにも成長が(精神的な)遅く、その成熟期は30前後とまで言われている。 それに比べボクら女の成熟期は18歳前後と言われる。 男はボクらの経験してきた事を全く知らないで育つ 何の苦労もしないで我がまま放題のガキな男に誰がなりたいものか。 そもそも男は女の体を何だと思ってるんだ。 まるで物の様な観方をして… 初美は発育が良いので、男からみたらかっこうの的 正直初美の男に対する考え方が間違ってると思う。 そもそもこの世に男なんて存在しなければ良いんだ そうしたら初美はボクの… うぅ…ボクの考えって実は男とあんまり変わらないのかも…と自己嫌悪 以前これと似た内容のメールを出した事がある。 彼が言うには、正にその通りだ〜とか… でもだからこそ男は女を守りたいのだと… 多分ボクは男をほとんど知らないのだと思う。先入観からしか見てない。 中にはボクの思うような男ばかりではないのは分かる。 少なくとも、彼はボクが思う男像とは大きくかけ離れている。 まー彼の場合は変と言うか、普通じゃ無いって感じだけど。男である以前に人間かどーか不明だし。 人は誰かに成る事はでき無い。 ボクがその人だったらと思った次の瞬間、ボクは他人には成れないのだと思考する。 ボクは初美にはなれない、初美もボクには成れない…ボクは誰かの気持ちで物を考える事ができ無い。 ボクは永遠にボクでしかないのだから… でも初美は違う。いつも相手の立場にたって物事を考える… 優しい?大人?違うな、初美は凄いんだ…きっと何かが他の誰とも違う何かを持っている…多分 ボクはそんな初美を尊敬しつつ、何処かでそれを否定している。 他の誰かなんてどーでもいいっ初美は初美の事だけを考えてればいいんだっ…と。 昨日初美の部屋に行ったらアイロンをかけ終えた制服を前にして物思いに耽っていた… ボクは初美に「高等部進級楽しみだね」と言ったら、普段の初美とは違う表情を浮かべた… その時は分からなかったけど、初美は高校に上がる事をあまり好ましく思って居ないようだ… でもそれを考えた時、ボクの中で何かが見えた…終焉? 初美の未来のビジョンが見えない… ボクは少しだけど、未来予知の様な能力を持ってるみたいなんだ…多分それは人間誰しも持ってる本能的直感なのかもしれないけど。 その時初美を見たビジョンが初美が消えてしまうビジョンだった… その瞬間ボクは初美の手を取り何処にも行かないで…と泣いてすがっていた 初美はそんなボクの頭を撫で大丈夫だよ…と言ってくれた 初美は言葉を話す事ができ無い、でもボクには初美の声が聞こえる… 初美はボクと違い健康優良児である。周りの意見は逆だろそれって良く言われた(何故だっ) そんな初美も一度だけ風邪で寝込んだ事があった。 ボクは何時も看病してくれる初美への恩返しとして懸命に看病した その時初美は唯一弱音を吐いたのをボクは忘れはしない 私が居なくなっても葉月ちゃんは私を見つけてくれる? ボクはどんな事があっても初美を見つけ出すよっ、例えそれが世界の果てだとしても…必ず見つけ出すんだって その時ボクは何故そんな事を言ったのか分からなかった いや一度だって初美が何処かに居なくなってしまうなんて思ったりしない 今のボクならこう言える、どんな事があってもボクは初美を離したりしないって |
□■3月4日■□ |
少し牡丹と薔薇の話を 初美が学校から帰ってくると、ボクを呼び出し茶の間のTVでビデオを見させる。 そう牡丹と薔薇である。 放送時間が昼の1時半なのでビデオ(HDDレコダーだが)で見る事になる 当然先に見てたら怒る怒る(汗) 1回凄く気になったんで、初美が帰って来る前に見てたら何故かその日だけは早く帰って来たらしく(普段は6時くらいまで帰ってこない…ボクは帰宅部なんで4時には帰ってる)途中見せたせいか、凄い見幕で怒る事怒る事 まーその日から初美と一緒に見るまでお預けとなった。 初美が一人で見れば良いんじゃ?と思うだろうが、初美はドラマは一人で見てもつまらんと言って、絶対にボクにも見せる…そー言えば、初美面白く無いドラマ結構見てるから、隣りで見せられてるボクには苦痛でならない…まー初美との時間は大切にしたいので、大体晩御飯作りながら付き合うんだけど。 でも、ボクは時代劇好きで見てるんだけど(今は剣客商売が好き)初美は、あんな嘘っぱち見てもつまらんっとか言って絶対見ない…前に信長のドラマ見てて行き成り初美が、信長はこんなヤツじゃないっアイツは濃姫(奥さん)に操られてるだけのアホ男なんだーとか言い出す始末…終いには暴れん坊将軍はある陰謀で将軍になったとか… 何か妙にリアルで説得力があるんだけど…ボクは出来ればカッコイイ英雄談を信じたいな〜と。 一休さんはとんちなんて全然出来なったんだよ〜と言われた時は子供の夢壊すなよ〜と思った ただ、伊達政宗は本当にカッコ良かったんだよ〜としみじみする姿は見たくなかった… ちなみに、ボクは渡辺謙さん大好きです(笑) 牡丹と薔薇ではボクは、まー普通にぼたんに感情移入してるかな〜 真実一路の時は娘に腹立ててました(笑) で、初美はおもいっきり香世派…何故!? お姉ちゃんなんだから、ぼたんだろ〜〜と思うんだけど… 初美曰く「妹マンセー」だそうな… う〜ん複雑 と言うか、あのドラマどーみても妹視点で見ても面白く無いと思うのはボクだけだろうか… 今日の話数見終わって初美が一言「葉月ちゃんは絶対に子供生んでよっ」とか… いや、どちらかと言うと初美の方が速攻妊娠しそうな気が(汗) どーも初美はボクに子供生ませたいらしい まー当人であるボクはそんな気無いんだけど と言うか、男と寝るなんてボクは考えられない うぅ〜想像しただけで背筋が寒くなる〜〜 ボクは結婚するならセックスレスでOKな人とかな う〜そうなると一人しか居ない様な… と言う訳で、よっくん責任とってよっ!!びしっ うん、よっくんなら初美に手出す心配も無いから良いぞ〜 あっ衣緒には手出しそう…ホモらしいから(笑) (衣緒ウチの長男、女の子みたいな外見してる、ちなみにボクより小さい、チビ) でも牡丹と薔薇見たあとの初美は凄く優しいのだー 膝枕で寝させてくれたり色々〜 だからボクは牡丹と薔薇が好きなんだ〜〜〜〜 真実一路の時はひどかった…かなりボク八つ当たりされたし(汗) しかし何故なんだろう?時代劇見た後、部屋でイミテーションの刀振り回してしまうのは… うぅボクもまだまだ子供なんだな〜と でも構えとか結構様になって来た感じ(笑) 居合抜きした後鞘に綺麗に収めるのは任せとけって感じ(笑) う〜ん何時か本当の刀持って殺陣してみたいよ〜〜〜 |
□■3月9日■□ |
初美の卒業が近い…まーその話は卒業式終わった後で話すよ ちなみにうちの学校の卒業式は3月12日少し遅い?らしい そー言えば、ボクは「新愛の嵐」からあの時間帯のドラマを見るようになったんだけど、それがおじ様と仲良くなるきっかけでもあった。 おじ様は10数年前の愛の嵐も見てたらしく(再放送かな〜??)その違いを色々教えて貰った ボクは個人的にエピソードの間の平和な話数が好きだったりするんだけど、やっぱり平和が良いよね〜 さてさて、柳生3代剣って時代劇がボクは好きだったんだけど、アレ見てる時の初美の突っ込みは凄かった(汗) 確かに本来であれば、但馬守宗矩(松本幸四郎)が主役な時点でおかしいのだけど、 まー普通ならその息子である柳生十兵衛か、新陰流開祖である父・石舟斎(せきしゅうさい)が主役だろ〜との感じだし…そのうえ、この物語、但馬守宗矩早くに死んじゃうしね(汗)まーこれは歴史に詳しい人間なら誰しも突っ込み所なんだけど 初美のその突っ込み所は但馬もそうだし、十兵衛にも色々 十兵衛はただのデブで(特に腹がすげー出てるとか)隠密所か単なる役立たずとまで言う始末… よく分からないのだけど、まるで見てきたかの様に言って来るんだよね〜 まー面白いんだけど(笑) 武蔵に関しては何故かやたらと褒める… 下の方も強かったのよ〜とか(初美…キミは)正に男も女も喰った両刀使いだったとか 話を牡丹と薔薇に戻すんだけど(何処まで戻すんだっ) やっぱり特別な姉妹と言うのに惹かれる ボクらだって特別な姉妹さ〜〜と 実際ボクは初美の本当の両親を知らないんだけど、どんな方々なんだろ〜と 衣緒の話だと初美は倉木の山奥で発見されたらしく、それで東家の養子にした感じらしい ウチの本家である倉木家って言うのは少し変わった家系でなんて言うか、他を寄せ付けない感が有る ボクも本家には数回しか行った事は無いんだけど、すごい広い敷地だったのは覚えてる 今ウチの長男である衣緒が奉公に行ってるんだけど、帰って来ても知美の話しかしない… 知美と言うのは、ウチと同じく倉木の分家の一族で春川家の娘さん 衣緒が惚れてる相手 すごい巨乳なんだな〜これが 初美もビックリ(笑) しかし、あそこのお嬢様の鈴菜ってヤツは相当性格悪いな〜前に初美に色々ちゃちゃ入れてたし ただ、初美はかる〜く流してたけど(流石初美だ〜) でも何故か由利子おばさんの側に居ると落ち着くんだよな〜何故なんだろう ウチの親は共働きでほとんど家に居ないんだけど、そのせいか母親に甘えた記憶が全然無い 父親に至っては初美の事がめんこらしく、ボクは結構ほったらかしにされた(と言うか、何かよそよそしい感じ) まー初美はウチの本当の子供じゃないから逆に良い傾向ではあるんだけど 由利子おばさんは理想の母親って感じなのかな〜初美と何処か似た雰囲気あるしね まさかっ初美って本当は本家の子供だとか??う〜ん考えたらきりが無い もしも初美が由利子おばさんの子供だったらステキだな〜と思う今日この頃 そー言えば、本家に行った時本家の連中は初美に対してかなり敬意を表してたんだよな〜 う〜ん勘ぐってしまう ってこんな超がつく内輪ネタ書いても楽しくないよね(汗) |
