連載小説
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冴島大河編第一話前篇「伝説の十八人殺し・輝日東に現る」
    ―――10月15日電車の中―――
???「あれが輝日東ですか、海がきれいですしいい街ですね冴島の兄貴」

冴島「せやな、馬場ちゃん」

馬場「一度住んでみたいものです…あ、あれが輝日東高校じゃないんですか?」

冴島「ああ、せや…梨穂っちゃんは元気にしとるかの」

彼は冴島大河、堂島組傘下に位置する嶋野組に所属する真島吾朗とは渡世の兄弟とし、後述の「極道18人殺し」は桐生に匹敵する東城会の伝説となっており、彼と共に東城会の象徴的存在であると言われているため、強さにおいても100人もの武装した受刑者を事も無げに全滅させる、通常の倍以上のサイズの巨大熊を素手で倒す、走行中の自動車を受け止めるなど人間離れしており、桐生と互角に渡り合うなど龍が如くシリーズの中でも堂島の龍と並ぶ最強の一角といえる現在本釈放のため街で信頼を得るべく輝日東に来ている

もう一人は馬場茂樹網走刑務所に移送されてきた冴島と同房の囚人で、北海道の極道組織・北方組の一員。兄弟のために殺人を犯して服役、組に捨て駒扱いされたことから外の世界に出ることを嫌がるも冴島の働きにより仮出所を決意した直後に所内でおこった囚人同士の刺傷事件の犯人にされてしまうが、冴島らの力で無実と証明される日本ドームコンサート当日には黒澤の指示に従い、遥を狙撃しようとするが、良心の呵責に耐えかねたのか、指示を無視してそのまま立ち去ろうとするも裏方としての仕事に徹し切れていない中途半端な姿勢に怒りを覚えた品田の手により叩きのめされた。その後、冴島に謝罪をしながら自ら命を絶とうとするも駆けつけた高坂達によって止められ、罪を償うために網走へ帰ることとなった現在冴島とともに信頼を得るべく輝日東に来ている

       ―――その理由は3日前の10月12日―――

???「仮釈放の申請申請通ったようだな、冴島・馬場」

冴島「ああ…大島お前はまだなんか」

大島「ああ…ずっと盗み続けてたもんだから刑期重くなっちまってな…しかし最近の日本は物騒だな殺人・誘拐が多発している月見野でもそうだ」

馬場「新聞見る限り警察の逮捕が追い付いてないようですね…本釈放のテスト中殺されなきゃいいけど…ああそういえば兄貴、信頼を得る街はどうするんですか?神室町?それとも月見野ですか?」

冴島「いや…どちらでもあらへん、輝日東ってとこはしっとるか?千葉の端っこ何やが…」

馬場「あ〜聞いたことありますね行ったことあるんですか?」

冴島「真島の兄弟といったことがあるんや…そこには男女友達も多数おるから…」

馬場「へぇ〜兄貴って人脈広いんすね、誰ですか?」

冴島「今から電話かけるとこや、馬場ちゃんも来るか?」

馬場「いいですね…じゃちょっと行ってきます」

大島「ああ、気を付けて行け」

    ―――囚人用公衆電話室―――
   プルルルルル…プルルルガチャっ

冴島「梨穂子の父親はんか?御無沙汰してはります娘さんはいてはりますか?…はい…今呼び出しとるらしいで」

馬場「どんな人なんですか?その梨穂子って人」

冴島「せやなぁ…一言でいえば…ぽっちゃりしてて抜けた部分があるな」

???「もしもし〜?」

冴島「おっ梨穂子久しぶりやな、元気にしとったか?」

梨穂子「冴島さん?うん、元気だよ〜それでどうかしたの?」

冴島「ああ…仮釈放申請が通ったから3日後輝日東に行く…待ち合わせを頼めるか?…あともう一つ」

梨穂子「いいよ〜でもう一つは?」

冴島「…兄弟分も来ることになったそいつの紹介や」

梨穂子「兄弟分?親友ってこと?誰?それ」

冴島「ああ…今紹介するから待ちや…馬場ちゃん」

馬場「…もしもし?俺は馬場茂樹だよ、冴島の兄貴とくるようになってるから宜しくね」

梨穂子「は〜い」

冴島「ちゅうことや…宜しく頼むなじゃ3日後会おうな」

    ―――そして今に至る―――

     ―――後半に続く―――
14/10/14 18:41更新 / アンフィニ
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