作:葉月の神官さん

※18禁小説です。

第一話 『麗人』


多くの先端企業が集積する西新宿・都庁正面に建立された憐花学園からの展望を皇蓉子はぼんやりと眺めていた
木立の向こうには東京都庁をはじめとする高層ビル群がSF映画のように聳え、その風景は未来的と言えた

この都市の只中の憐花学園も周囲に劣らず近未来と呼ぶのにふさわしい校舎だ

教室は大学のように白塗りで清潔なイメージの長机と折りたたみ式の椅子が備えられ
校舎の中には学食のほかにも喫茶店・コンビニ・ファーストフードなどあらゆる店がそろい、
エレベーターとエスカレーターまで設置され学び舎というより小奇麗なデパートのような洒落た雰囲気だった


中学にもかかわらずこれだけの設備を兼ね備えているから当然人気は高く
高校受験時には平均偏差値が70を軽く超えると言われているだけあって
中学の東大とも呼ばれ超一流高校への登竜門でもあった


だが蓉子はそんな学校に対しても何の興味も未練も無かった
蓉子は父からある密命を帯びて、その役割を果たすためだけに超難関中学に転入したのだ


蝋のように白い肌の彼女は青み掛かった髪を束ね、
強烈な意志を感じさせる眼光は人を寄せがたい雰囲気とともに何か人を引き付ける相矛盾した魅力を備えていた

彼女は何故か詰襟の学ランを着ていた。
通常の女性であれば悪趣味と嘲られるところ13歳にもかかわらず身長170センチもある
彼女にはこの男装が良く似合っていた

一部男子生徒の中には長身で衆目美麗の蓉子に対して妬ましく思うものも居たが
大方の女生徒には性別を超えた憧憬の眼差しを向けられていた


「蓉子様。お昼少し付き合っていただけないでしょうか」

授業終了のチャイムとともに教室に入ってきた三年の橘香織が顔を紅潮させながら蓉子に声を掛けた
香織は生徒会副会長を務め橘財閥の一人娘でもある
学園のアイドルと呼ばれるのにふさわしい才色兼備の彼女は二歳も年下の蓉子を様付けで呼んでいた

「ええ…橘先輩。是非お付き合いさせていただきます」

蓉子はまるで年下の妹を見るような目で微笑んだ




「はぁ・・・くぅっ・・・」

生徒会の準備室で二つの女体は重なり合っていた
禁断の秘め事。
許されぬ仲。
香織はそんなことは百も承知の上で蓉子の胸をまさぐった


自分よりも身長が10センチも高い蓉子の胸は質量感に富み
既に成人にも劣らない体の上に十代にしかありえない張りと艶を兼ね備えていた

チロチロと蓉子の乳首を舌先に転がし、しこりきった乳首を指中で弄ぶ
蓉子が香織の唇に自らの唇を重ねると侵入した舌先を香織の舌に絡ませる

「ん・・・む?」

蓉子が背に手を回しキスで唇に注意を向けているところ、香織の湿った膣に指先を挿入した

ズブ・・・

「ひっ!!!」

瞬時で絶頂に達したのか香織の秘所は蒸気を立てながら愛液をほどばしらせ、
ぽたぽたと準備室の床を愛液で濡らす

蓉子は香織が臨界点に達したのを確認すると濡れそぼった人差し指を抜き出した
幾度か抜き差しを繰り返し絶頂を迎えるたびに噴出す愛液は香織の膝まで濡らしていた
今度は秘所に親指を触れるとともに粘着を帯びた液体で濡れた人差し指を菊座にあてがった

「ひゃあぁぁぁぁっ!!!!」

今度は香織の両穴から攻め立てた
先程の人差し指よりも太い親指を膣に挿入するとともにぐりぐりと肛門の中に侵入した
人差し指と親指が完全に香織の中に埋没すると蓉子は両穴を締め付けた

「あがぅ・・・あが」

香織が再び大量の潮を発射すると白目を剥いて地に突っ伏した




「やれやれ・・・」

蓉子は準備室の水道で香織の愛液を丹念に洗い流すと濡れたタオルで気を失った香織の体を拭いてやった
愛液にまみれつやつやと黒光りする陰毛に覆われた秘所を綺麗にぬぐった

この状態で授業に出たら匂いで偉い事になる
最近毎日香織の秘め事に付き合わされるのだがいつも誘った本人が先に気を失ってしまうので
後処理はいつも蓉子一人でやっていた