□■3月12日■□ |
3月12日初美が中等部を卒業した ボクらの学校は中高一環教育の為、卒業式と言っても形式だけのものだった 去年ボクは1年生として卒業生を送ったが、彼女達には笑みこそあれ、涙を流す物は一人として居なかった おそらくは長年続いた中等部の卒業式において涙を流した者は過去にいなかったのでは?と思う そうただ一人、初美をぬかしては… 初美はまだ咲かない桜の木の下で一人肩を震わせ泣いていた ボクはただそれを黙って見ているしかなかった… 初美はその中等部の制服をただひたすら握り締めていた… それは大人に近づく事への一歩なのかその時のボクには分からなかった… ただ、その初美の涙を見てボクも涙を流していた… |
□■3月13日■□ |
来週から一人で学校に通う事になる…とは言え1週間ちょいなんだが それでもやっぱり寂しいな〜と 初美の小学校の卒業式の時、ボクは大泣きした しばらく初美と学校に一緒に通えなくなるのは凄く寂しかった 6年の時からかもしれない、ボクが友達を作らなくなったのは 一人で居るなら、一人で居る方がいいと思うようになったのは 当然ボクは中学も初美の進んだ学校を選んだ 恐らくボクは一生初美の進んだ道を選ぶんだろうな〜と 初美が行く大学にボクも進むし(初美が1年浪人して、ボクと同じ学年になったらいいのに〜とは口が裂けても言えない)初美が選んだ仕事をボクも選ぶんだろうな〜と。 将来の夢 その事に関してボクらは語り合った事は無い 遊び半分でアイドルがいいよ〜とかそう言う会話はしてたけど ボクには夢が無い 初美も夢を語りはしない 夢の無いボクと夢を見ないお姉ちゃん… ボクら姉妹は何処に辿り着くんだろうか 夢と言う話に関してはよく、おじ様が話してくれる 彼はたくさんの夢を持っていて、挫折したりそれでも諦めずに前に進もうとしたり きっとボクには出来無い事だろうな〜と ボクは挫折した事は一度も無い それは何か?をやろうとした事が無いからかもしれない ボクがおじ様に惹かれたのは、ボクに無い物を持ってるからだと思った そして彼も自分に無い物をボクが持ってる…と 果たしてボクに何かなんてあるんだろうか… たまにボクは空っぽなんじゃないかと思う時がある でも誰かを見て、あんな風にはなりたくないとか…そんな風にも思う時もある 4月からボクは3年生になる 1年間初美と違う校舎で学ぶ事になる どんな1年になるんだろ… 正直な事を言えば、お願いだ初美、彼氏なんて作らないでね〜〜と 明日、初美が一緒にショッピング行こう〜と言ってくれた 初美から誘ってくれるのは珍しいから、嬉しかった〜 そうだ、初美の高校進級祝いに何か買ってあげなきゃ〜 明日は楽しみだな〜 |
□■3月16日■□ |
高校の合格発表の日です で、初美をむりやり連れて合格発表の会場に行ったら、番号何番って聞いても答えない って言うか、初美のヤツあんなに受けるよ〜とか言ってたのに、当日デートしてたらしいんだっ!! もーボクはデートしてた事を怒るべきか、試験すっぽかした事を怒るか… はーもー初美ったら本当に… まー実際初美はウチの高等部にそのまま進級だから問題無いんだけど これからの事を考えると頭痛くなる やっぱり初美はボクがついてなきゃいけないんだー と言う訳で、高校合格した皆さんおめでとうございます〜 ボクは来年だけど…多分受験しないかな〜 と言うか、初美と同じ高等部以外に行く気無いし(笑) |
□■3月20日■□ |
ボクは昔から妖精とか動物さんのお話とか好きんなんだけど、 そうだな〜絵本みたいな話が好きかな 葉っぱのフレディーは何回も読んだし 初美が好きで小さい頃いっぱいボクが読んであげたんだ〜 初美は喋れないから、本を読んであげるのはボクのお仕事 とか言って、読んでる最中にボクの方が先に寝ちゃうんだけど(笑) 懐かしいな〜あの頃に戻りたいな〜とか思う時もあるかな色々とさ さて、今日は初美とビデオ撮影をしたんだ 初美が中等部の制服をしまうと言うんで、最後の想い出にビデオ撮影をした 初美は凄く楽しそうで、ボクにとっても初美にとっても思い出に残るかな〜と だからってボクも何回も見るのはどーなんだろ(汗) 明日は初美の高等部の制服を買いに行くんだ〜 初美はスカート丈短くする〜とか言ってたケド…どーなんだろ ウチの学校規則うるさいから、何気に短くできないんだよね まーボクは短くする気も無いけど あっそう言えば、セーラー服だって話してなかったよね(笑) いまどきセーラー服は珍しいから、結構変なヤツがビデオ撮影に来てたりする そう言えば、ボクも何人かにヤキ入れたたな〜(笑) まー2・3発手刀入れただけだけど(う〜ん気絶した輩もいたな〜) 盗撮や覗き行為はよくないと思います… いや…良くないよね… |
□■3月21日■□ |
買ってきた制服(4着)を即行裁縫する初美 こう言う時の初美のスピードは常軌を逸している… そして完成 スカート短くするとか言ってたけど、あんまり変わらない… なんでも短いとバカに見られるからとか ついでに巨乳はそれだけでバカっぽく見られるからだとか ちなみに現在の初美のバスト93cmのHカップ…巨乳と言うか爆乳だな あーあの胸に埋もれて死にたい で、ボクあはそんな初美にビデオ撮影を申し出たけど却下 初美は部屋に鍵をかけて篭り始める ボクが聞き耳を立ててると、やたらとシャッターを押す音が… 初美お願いだ〜その写真焼き増ししてー (デジカメだからムリとか言われた…がーん) あぁ見れないと余計に気になる〜〜〜 初美のヤツ絶対にサイトに写真載せまくってるに違いないーー 何故だ〜ボクにURL教えてくれないんだ〜〜 |
□■3月23日■□ |
少し早いけど、どーしても書きたくなったので 牡丹と薔薇… 凄い展開だ 「香世を殺して私の死ぬわ」 凄くショッキングだった そしてぼたんと香世のキス… 隣りで見てる初美に思わず抱きしめたくなった そしてキスしたくなった ボクらも何時か、あの境地にまで辿り着けるのだろうか… もしも初美が誰かに奪われるなら、ボクも同じ行動を取るかもしれない 初美は誰にも渡したくない 初美はボクのモノじゃなきゃ嫌なんだ 今日1日は鬱状態になりそうだ… |
□■3月24日■□ |
初美は言葉を話す事が出来無い だからボクは初美の口となり自分なりに初美を守ってきたつもりでいる でも、本当に守られていたのはボクの方だって知ってる 今日は終了式でした 明日から春休み〜 満開の桜〜とっ数日前に雪が降ったときは驚いた 初美は少し嬉しそうだったけど 何でも桜が咲いた後に雪を被ると、桜は生命力が増すらしく満開時期が長引くらしいです 初美は何でも知ってるな〜と思う。 うん、スゴイ 死について考える 死は全ての終わり「無」である 死はゴールでは無く、終焉である ふと考える、ボクが死ねば世界は終わるのではないかと… だが、誰が死んでも世界は終わりはしない そう、永遠に続いていく ボクの居ない未来にボクはどんな希望を持つのか いや、ボクにとっての死は無を意味する ボクの死んだ世界など必要ない ただ、その傍らに初美さえ居てくれれば…と ボクは死が怖い 何よりも死ぬ事が怖いんだ 死は無であり、終わりである もしもボクが終われば初美はどーなってしまうんだ? 誰が初美を守るんだ! ボクは死なない、初美を置いて死んだりしない ボクは決めている、ボクが死ぬ時は初美と一緒だと… 初美はよく拾ってきた猫を育ててる でも今まで何匹とその死を見てきた ボクは最初はおお泣きした、でも慣れてくると涙は出てこなくなっていた 初美はそれは死を受け入れた結果であり、決していけない事ではないのだと教えてくれた 初美は猫が死んで涙を浮かべた事は一度も無い いや、初美がドラマとか見て泣いてる時以外の涙を見た事がほとんど無い 以前ボクが肺炎にかかった時、自分のせいだ御免ね葉月ちゃん…と泣いてくれた時があった 凄く嬉しかった…そして泣き虫だったボクはその時決心した ボクは泣かない、もう泣くもんかって 今度はボクが初美を守るんだって だからかな〜普段涙を見せない初美が見せた桜の下での涙が忘れられないのが… 初美は死も生も受け入れる事が出来る ボクは死を恐れ、生から逃げ出して生きている だからそこ初美の存在が大きいのかもしれない |
□■3月26日■□ |
何かを得る為には何かを失うのだろう ボクは初美と一緒に居れるのなら、他に何も求めたりはしない ボクにとって初美が全てであり、初美がボクの世界なんだ 目に映るものは初美だけでいい もしも初美と二人きりで生きていけるのならば、ボクは何を失ってもかまわない ずっと二人きりで居られるぼたんと香世が羨ましくて、ボクは初美を抱きしめたくなる衝動を抑えていた 初美っ二人で桜の木の下に行こう あそこはボク達の特別な場所だから 初美は高等部の新しい制服を着て、ボクはセーラー服を着て 二人だけの記念を作ろう 初美を誘って学校の一番大きい桜の木の下に二人で来た 桜は満開で、桜吹雪が舞い散る中 ボクは初美を抱きしめたと言う衝動を抑えられなくて 強く、強く抱きしめた 初めて抱きしめた初美の体は温かくて、触れ合ってる胸が痛いほど苦しかった この瞬間が永遠でいて欲しいと ボクは祈っていたのかもしれない |
□■3月28日■□ |
今日は初美と公園に遊びに行った 初美のヤツ行き成りナンパされて付いて行っちゃってボク一人に… 1人でつまらなくしてたら声をかけて来た人がいた 一瞬初美?と思えるくらい似てた いや初美が喋れたらこう言う声だろうな〜みたいな 外見も少し初美に似てる と言うか、匂いが似てる なんて言うか優しい感じが 初めて会った人とこんなに仲良く話せたのは初めてだった 彼女は何でも最近越してきたばかりで、今家が引越しの整理らしく抜け出して来たらしい なんでも前まで北海道に住んでたらしく、本州の生活ははじめてらしい 何か最初ボクの事年上のお姉さんだと思ってたらしく、最初は敬語だった ボクは基本的に年齢関係無くタメ口聞く傾向があるみたいなんだけど 年齢聞いたらボクと同じ、4月から中学3年だ〜と そしたらお互い気さくに話せる様になった こう言うのが友達が出来るって事なのかな〜と 彼女に転校先の学校聞いたらボクと同じ学校に通うらしく、同じクラスになれたらいいね〜と 少し4月からが楽しみになった。 家が近いから一緒に登校しようか〜と言う話に そしたら初美を紹介しないと〜と思ったんだけど… 少し微妙に感じたんでまー今回はいいかな〜と 今度遊ぶ約束をした 最初は彼女がボクの家に遊びに来る事に と言うか、明日だけど 少しドキドキ 初美は明日友達と約束あるらしく家にはボク一人 明後日は倉木の山の行く予定だから、明日がいいかな〜と言う事で。 あーそうそう、明日は日記(彼女との事書くかな〜)書くけど、明後日からは少しお休み 倉木の山に兄に合いに行くんで。 あーそうそう、彼女の名前はミコトって言うんだ なんか初めて友達が出来た感じで嬉しいかな〜 |
□■3月29日■□ |
今日はミコトがボクに部屋に遊びに来た 実は友達を部屋に入れるの初めて(と言うか、友達が初めて) スゴイ事にミコトも時代劇マニアなんだ〜 その話で凄く盛りあがって、スカパーの時代劇チャンネルいいよ〜と勧められた 入ろうかな〜スカパー(笑) でも趣味が合うのは良かったな〜 なんて言うか、初美以外でこんなに話せた歩人は初めて あっおじ様は、なんて言うかお父さんみたいって言うか、お兄ちゃんみたいな感じだから (あっ良い意味でね〜別格って事だよ〜・笑) お昼はミコトが作ってきたお弁当を食べた 凄く美味しい〜ボクがホットケーキが好きだって言ったら今度ご馳走するよ〜と 後、ミコトの前住んでた北海道の話を色々聞かせてもらった 北海道の事はおじ様から少し聞いてたけど、直接聞くと本当にスゴイな〜って 今度一緒に旅行するか〜って あっそしたらおじ様とOFF会するのもいいな〜 と、そこでスゴイ事実が 実はミコトおじ様の知り合いだった(爆笑) と言うか、正しくはミコトがおじ様の常連客だったとか ところでおじ様ってどんな仕事してるんだ?? 何でも時代劇好きの女子中学生だからって仲良くしてたらしい あの人変態だしな〜と で、何故分かったかと言うとHPでバレバレだったと(笑) 世界は狭いな…本当に まー実はミコトはボクの事聞いてたらしい と言うか、本気でボクの事相談してたって…ボクとおじ様とじゃ歳が倍以上違うでしょうに まーミコトとの会話のネタなのかな〜と と言うか、ミコトの事が好きだったのか!! 少し軽蔑(ウソウソ) でもある意味偶然と言うよりは、必然に近かったらしい ミコトもボクと仲良くしたかったとか言ってくれたし ボクもミコトと友達になれて良かったと思う 最近思う事は、誰かと繋がりを持つとその輪がだんだん広がっていく 最初は興味本位で始めたネットだけど、そこから少しずつボクの世界が広がって行く ボクにとって初美が世界の全てだったのが、少しずつだけど違う側面が見えてくる でもボクはそんな広い世界で初美に出会えた奇跡を信じたい 初美…ボクに友達出来た事話したら怒るかな 嫉妬して欲しい反面、喜んでくれたらな…と まだ話してない、明日お父さんの車の中で話そうかと思ってる… 明日は衣緒に合いに倉木の山へ行く どーもあそこの娘さん苦手なんだよね〜 そー言えば、今まで隠してた鈴菜の双子の姉と初めて会う どんな人だろう 由利子さんの娘だから期待しちゃうかも 久しぶりに由利子さんのお墓参りが出来る そうか…あれからもう |
□■4月5日■□ |
倉木の山から帰って来ました。 今回は色んな事があり過ぎてもーなんだかな〜って感じです。 由利子さんのお墓参りしてきました。(ボクの大好きだった叔母様です) 今回は新しい倉木の当主を紹介されると言う事で、少し緊張したんだけど と言うか、あの鈴菜(鈴菜ってのは、性格悪い本家のお嬢様)の婚約者って言うんだからビックリだけど。 なかなか好青年って感じだった。 今回はかなり遠縁から呼んだらしい。 本来はウチの兄が鈴菜と婚約する筈だったんだけど、訳ありで流れたらしい。 前に一度だけ鈴菜と取っ組み合いのケンカした時、彼女の本音を聞いた事が有る まーケンカの理由が、鈴菜があまりにもボクの兄をバカにするから、ボクがキレちゃって 鈴菜のその時聞いた本音が、本当は衣緒(ボクの兄)と結婚してもいいかな〜と思ってたらしい でも、衣緒は知美の事が好きで、その上頼りない… だから尚の事鈴菜は衣緒に当たってたらしい 少しでも強い男になって欲しいからと だからって、あんたが(ボクの事)男だったら良かったのに、は無いだろ。 ボクだってお前みたいなおてんばは嫌いだ むしろボクは初美の様な上品(かは不明だが)な子が好きなんだ うぅそうそう、初美今回はボクの事徹底的に無視…(涙) なんでだよーミコトの事正直に話したのに怒るなんて酷いよーー だからって、これ見逃しに羽山さんにべったりはどーよっ! 鈴菜も鈴菜だよっ、お前の婚約者なんだから少しは怒れよなーー とは言え、鈴菜は何故か?初美に弱いんだよね 何か前に聞いた話によると、初美見てると懐かしい何かを感じるって まーそれは今にして思えば、鈴菜の双子の姉の水菜の事だったんだけど。 そうそう、今回はその倉木の当主羽山さんともう一人、隔離されてた鈴菜の双子の姉水菜の正式な倉木家入りもあったらしいのだ。 と言うか、隔離してたって何よっ うん、水菜は確かに雰囲気とか仕草とか凄く初美に似てる。 水菜は初美の様に口が聞けないのでは無く、言葉を知らない(教えられてない)らしく、そんな所も似てる 確かに、鈴菜が初美に失ってた姉を求めてた気持ちも分かる気がする。 と言う感じで、何故か倉木の屋敷に滞在中ボクが水菜の面倒見る事になった。 