香織は正真正銘のレズビアンのようだ
他の生徒から聞いた話によると以前は男を生徒会室に呼び込んでいたらしいが
ある時を境にぱったりと男に興味を無くし、女の子ばかりに相手させるようになった

蓉子が転入する以前は生徒会副会長としての立場と家柄の権威を利用して
女の子達のハーレムを構築していたが
蓉子に一目ぼれしてからは彼女一人にその全ての愛情を注ぐようになった

(こんなの冗談じゃない・・・)

蓉子は内心香織の事を嫌悪していた
蓉子自身はレズの気など全く無いつもりだからだ
だが今まで家から命令された役割上様々な女性と寝ざるを得なかった
十代にならない女の子も居れば男慣れした三十歳以上の女性。
白人や黒人国籍不明な者など様々な女性の慰み者になった記憶が頭を掠めた
2つのたわわに実った乳房を中心に口・秘所・菊座を思うさまに攻め立てられた
まだ13歳であるにもかかわらず大人顔負けのプロポーションを持つ蓉子の体は女達の欲望により開発しつくされた

こうして否応無く学ばされた女性同士の性技にかけては本職のレズ顔負けの物にまでなっていた

それでも女達の欲望を一身に受けながら自身は決してレズに陥る事は無い自身にそう言い聞かせていた
自分がされたように女の子を攻めていて、絶頂を迎える女の子を見ていてもどこか白けていた

だが今はその事について思いに浸っている余裕は無い
休み時間が残り10分である事を確認すると蓉子は香織の肩に手をかけた


「香織先輩・・・起きてください」

愛液に塗れた準備室をふき取り、後処理を終えた蓉子は香織を揺さぶった

「う・・・蓉子様?ここは?」

虚ろな瞳の香織は寝惚けたような様子だった
うっとおしそうに乱れた黒い長髪を白い腕でかき上げると少女は顔を歪めた

「御尻痛いよ・・・そっか。蓉子様に掘られたんだっけ?」

令嬢とは思えないような低俗な言葉が美少女の口から漏れた

蓉子は香織が目を醒ますのを確認すると黙って背を向けさらしを巻き始めた

「蓉子様どうしてさらしなんか巻くの?それに学ランなんて・・・」

まだ目が醒めたばかりのキョトンとした表情で香織は言った

蓉子はその質問に答えることは無く、さらしをまき終えると学ランに手を掛けた

「蓉子さまぁ〜なんか機嫌が悪そうね。ふふふっ」

香織は酔っ払いか商売女のように馴れ馴れしく蓉子の肩に腕を掛けると肩のあたりにキスをした

「香織先輩・・・もうすぐ授業が始まりますよ。貴女も服を着てください」

「も〜せっかちなんだから。もう一発ぐらいやっていこうよ。ね?」

唇と舌を蓉子のうなじに這わせ、小悪魔のような笑みを浮かべる香織は人前で見せる
生徒副会長の凛とした姿とは全く異なっていた

蓉子は黙って香織を引き離すと羽織った学ランの襟で香織の唾液を拭った

「つれないわね・・・どうしたのよ?さっきまであんなに私を愛してくれたのに」

香織が駄々っ子のように頬を膨らませ拗ねた様子で尋ねると蓉子はようやく口を開いた

「…以前約束した生徒会が行っている予算の集計表を見せていただけないでしょうか。」

蓉子の質問に香織はとたんに悪夢から醒めたような青褪めた表情になった

「この前予算についてはプリントアウトした資料を貴女に渡したはずよ・・・授業が始まるわね。急がなきゃ」

香織は蓉子から顔を背けると先ほどまでとは打って変わって慌しく服を身に纏い始めた
よほど狼狽しているのか、香織はブラジャーを着けるのも忘れてセーラー服を被った

「表の帳簿じゃなくて生徒会が不正に利益を上げている裏帳簿ですよ」

蓉子の瞳は獲物を狩る際の肉食獣のようなを輝きを見せた
今まで好きでもないレズゴッコに付き合わされた上にこれ以上本来の目的から煙を巻かれるのは許せなかった

香織は蓉子の本性を始めて垣間見せられ、腰が抜けへたるようにどっと地に尻を付いた

「だ・・・駄目・・・裏帳簿だけは・・・」

涙目の香織は尚すがる様に哀願した。
これが男子が見れば憐憫の情でも沸くものであろうが、同世代の同姓は残虐であった

「愛の対価は生徒会の情報を私に包み隠さず伝える事。そう約束したはず。」

「これは・・・学園の恥部です・・・もし外部にでも漏れたら生徒会だけじゃない
万が一マスコミに報道されたら我が学園は破滅です。」

消え入りそうな声を震わせながら精一杯香織は抗議した
蓉子の目的は家から命令された生徒会の裏帳簿の入手だったのだ

「ならば私との約束はどうでも良いのか?貴女の愛に私はずっと応えてきた。
決して正常とはいえない愛を。だから今度は貴女に応えて欲しい。私が求めるものを。」

香織は蓉子の眼光に耐え切れないようにうつむいた。
追い詰めすぎたかと思って蓉子は香織の顔を覗き込んだ
だが予想していなかった事に、乱れた髪の奥から覗く口元には笑みが浮かべられていた