水菜は基本的には手はかからないのだけど、行き成り突拍子も無い事したりする 行き成り電球の球取ろうとして、熱いからってイスから落ちそうになったのは参った… まー何でも精神年齢は3歳らしいからし方無いのかもしれないけど で、ボクは水菜と一緒に寝る事に と言うか、お風呂に一緒に入った…ボクは嫌だったんだけど(基本的に人に肌見られるの嫌い)まー水菜だしな〜と思い。水菜は鈴菜の双子だけあってスタイルは良い。まー胸は小さいけど でも水菜…やたらとボクの胸触ってくる…鈴菜が風呂に入る前に、チチ吸われるから覚悟しろーとは言ってたケド…まさか本当に吸われるとは思わなかった(汗) でもなんだろう、嫌な感じはしなかった 布団に入って眠るも、ボクは目が冴えて眠れない… そしたら水菜が行き成りボクの頭を撫でてきて、今度は自分の胸にボクの頭を寄せてきて… ボクは気づいたら寝てた そう言えば昔、夜が怖くて眠れない時よく初美が同じ事してくれたよな〜と 水菜の胸はとても温かくて、凄く居心地が良かった… そんなこんなで、ボクは神社に連れてこられた そして、何かスゴイ薄い着物着せられて… あの儀式だ ボクがまだ小さい頃、1年に一度倉木の山に連れてこられて、魔払いとか言ってこの着物を着させられ大衆の前に半全裸の様な姿で清められる…ボクはそれが嫌で嫌でたまらなかった。 ちなみに、ボクが人に肌見られるのが嫌いのはこの時のトラウマから その時は決まって初美は母さんと家で留守番 だから初美はこの事を知らない。 ここ数年は呼ばれなかった。 と言うか、倉木の山に来るのは数年ぶりだった、そうその時が由利子おばさんとの最後の別れだった ボクは何故か由利子おばさんのお葬式には行かされなった と言うか、教えて貰えなかった それを知ったのは、1年前に衣緒が帰って来た時だった その時の衣緒は少し変だった まー羽山さんが来たのがその頃らしい 何かよく分からないんだけど、衣緒の話だと由利子さんはその時まで生きてたとか何とか…ちょっとした集団催眠にかけられたとか何とか。 そして何故か?知美とその羽山さんだけ、催眠にかからなかったとか。 その1年前が、倉木家にとって重要な儀式の当日だったらしい。 ちなみに、その儀式の為に水菜は幽閉されてたとの事。 だからから、ボクは由利子おばさんが死んでたのって未だに信じられない… 会いたいな、由利子おばさんに…また そうそう、水菜は由利子おばさんの実子なだけあってやっぱり雰囲気とか似てるんだよね〜 実は、鈴菜じゃなくて初美と水菜が姉妹なんじゃ?と いや、でも何かやだな〜実は衣緒と鈴菜を結婚させなかったのは、実は鈴菜は東家の子供で、水菜の影武者だったとかってオチだったら…と言うか、そうなるとボクと鈴菜が姉妹に!絶対嫌!!! 同じ姉妹なら、水菜とがいいよーーー とまぁ、こう言う話を一平さん(知美の父親)にしたら、鈴菜は正真正銘由利子さんの娘だよと。 だって、鈴菜と水菜を取り上げたのは他でも無い、自分なんだからって。 あーちなみに、一平おじさんは倉木家の専属医。ちなみに春川家の人間ね。 おじさんは厳しい人だけど、ボクと初美には優しいんだよね まーそんなこんなで、今回のボクの清めの儀式も終了 と言うか、しかた無いんだけど、そこに同席してたおじさんはイイとして、羽山さんに全裸に近いボクの体見られた…うぅ何か凄く恥ずかしい…と言うか、羽山さんの「中学生の裸見て欲情する程、俺は餓えてないゼ」あの一言はマジむかついた!くそーそれはそれで腹立つ! こう見えてもスタイルには自身あるんだぞっちくしょー あっ、勘違いしないでね、別に羽山さんに男を感じたとかそんなんじゃ絶対に無いから! と言うか…ボクが初めて見せるなら…その貴方だけにだから… うぅボクは何言ってるんだ! くそっバカ鈴菜がやたらと、男の話振ってくるから…うぅ だからボクは初美が好きなんだーーーーー と言う訳で御免、適当に彼氏って事にしといた、スマン(誰に言ってるんだ) しかし、どーでもいいけど、衣緒と羽山さんって危ない関係か? 何かホモの匂いがぷんぷん(笑) でも、絵になるから怖いんだよな〜あの二人 やたらと初美が喜んでた初美はホモマンガ愛読者(笑) ちなみに、ボクはそんなモン読まない まーそんな事はどーでもいい。 ボクはスゴイ体験をしてしまった (初体験じゃ無いからねっ!ボクは結婚するまで大切にする派…ぅって結婚なんてしないよっ) 水菜と遊んでる最中水菜が崖から転倒、それを助けようとボクととっさに飛び出したんだけど 多分普通なら死んでたと思う 地面に付く瞬間、青白い光に包まれた そして一瞬誰かの声が聞こえた気がした… いや、あれは由利子さんの声だったのかもしれない ボク達は由利子さんに助けられたんだと 初美にその事話したら、凄く優しく聞いてくれた やっぱり初美は初美だ〜大好きだよーーー で、その事がきっかけで初美と仲直り♪ でも変なんだ、そんな事あったら普通鈴菜ならバカにしたり、からかって来たりするのに 今回ばかりは、だんまりだった。 衣緒も含めて、皆だんまり…まるで、何か隠してるみたいな 結局この事件に関しては誰も口を割らなかった 何だかボクだけ蚊帳の外でいや〜な感じだった。 最終日、羽山さん達も一緒に東京に帰る事になった 初美とボクと羽山さんと水菜とオマケの鈴菜の5人で少し東京めぐりを楽しんだ 何でも水菜がボクと一緒に回りたいと言ったらしくて。 何故か?羽山さんと鈴菜は水菜の意志が分かるらしい と言うか、この3人ってなんて言うかテレパシーみたいなので繋がってるのか?と思う程、息が合ってる。 まるでボクと初美みたいだ〜と言いたけど、少し微妙 たま〜に水菜に会いに遊びに来て欲しいと言われたけど、気が向いたらね〜と答えた なんだか、水菜と居ると、心を奪われそうになるから ボクは初美一筋で居たいから 最後に羽山さんが何を言いかけたんだけど… 今回の本家帰りは色んな意味で疲れた〜 でも楽しかったかな。 そー言えば、衣緒と全然話してないやー むしろ衣緒も帰ってくればいいのに…まー知美が向こうに居る限り帰ってこないか(笑) ただ、やはりあの事件の事が凄く気になる… その話をおじ様にしてみた所、何か色々うんちく並べてたけど、多分どれも違うな〜と。と言うか、科学的に解説されても困る…と言うか、おじ様には悪いが、ボクはあれは霊的現象だと思ってる。 こう言う時科学マンセーのおじ様と会話が合わないと思うんだよね。 ただ、少し気になったのは、水菜に何か関係してるんじゃないかと ボクは水菜に関係してるって全く考えなかった、おじ様の話だと、水菜の幽閉されてたのが何かしらの秘密に繋がるんじゃないかと… とは言え、多分これは一生分からないまま終わるんだろうな〜 まー幽霊とか、やっぱりそっちだと思う ボクはやっぱりあれは、由利子さんが助けてくれたんだと信じてる。 おじ様は何時も相談に乗ってくれて有難う、何時も凄く救われてるよ。 そうそう、おみやげ楽しみにしてね〜明日くらいに届くはずだから〜ね (あっスゴイ内話話だ…と言うか、ボクはなんでこんなに長々と本家の秘密の話を書いてるんだ〜) とりあえず、明日はミコトを家に招待する 今度は初美も一緒に。 7日から学校だ…ミコト同じクラスに転向してきたら良いのに 明日は初美とミコトの修羅場にならなければいいんだけど… |
□■4月6日■□ |
うわ〜〜ミコトと初美を会わせたら仲良くなりすぎてるしーーー ちなみに、今ボクは蚊帳の外…仲良く成りすぎだよーー二人とも〜 でも、初美とミコトって並べると双子の様に似てる… 最初ミコトお嬢様ヘアーだったんで気づかなかったケド、初美と同じ髪型させたらそっくり と言うか、ミコトの話だと死んだおばあちゃんに初美が瓜二つらしい。 ミコトはおじいちゃんに会いに行くたびに初美ヘアーにしてるそうだ おじいちゃんが、死んだおばあちゃん思い出して喜ぶらしく だからと言うか、初美をミコトが見た瞬間おばあちゃん?と言ったのが頷ける ミコトの話だと、おばあちゃん(初美に瓜二つの)は16歳の誕生日に行方不明になったんだって しかし、15歳で子供産んでるってスゴイよな… 何でもおばあちゃんの名前は「恋ちゃん」と言ったらしい 詳しく聞いてみると、当時屋台でおでん屋やってたミコトのひいおじいちゃんが赤ん坊を拾ったんだって それを自分の娘として育てたんだって。 で、ミコトのおじいちゃんは恋ちゃんのお兄さんとして可愛がってたんだけど、言葉が喋れない(これがスゴイ、初美と同じ)恋ちゃんに代わって色々やってあげてたんだってさー で、愛が芽生え、ミコトのお父さんが生まれたそうな ちなみにミコトのおじいちゃんは、おでんメーカーの社長さんらしい で、ミコトのおばあちゃん(恋ちゃん)は言葉が話せなく、外見も初美にそっくり 偶然と言うのは恐ろしいな〜とか思った。 よくわかんないけど、おじ様が作った画像 ちなみに写真が恋ちゃん(ミコトのおばあちゃん)スゴイ正に初美その物っ こんなイメージだろって 左下の女は…誰だ? ちなみに、左がミコト(何時もは少し髪型違う)と右が初美 似てると言うか、双子だな(汗) ここに恋ちゃんまで居たらボク的天国(違うだろっ) 明日から学校んあんだよね〜 あーミコト同じクラスになれたらいいのに〜 でも明後日からは、3人で登校するんだ〜 ふふふ両手に花だねっ |
□■4月7日■□ |
やったーーーミコトが同じクラスに転向してキターーー それも席は前と後ろ〜〜(ボクが後ろね)やった〜〜ミコト愛してるよ〜 もーハッピーハッピーです でもミコトって凄いんだよ〜あっと言う間に皆と仲良しになるんだ〜 でも本当はボクとだけ仲良くして欲しい そーじゃ無いと嫌なんだ〜〜〜 部活なんだけど、ミコトに茶道部に入らないか〜と誘われた どーしょう、何するんだろ お茶飲むんだよね… 一応正座は何時間やっても平気なんだけど…昔初美に仕込まれた 担任の先生が変わった 今回は熱血タイプのいかにも体育会系の女教師の洋子先生 なんだか、ボクやたらと気に入られた様で、結構しつこいかも… ボクにはそっちの毛は無いぞっ どーでもいいけど洋子先生身長高すぎ180はあるんじゃないかな〜 |
□■4月13日■□ |
ミコトと同じクラスになって1週間が経つ う〜ん初めて学校が楽しいと思ってる、うん。 そー言えば、こないだの日記ミコト本人も見たらしく… ミコトに「私の本当の友達は葉月だけよ」と言われた 嬉しい反面照れくさいのも半分… そー言えば、ミコトは前の学校の話しないんだよね〜どーしてだろ とは言っても、この日記見られてる可能性高いので、あまり書けない… ミコトのお陰か、クラスの他の連中とも少しは話す様になった 昨日むりやりカラオケに連れて行かれたケド…う〜んどーも歌は苦手だな〜 前に何回か初美と二人で行った事あったんだけど と言うか、初美は声出せないんでボクのワンマンショー 途中で初美寝てやんの(泣) 今回は何曲か歌わされたけど…う〜ん微妙(汗) 少し練習するかな ミコトとのデュエットは楽しい〜以前初美とデュエット出来たらな〜と思ってたんだけど 何かやっぱり好きな人と一緒に歌うのは楽しいな〜と ミコトの歌唱力?うん、上手いよ…多分 あー多分とか言ったら怒られそう(笑) 最近ミコトは毎日の様にウチに遊びに来てる と言うか、ミコトのウチもウチ同様に両親が居ない事が多いらしい だから初美がいっその事一緒に食事しないか〜と 一応ボクがメインで料理を作る。 ミコトも手伝ってくれるけど、ほとんどミコトは初美に拉致されて居ない(汗) と言うか、初美は凄くミコトがお気に入りのようでコスプレ衣装着させまくり… 何か二人で並んでコスプレしてそれをボクが写す事が多い でもこの二人、並んでると本当に双子みたいにそっくりなんだよね〜 ミコトの瞳の色は青で、初美は赤なんだけど、それ以外はくりそつ まー体系は違うけど…ミコトはスレンダーで初美はグラマー(笑) 最近妙にミコトが初美に染められて行く気がする と言うか、初美…ミコトはボクの友達なんだから取らないでよ〜 でも、二人が仲良しになって本当に良かったな〜と とは言え、仲良くなりすぎなのもどーかと思う ひそひそ話し多すぎ… 多分初美の事だから、ボクのあんな話やこんな話全部ばらしてるんだろうな〜と まさかあの事まで話してないだろうな…う〜ん初美なら言いかねんが |
□■4月17日■□ |
最近お姉ちゃんのコスプレ癖が日増しにエスカレートして行く メイド服着て家の中をうろついてるんだけど、メイドなのにご主人様(ボク下僕・笑) そんな初美が好きさー(涙) 此間茶道部で話に花咲かせて帰りが遅れた時、初美が先に帰ってたらしくお出迎え しかしその時の服装が…裸にエプロン(お玉持ちで) 思わずボクは赤面… 部屋に逃げてしまった… いや、あんな姿されたら襲ってしまいそうで… その後初美からメールで、あれは撮影用だったの〜と …撮影用って!んなもん公開すんなーーー ハァハァハァ…初美のヤツマジでサイトでどんな事してんだー 心配になって来た… ゴールデンウィークにミコトに北海道に行かないか〜と誘われた… どーしよう…行こうかな〜 初美は行く気まんまんだし…行くかな… ボク的には、親戚の水菜に会いに行こうかな〜と思ってたんだけど まー彼女は東京なんでいつでも会えるからいいか そー言えば、ボクの知り合いに北海道に住んでる人居るんだけど(例の彼ね) 話に聞くと未だに雪が降るとか(汗)凄く寒いとか まさかGWにまで雪降ってないよね〜ちょっと不安 |
□■4月18日■□ |
今日気がついたんだけど、昔怪我した筈の場所からキズがなくなってる 何故だろう…以前ボクは交通事故にあった事があるんだけど、前後の記憶がない ただしくは最近になって昔の記憶が蘇って来た感じなのかな〜 実はこの交通事故の話なんだけど、今の今まで忘れていた と言うか、この話を誰にしてもそんな事知らないって言われるんだよね でも間違い無く事故にあったそれは間違い無いんだ 多分その時の前後の記憶がなくなってる事から、ある種の記憶喪失なんだろうけど それを隠す為に母さんは知らないって言ってるのか… 初美に聞いてもはぐらかされるだけだし でもこれだけは確かなんだ、その時からボクは病気をしなくなったって まるで生まれ変わったのかのように元気になったって ボクだけなのかな〜とか思うんだけど、そう言う臨死体験みたいなのって結構皆してるのかな〜と 嫌だな〜実はボクは一回その時死んでたら(笑) まーこう言う冗談言うと本気で心配する人居るんで、まーぼちぼちに ボクは死は全ての終わりだと思ってる 死んだら全て意味がなくなるんだと ボクも何時かは死ぬ でも願わくば、初美より先に死にたいかな 多分ボクは初美に先に逝かれたら生きては行けないだろうから… |
□■4月20日■□ |
ボクにとって初美を好きである事は当たり前な事だし当然の事だった ボクは何時も初美と一緒にいたし、初美もボクの側に居てくれた もしも初美がボクの元から居なくなるんなんて考えた事もない 初美はボクを捨てていなくなるなんて絶対にありえないんだから 初美は必ずボクを選んでくれるって信じてる ミコトに会って初美以外の人間を信じられるようになった 世界が広がった気がした ミコトに会って、今まで見なかった物が見えてきた ミコトもまた、ボクにとって大切な人なんだと |
□■4月27日■□ |
ミコトと知り合って1ヶ月が経つ もう何年も友達だったかの感覚があるんだよね 親友っていいな ボクは今まで友達と言う友達を作ったことなかったから、今は凄く楽しい 何よりミコトは初美とも仲良しになってくれたからそれが何より嬉しい 初美は裁縫とか得意なんでそこもミコトと合う所らしいんだ 初美はボクが服破ってくると、何時も直に直してくれる…その時の初美の表情がお母さんみたいで ボクは初美に母を求めてるのかもしれない ボクは母とはあまり仲が良くない と言うよりは、会話が無いのかな 普通にしてたら普通なんだけど ボクが困った時は何時も初美が助けてくれた 学校で具合が悪くなった時も直に初美が助けてくれた 今考えれば、初美は本当は自分が具合が悪かったのにボクを看病してくれてたんじゃ… 本当に初美は優しくて…うぅ何か涙出てきた 初美は何時もボクを包んでくれるんだ だから今度はボクが初美を守るんだ たった二人きりの姉妹なんだから …しまったボクって気がつくと初美の話ばっかりだ 今日もミコトと遊んだ〜と言うか、毎日遊んでる ミコトの家は遅くまで両親帰ってこない(ウチは普通に帰ってこないけど) う…今日は本気でミコトが迫ってきた…次来られたら…拒否で気無いかもしれない(汗) でも、ミコトはいい香りがして…軟らかくて いかん、ボクはレズじゃないっ でも好きと言われた時は正直はっとした 一応冗談で済ませたけど…明日会うのが少し憂鬱かな まー何時もの様にしてればいいのかな〜 それとも、ボクも好きだよって言うべきかな ミコト もしこれ読んでたら分かって欲しいんだ ボクはミコトの事大好きだよ でもそれは親友としてであって…恋愛とかでは いや、もしボクがミコトに恋愛感情抱いてないと言えば多分嘘になる でも、ボクは初美が… うわ〜〜〜もう〜〜〜なしなし、ミコト大好きだ〜〜〜 もういいや、ミコト結婚しよう〜〜 ボクはミコトとなら何処までも落ちていける〜〜〜 でも初美と3人でねっ |