「・・・ふふふふふっ!!!はははははっ!!!」

はじめは香織の口から微かな笑い声が漏れ、徐々にその笑いは大きくなりやがて
生徒会室中に響くような声でこだました

一瞬蓉子は香織が恐怖で気が狂ったのではないかと勘違いしそうになった

「馬鹿め・・・大人しく私の寵愛を受けていれば良かったものを・・・
 皇蓉子。お前は今から生徒会の敵になった。」

香織が懐からIDカードを取り出すとPC用に設置されたハブに振りかざした
するとブザーのような音が鳴ると本棚が開き数人の人影が現れた

「成る程・・・ただのPC周辺機器じゃなくてセキュリティー用に改造された物だったのか」

たかが生徒会室にこれだけ厳重な仕掛けが施されている事に学園の抱える闇の深さを知る思いになった

「この女がこそこそ生徒会を嗅ぎ回っているスパイか?」

いずれも身長180センチは軽く超える中学生とは思えない巨漢で獰猛そうな男達が下卑た表情で蓉子の体を舐めつくような視線で眺めた

「さあ憐花学園が誇る格闘部四天王。貴方達の手で生徒会に逆らう不穏分子を抹殺してしまいなさい」


「俺は空手部主将平賀直人!」
「ボクシング部部長山崎渉!」
「レスリング部部長森善郎!」
「柔道部島健蔵!!!」

全員が全国大会入賞経験者のつわものばかりだった。
だが蓉子は臆することがなく逃げようとせずに身構えた

「やっておしまい・・・思うさまに皇蓉子を犯して二度と学園歯向かえないようにしてやれ」

性欲で目をぎらつかせた凶悪な男達は目前の美少女に対する衝動を抑えることが出来なかった
知性の一編も感じさせられない獣のような漢達は一斉に蓉子に飛び掛った




5分後

「まぁ想定の範囲内だったから。」

どこか胡散臭いIT企業の社長のような台詞を述べて蓉子は両手でほこりを払った
傷一つ無い蓉子の美しい顔と対照的に四人の格闘部部員達はあちこちに打撲や青痣を拵えて
仰向けや大の字やうつ伏せなど様々な格好でのびていた

「女の子を気絶させるだけが私の取り柄じゃないのよ。」

蓉子が自嘲気味に笑うと香織に近づいた

「ひい!」

今度は本当の恐怖で香織は涙を流していた
まさか学園最強のボディーガード達が幾ら長身とはいえ女性である
蓉子一人に蹴散らされるとは夢想だにしていなかったからだ

「ゴメンナサイ・・・生徒会長に命令されて・・・仕方なくやったんです。」

「生徒会長はこの際どうでもいい。それよりか私と貴女の約束を果たしてもらいたい。」

蓉子は努めて突き放すように言った。
あまりにも愚かな同性を見ると却って憐憫の情さえ湧いてくる
かりそめの情愛とはいえさっきまで体を重ねていたので尚更その気持ちは強い
だが感情の奥底の優しさを敢えて今は封印して心を鬼にすることにした

香織は書斎の机の引き出しから一枚のCDロムを取り出した
蓉子がそれを受け取ると香織に見向きもせずに生徒会室のドアに手を掛けた

「貴女を愛しているのは本当です…だけど本当にこの裏帳簿が世間に知られたら学園の終わりです。貴女はそれでも良いのですか?」

香織は最後の抵抗とばかりに悲痛な叫びを上げた
その声は確実に廊下に出ていた蓉子の耳に届いていたが振り返る事は無かった
香織の願いを拒否するかのようにドアが閉じられると丁度昼休みの終了を告げるチャイムが鳴り響いた

予定通りの時間で仕事を終わらせた蓉子は何食わぬ顔で次の授業に参加した

(さて・・・これを父上に報告せねば)

香織とのセックスも格闘部部員四人を締め上げた事も既に頭の中から消え、残された任務の遂行のみを考えていた

第二話へ続く

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