□■5月8日■□ |
最近コスプレ写真をミコトに撮られまくってます… ミコト曰く「葉月っサイトにUpしなよ〜皆喜ぶよ〜」 誰が喜ぶと言うんだそんなモンっ ボクとしては初美とミコトのコスプレ写真をUPしたいよ〜 あの二人凄い可愛いんだ〜〜 今日の初美のあの胸の開いたコスプレ(ナースウイッチなんだかってヤツらしい) エッチ過ぎた…うぅヤヴァイ思い出しただけで…明日日曜で休みだから今日は寝れないかもしれん ちょっと変な話だけど、こう言う事書くとバカ女とか言われそうだけど 女でも一人エッチはすると思う ボクはしないけどね(きっぱり) ただこう言う話って女同士だとあんまり出来無いよね 男の人はみんなしてるって言うけど…うぅ考えただけで気持ち悪い ただ一度だけ、兄が一人でしてる所を見てしまった事がある それもあれは何だ?自分達で撮ったビデオなのか? そこにはボクの知ってる人物がHしてるのが撮影されており… 正直当時小学生だったボクにはあまりにも衝撃的だった まーウチの本家の事だから何やらされてるのか知らないけど… けっこうヤヴァイ所です…ウチの本家は 話によると人前で儀式だとか言って本番させられるとか うわっ絶対嫌だ と言うか男とするなんて想像もしたくない 考えただけで気持ち悪くなる だから絶対に男に裸なんか見られたく無いっ あいつらはただの本能剥き出しの獣だっ ボクは愛の無いSEXは絶対にしないっ と言うか、SEXなんて一生しないんだろうな〜ボクは うわっこの女キモっとか思う男の人も居るかもしれないけど、そう言う人種の女だっているんだ SEXだけが人生の全てじゃ無いと知るべきだね。 前にある人に本当に好きな相手ならセックスレスでもOK? と聞いた事がある。 答えは「キミならOK」答えになってない まー本当に好きなら関係無いんじゃないかな〜と言う事 ボクもそれは正しいと思った 体の関係が全てじゃ無い。心のつながりが大切なんだとボクは思う。 実際問題、もしボクを初美が抱いてくれると言ったらボクは逃げ出すと思う 体は怖いんだ…自分が自分じゃなくなるみたいで だから体の抱擁はイイけど、その先は怖い… 分かるかな〜あのそう言う事した後の切ないと言うか、悲しくなると言うか怖いと感じる感覚 あ…いやボクが知ってるんじゃなくて、何て言うかな〜そう言う感じと言うか… う〜ん子供の頃の話だとおねしょした時とかに母親が恋しくなる感情って分かるかな〜 あれだよあれ ボクは母親より初美に育てて貰ったんで、あの時の初美が恋しくなる感情が何とも 嫌いな訳じゃない、ただ心が一人ぼっちに感じる あの時は涙が出るんだ…切なくて苦しくて 何度初美に助けてと叫んだ事か まーその何ですか、プールに入った後に感じる感覚だねあれは そうそう、プールプールだよっ!! まーぶっちゃげた話、女の場合はあの日って事なんだけどさ… いやそう言えば、旅館の温泉で笑い話 おじ様が事もあろうに女風呂を覗こうとしていた ボクは監視役として外をぶらついてたんだけど、まさかの遭遇 呆れたと言うか…期待を裏切らない人と言うか… まー覗く前にボクが捕まえたんだけど そしてカメラを没収 でも映ってたのはボクばかり… まーそのボクの事覗きに来たの?と聞くと 言い訳の嵐(笑)でも本当の事言ったらボクを覗きに来たらしい まーボク的に初美とミコトが無事ならいいんだけど ただ…なんだろうな〜あんあに真剣に言われたら怒る気も失せた カメラは返してあげた ボクでいいなら幾らでも写していいよって その代わり初美とミコトはダメだよって でもなんて言うか凄い歳上なのに、あぁ言う時の男の人って凄い可愛いんだよね でも…最後になんて言ようとしたんだろう… |
□■5月21日■□ |
ボクはフェミニストである 別に男が嫌いとかじゃなく、認める事ができない それはボクが女だからであり、恐らく男は男で女を認める事はできのないのだと思う 長い歴史がそれを証明している様に… 男には男の言い分はあるだろうし、ボクら女にも女の言い分がある だが同時に女の敵は女であるのも事実なのだろう 人は一人で居る時と大衆との前とでは人格が異なる ボクはそれが嫌いだ ボクは誰に臆する事無く接するし、誰かを特別視したりもしない それが男であろうが女であろうが基本的には変わらない とは言え、中には特別な人も存在するのは事実だし、それが人間なんだとも思う そう、ボクは人間なのだ 何故ボクが自分をボクと言う様になったかは今はもう覚えていない ただ単に私と言うのが恥ずかしかったからだった気もする ミコトは普通に「あたし」と言う あたしと言うのは女性特有の崩れた一人称だ 同じ位多いのが女同士の間での「ウチ」 あれは面白い様に出てくるのを聞く なのに男の前だと私に変わってる 男に媚びる必要があるのかどうかはボクには分からない ただボクは男は好きでは無いと言う事だ そう、人間として接したいだけなのかもしれない とは言え、ボクもボクとて女の子として扱われる事が嫌いな訳じゃない 多分男の前で傍若無人に振舞うボクも、結局は女だからなのだと思う 男には男の仕事があり、女には女の仕事がある 男は決して女になれないし、女は何をしても女でしかありえない ボクだって誰かに甘えたい時もあるし、優しくされたい時もある 女社会で育ったボクに何時も求められてきたのが、女の中の男と言う立場だった それはそれで気に入っていたと言えば、そうかもしれない ただ男の人と時を過ごすと、あ〜女扱いされるのも悪くないな〜と だからかな…わがままいったりするのは ボクは男の人に対しては我がままなんだろうね それは何処かで自分には無い何か?を求めてるからなのかもしれない でも、直に下ネタに持って行くあのキャラはなんとかして欲しいと だって、はぁ何言ってるのか分からんって事で初美がゲラゲラ笑う 初美曰く、凄く面白いHネタだとか… あの人はアレだな、多分言葉の5割は下ネタなんだろうな はーだから男って嫌いなんだよっ 最後が本音なのか??? |
□■5月22日■□ |
最近変な夢を見る 初美が居なくなる夢 夜中にうなされて、まさか本当じゃないかと初美の部屋に行く 初美はいつものように少し口を空けて可愛く寝ていた 凄く可愛い 抱きしめたい、キスしたい…そう思える程に 朝、初美にこの話をしたら初美は少し黙り込んだ 以前なら何処にも行かないよねと言ったら、何処にも行かないよと答えてくれた でも最近は特に暗い表情をする事が増えてる でも理由は話してくれない ボクにも何か原因があるのか?とも思う でもそれだけじゃない 少しずつだけど胸騒ぎが止まらない… 初美は誰か好きな人が出来たんじゃないかって 最近はボクに隠し事が増えて来てる気がする 考えごとをする時間が増えてる気がする それに…部屋の電気が消えるのが以前より遅くなった 前は遅くても11時には寝ていたのに 今では1時くらいまで起きてる事もしばしば 初美が何を考えてるのかボクには分からない ただ言える事は、初美はきっと好きな人が出来たんだって事… そして…多分それはボクじゃない事 ボクは死は全ての終わりだと思ってる 死んでしまえば全てが無と化す でもボクは人には魂があり、それは輪廻すると信じてる いや、信じたいんだ 死は終わりじゃない 次に続く道なんだと 何となくそんな事を考えた |
□■5月25日■□ |
人には何時でも壊せる何かがある それは今のポジションだったり、家庭や地位だったり色々 人によりその大小は異なるが誰にでも在る物だ 小さな玩具だってそうだし それでも人は大切な”それ”にしがみつき生きて行く 何時かボクにも守るべき何かが現れるんだろうか いやきっと既にそれは存在してるのかもしれない ただ気が付いていないだけで… サイトを初めて数ヶ月が経つけど、ボクとしては何かやろうかとかは考えて居ない どちらかと言うとただ日記を書いてるって感じかな そんなに何かが変わったとも思わない でも、きっと何かは変わってるんだろうな〜と まーなんて言うか夢の話が続くんだけど夢を見た 鏡の向こうのボクが語りかけてくる 葉月ちゃん私の元においで…と ボクはお前は誰だって叫ぶ 鏡の向こうのボクはボクじゃない いや、そこに鏡なんて存在しない ボクと同じ顔を持つ存在… 宗家には双子の娘がいる。鈴菜と水菜だ 彼女達は姿こそ瓜二つだが、思考や考え方キャラは全然違う もしもボクにも双子がいたらどんなんだろ〜と考える でも直にボクと同じ顔した人間なんていて欲しく無いって結論になる 自分は他人には成れないし、他人がボクになる事は出来無い 初美にその話をしたら葉月ちゃんの双子のお姉さんだったら、きっとおしとやかで優しくて、家庭的で男の子にモテテ〜きっと葉月ちゃんと正反対なんだろうね〜と そって何かっボクが全然ダメだって事なのかー初美ーーー!! もしも初美が双子なら…ボク的ハーレム(笑) でも既にミコトが双子にしか見えないけどね (ミコトと初美は瓜二つ) |
□■6月4日■□ |
初美は笑いのツボはボクらとは違う だからと言うか、最近の若手お笑い芸人の評価が凄く厳しい ドリフの様な作られた笑いにこそ、神が宿るのだと豪語する でも初美のギャグって何時もシュールでボクは気づかない時が多かったりする その時は何時も初美は怒りだす… だって分かんないモノは分かんないんだからしゃーないじゃん(汗) 此間ミコトに誘われてお笑いのライブショーを観に行った ボクらは一番前の席だった 初美はど真ん中 どんな笑いも初美の前では意味が無い じっと、むすーとした表情の初美を前に次々に新人芸人達が喰われて行く このままじゃ不味い!と思った瞬間 凄い年輩の人が現れた 既に芸歴30年で未だにTVにも出られないそうだ 当然そんな人の笑いに誰も笑うものが居ないと思った瞬間 初美だけが笑い転げる それを見たおじさん芸人は次々に新ネタを披露する もう笑いの止まらない初美を背に少しずつ観客から笑いが出てきた 数分後今までで一番の歓声がおじさん芸人に贈られた 最後ボクらが帰る時にさっきのおじさん芸人が初美に挨拶に来た これで田舎に帰れますって… その背中はなんと言うか凄く誇らしかった 多分彼は本当に自分で笑ってくれる人の為だけにやって来たんだろう でもきっと彼はお笑いを捨てたりしない ボクは初美と約束した、今度あのおじさん芸人の田舎に彼のライブを一緒に観に行こうって |
□■6月6日■□ |
初美の16歳の誕生日まで1ヶ月〜 今年は特別な誕生日になる、そんな気がする 16歳と言えば結婚できる歳…少し複雑だな 今初美は彼氏とか居ないんだけど、たま〜にふらふら〜とデートに行ったりしてる なんでそんなに男の人がいいのか分からないけど ミコトと初美の誕生日には何かしてやろう〜と考え中 プレゼントは何がいいかな〜 いっその事、ウェディングドレスプレゼントするとか(ドキドキ) 指輪贈って、ボクと結婚してくれ!とか(恥ずかしいぃ〜) とにかく、特別な誕生日にしてあげたいと思うんだ 最近何か休みの度に出かける初美… 何か、ボクの事避けてないか?とか思っちゃう 今日もミコトと遊んでた時、初美が居ないからうわの空だったら怒られた(あうっ) ミコトは何か知ってる感じだったけど…教えてくれよ |
□■6月7日■□ |
ウチのクラスにボク以上に物静かな子が居た まーボクは静かだったと言うよりは、一匹狼だったんだけど。 彼女はよく本を読んでいる 今年ボクは図書委員になったんだけど、彼女と一緒になった 彼女はよく図書室に居るらしく、お昼はご飯も食べずに図書室に行くらしい まーそんな彼女の事は知っては居たが、あまり気にした事が無かった と言うか、ある意味の仲間意識の様な物は感じていたが。 ボクも基本的には根暗で、誰ともつるまない人間だから。 だから一人で居る時に視界に彼女の姿が映ると少しほっとした その後同じ図書委員と言う事で少なからず会話が増えた しかし彼女に笑顔は無い 会話も直に終わらせようとしていた。 ミコトはそんな彼女が気になるらしく、よく話しかけていた でもミコト「図書委員さん」って呼び方はどーかと思った ミコトは誰とでもすぐに仲良しになる天才だ 本当に凄いと思う でもそんなミコトだからか、彼女は逆に切れた… 同情で話しかけるのは止めて…と ボクはあんまりだと思って意見した…意見したんだけど 彼女の気持ちが痛いほどよく分かった 似てるんだ彼女はボクに ミコトはその後少し距離を置くようになった…でも嫌いになった訳じゃない 本当にミコトは凄い人だと思った。 もしボクが同じ立場ならきっとシカトするだろ… そんな自分が少し嫌になった ボクは少しずつだけど、彼女とお話をする様になった そしてボクは物語とか少し考えたりするんだ〜と言ったら興味を持ってくれた ボクは夢中で話した 今までボクの話を聞いてくれた人は居なかったから 本当に嬉しかった 初美もそうなんだ…聞いてくれなかった ボクもあまり話そうとはしなかった まー唯一と言うか、逆にたくさん聞いてくれたと言うか、知りたがって来たのがおじ様だった そう、その時思ったんだ 彼女はおじ様に似てるんだって その話をしたら彼女はクスクス笑った 初めて見る笑顔だった なんだか、凄く嬉しかった ボクは彼女を好きになった でも、彼女はボクがおじ様に恋してるんだ〜とか言うんだ それは違うーーおじ様はおじ様であって、それ以上でもそれ以下でもない 大切な…おじ様だから… それから彼女とはよく話しをする様になった でも逆にミコトが少しボクから離れた気がした でもそれは違った、ミコトは分かってたんだ、ボクが彼女ときっと友達になるんだって だから自分は邪魔しないようにしていたんだと その時思った、ミコトはボクのかけがえのない親友なんだと それからは3人で仲良くなった と言うか、あの二人仲良くなりすぎーーー 何かメールとかやたらやってるらしいしーー そりゃ、ボクはメールの返事遅いし、自分から話題出さないけど でもこっそり聞くと、何時もボクの話で盛りあがってるらしい…何話してるんだか でも、友達になれて本当に良かったと思う 生まれて二人目の友達 大切な友達 ボクも少しずつ人間になって行くのかもしれない でも彼女、何故かボクの事「葉月くん」って呼ぶ… ボクが女だって分かってるんだろうか…(滝汗) 妙に胸とか触ってくるし…気がついたら唇が近くにあったり ボクはそっちの毛は…多分無いぞ… でも好きな人に好きだと思われるのって 不思議だけど、嬉しいよね おじ様もそう思うでしょ |
□■6月12日■□ |
何年後かのボクへ キミは今より大人になってるだろうか きっと今より背も伸びて、胸だって大きくなってるんだろうね 誰か大切な人はできた? 今のボクの大切な人は未来でも大切な人? 恋はしたの? 大切な宝物はきっとその時のキミも大切にしてるよね 初美は誰かと結ばれてるのかな その相手がボクなら嬉しいな 夢は見つかった? 今のボクはからっぽだけど、きっとキミなら見つけてるよね 何年後かのボクへ 何時までも初美を大切にしてね 大切な大切な、ボクだけのお姉ちゃんなんだから もしもボクがお嫁に行くのなら忘れないで その人は本当にボクを大切にしてくれる人? その人は初美も大切にしてくれる? でもボクが一番の人じゃないと嫌だよ だってきっと大人になってもボクはわがままだから その時貴方は何処に居るの? もしもボクの隣りに居てくれたら嬉しいな だって貴方はボクだけの人 初めて好きだと言ってくれた人 初美以外でボクが始めて心を開いた人 でも信じてる、貴方はボクを捨てたりしないって わがままで自分勝手なボクだけど、いつまでも見守ってくれるって 初美大好きだよ そして貴方はボクの大切な人だよ いつまでもこの気持ちを忘れないで 例え何があっても 信じる事がきっと唯一の救いだから 暗闇の中のボクに手を差し伸べてくれた人たちへ ボクはちょっぴり泣き虫だけど、元気だよ |
□■6月14日■□ |
ボクは何故か同性から人気がある ラブレターなる物も今まで何度貰ったか数えれない程 もっともボクの学校は女子校だからかもしれないけど 最近はミコト達と仲良くしてるせいか、手紙は貰ってない 逆に差し入れが多くて扱いに困るけど 今日久しぶりに靴箱に手紙が来てた いや内容は良くある内容だった 何の事は無い、ワープロか、PCで打った手紙 こう言う場合は普通手で書くほうが相手に自分の気持ちが伝わる物で 実際今までもらった手紙はほとんど手書きであった でも逆にその分内容が頭に入ってきた 妙に惹かれた… 今までこんな事無かったのに… |
□■6月15日■□ |
ふふふ初美に貸しが出来た(キラーン) 例の手紙は今日も来てた う〜んなんだろうな〜 最近初美も付き合い悪いし〜 今週末誘ったのに断られたし… 男かな〜男っぽいよなー 最近なんか変な事やってる様だし… たま〜に気持ち悪いくらい優しくなったり…う〜む難しい年頃だねっ |
□■6月18日■□ |
あの手紙が今日も来た 次の日曜日〜〜〜で待ってます と… その日はボクが初美に断られた日だ 誰が初美が男と歩いてるかもしれない所に行かなきゃならんのだ 絶対にその日は外に出ない! くそっ まるでボクをあざ笑うかのようだ もしもボクが男に…いや、初美が男だったらボク達は恋人になれたんだろうか |
□■6月20日■□ |
初美がデートに出かけた 凄く短いスカートを履いてとても嬉しそうに… ボクは何時もの様に初美の居ない初美の部屋に行く 初美の匂いだ〜 ボクは初美の匂いを嗅ぐと安心するんだ〜 その時、初美のPCがつきっぱなしになってた 消し忘れかな〜と思いディスプレイのスイッチを入れるとメールが立ち上がってた あれ?何か戻って来てる ちょっと興味本位で覗いてみた くっデートの約束のメールだ 見なければ良かった 誰だ相手は…hazuki 葉月!これって…ボクへのメッセージ!? メルキアデスの逆襲… ボクは初美を探しに町に走った 映画館の前に初美は居た 初美からメールが来る 「遅かったね葉月ちゃん、行こう私達のデートに」 初美との初めてのデートだった 遊園地に行き、その後食事して…公園でソフトクリームを一緒に食べて ボクは初美をとっておきの場所に連れて行く ここはボクが初美と最初にデートした時の為に隠してた場所 辺りは暗くなる でもここから見る街のネオンが一番美しいんだ ボクは決めてた事がある、ここで告白するんだって 初美ボクは初美の事が… その瞬間ボクの唇に温もりが 今ボクは初美とキスしてる… 涙が出てきた その後の事は覚えて居ない どうして忘れたのか分からない、気がついたら家に居た 初美はまるで何事も無かった様に振舞ってる ボクはあれは夢なんじゃないかと思った でも初美に聞く勇気が無い そうだ、携帯のメール残ってる筈だ 無い…やっぱりあれは夢だったんだろうか… でも初美とキスした夢 よかったかな 初美?今日のデート楽しかった? ボクの質問に慢心の笑顔で答える初美 でも不思議と相手に対して悔しさは無かった それは初美が本当に嬉しそうだったからかもしれない でもね初美、ボクが諦めないよ今度は本当に初美をあの場所に連れて行くんだ |
□■6月21日■□ |
学校の休み時間、初美からメールが来た 内容は家庭科で作ったホットケーキが激マズと言われたらしい ボクは帰って来た初美にホットケーキを作ってみてよ〜と頼んだ と言うか、強制的に作らせた 味は…聞かないで欲しい 元々初美は料理得意じゃ無いし…と言うか、苦手だし だから晩御飯の何時もボクが作ってるんだけど でも重要なのは味なんかじゃない 気持ちなんだ ボクには分かるよ、 このホットケーキは初美の天使のみたいな気持ちそのものなんだ で、どさくさに紛れて告白しようとしたが失敗… ごめんね初美ボクは… ボクはいけない子です 昨日のあの事からボクの頭は初美でいっぱいになってる 初美が好きで好きでたまらない… その時、初美の声を聞いた気がした でもボクは知ってるんだ いつも初美は心でボクと話してくれてるって… でも一度でいい、一度でいいから初美の声でボクの名前を呼んで欲しい 後9日間で初美の16歳の誕生日だ 女の子から女性になる日 結婚できる歳になる日 ボクをおいて行かないでね初美 あの時の約束、ボクは忘れてないよ たとえ初美が居なくなってもボクは必ず初美を捕まえるから… |
□■6月22日■□ |
今日は以前からくれた子からの最後の手紙が来た ボクは最初から彼女の気持ちに応える事は出来なかった だからあえて無視した だってボクは初美以外の人を好きにはなれない それにボクは理想のお姉さまでも何でもない 本当は泣き虫で甘えん坊で頼れる人を何時も探してる 一人じゃ何も出来無いダメ人間なんだ だからボクは自分の事を受け入れてくれる人じゃないとダメなんだ ボクは姉にはなれない だってボクは…ボクは… |
□■6月24日■□ |
今日少しぼ〜っとしてて お風呂に入ろうとした時 初美が先に入っていた… ボクは一瞬見惚れてしまい 怖くなって逃げ出した… それから初美の顔を見るのが怖くて、まだおやすみも言ってない さっきも初美がボク部屋の戸をノックしてきたけど ボクは鍵を閉め出なかった 初めて初美の裸を見た… このままだとボクは何時初美に何かするか分からない 自分が怖くなる 頭から初美の裸が離れない ボクはサイテーだ… 何で女同士なのに…ボクは 明日謝ろう…そして忘れよう おやすみお姉ちゃん |
□■6月25日■□ |
結局昨日の出来事以来初美とまともに話が出来て居ない 顔を見る事も出来無い… あと誕生日まで一週間を切ったと言うのに 今日放送した分のドラマを一緒に見ようと初美は言って来たけど 後で一人で観るからと言ってボクは部屋に篭った 初美凄く悲しそうな顔してた ボクは何をやってるんだ 初美の匂いがまだ残る部屋でボクはドラマを観た 最終回だと言うのに全然集中できない 内容が内容だっただけに、ボクは腹立たしくしか思えなかった 最後は二人は違う道を歩む事に ふざけるな ボクはそんな道を選んだりしない ボクは初美を手放したりなんかしない ボクならどんな事があったって愛する人と別れたりなんかしない… ボクは泣いた… ボクは初美がお姉ちゃんが好きだ それを伝えにボクは初美の部屋に向った 初美はもう寝ていた ボクはそれをしばらく眺めていた 抱きしめたくなった… そしてボクは初美の口にキスをした おやすみお姉ちゃん 今日はごめんね 明日は謝るから 昼から降り出した雨が未だに止まない まるでボクの心を写すかのように ボクは初美の唇の感覚を思い出しベットにつく… 明日はプレゼントを買いに行こう 大好きなお姉ちゃんへのプレゼントを |
□■6月27日■□ |
雨が降り続ける 休みの日だと言うのに、その雨は止む事を知らない まるでボクの心を映してる様にも思える 今日は初美の方から買い物に誘ってくれた でもボクは断った 本当は行って謝りたいのに どうしてだろう、ただ一言ごめんが言えない こんな事続けてたら初美に嫌われちゃうかもしれないのに なのに初美は優しい言葉をくれる ボクは何度も何度ものそのメールを読んでは涙した でも返事が出せない たった一言言えば元に戻れるのに 今日一日ほとんど部屋から出なかった 何もやる気がしない ただベットの上でぼーっとするだけ 明日は謝ろう 明日こそは |
□■2004年6月28日■□ |
今日学校の校門の前で初美がボクを待ってた 一緒に帰ろうって 昔はよく一緒に帰ってた 何時からだろう…別々に帰るようになったのは ここで謝らないとボクは女じゃなない! とまーちゃかし気味に謝った… でも初美は逆に驚いてた 自分がボクを怒らせてたんじゃないかって 久しぶりに一緒に買い物をして帰った 傘を1本折りたたみ二人で肩を寄せ合いながら ボクは少し早いと思ったけど 初美にプレゼントを渡した 初美は凄く喜んでくれて、泣いてた… あんな初美を見るのは初めてだった 丁度今日からスタートした昼ドラの録画を一緒に見ようよ〜 と言ったんだけど、今回は見ない〜とか言って部屋に行っちゃった… 何だろう少し気になるんだよな 初美の顔はまだまともに見れないけど 仲直りできて良かった 支えてくれた貴方… ありがとう 今度はボクが何か助けになれたら嬉しいな |
□■6月29日■□ |
ボクは雨が嫌いじゃない 部屋の中でガラス越しに聞く雨の音は好きだ 明後日は初美の誕生日 初美はなんだかわざとに嬉しそうに振舞ってるようにも見える 16歳は結婚のできる歳 だから嫌なんだ 何時初美がボクの前から居なくなるか分からない 誰にも奪われたくない だから誕生パーティーは二人だけでするんだ ボクと初美の二人でするんだ なんだか落ち着かない 早く過ぎて欲しい そうしたらまた、笑顔で初美を見られるから |
□■6月30日■□ |
ボクは初美が帰って来るの待ってた 初美は男と一緒に帰って来た 明日は誕生日なのに ボクとの約束忘れてないよね 初美が好きだ好きで好きでたまらない 抱きしめたい 抱きしめてキスしたい 5日降り続いた雨が止んだ でもボクの心の中の雨は降り続いている あの時からまだまともに初美の顔が見れない とにかく、明日は初美の誕生日だ 告白するんだ、好きだって伝えるんだ 今度こそ さよならって何だよ お休みの間違いだろ… |
その後AM0時 初美は葉月の前から姿を消す そして葉月の長い旅が始まる 新約・ヤミと帽子と本の旅人へ続く |