連載小説
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ヒナタ「はあぁぁぁ!!!」
体勢を低くしてロボットの攻撃をかわし、そのままロボットの下顎目掛けてサマーソルトキックを繰り出して。見事命中し、真上に吹っ飛び…ヒナタはロボットの落下地点を予想して移動し、ナイフが届く距離まで迫ると胴体を切り裂く。ロボットは機能停止し、武器を落とす。


文「ヒナタさん、着々とロボットを倒していってます!そして、今回は武器を落としたみたいですよ!」
アリス「あの子、ナイフだけでも十分やれそうに見えるけど…」
※ナイフで15体倒してます。


ヒナタ「…これは…」
ダガーだ。普通のダガーではなく、全体的に炎のようなデザインに炎のような色の刃、いかにも炎属性のようなダガーだ。

文「どうやらヒナタさん、当たりの武器を手に入れたようです!優勝への大きな一歩です!!」
アリス「確かに強そうね、どんな武器なの?」
文「DEX 20、炎属性で炎を纏っての攻撃や炎を飛ばしたりすることができますよ!おまけにDEX強化なので命中率が上がってる上、炎攻撃が命中すれば相手に燃焼の状態異常も付与できます!」

フレイムダガー(DEX+20 炎)を装備して実際に振っているヒナタを見ながら解説する。ダガーにはリーチが短いという欠点もあるが、炎を飛ばせるためその欠点も補える。


ロビ「おや、強そうな武器を手に入れてるのです。」
ロビがヒナタを見つけ、歩み寄る。
ヒナタ「確か…ロビさん、だっけ…?」
ロビ「ロビでいいのです。それにしても驚きました、初対面の方は大抵私とネスを間違えるのです。」
ヒナタ「匂いが違ったから…」
ロビ「匂い…なるほど…。」

ヒナタ「ところで、ネスって人は…?」
ヒナタはロビとネスが協力してることは知らないが、おそらく協力してるだろうと予想しており、ネスが何処にいるのか尋ねて
ロビ「…さっきまで、一緒にいたのです。リベルという、顔がローブで完全に隠れている方のターゲットに遭遇したのですが…今の装備では全く歯が立たなかったのです。ネスと別々に逃げて、合流を目指していたところなのです。」
ヒナタ「そうなんだ…」
ロビの武器を見ると、ライフルが一丁…だが、通常のとは違う辺り何か特殊なものなのだろうが、今自分が手に入れた武器のような特殊な力を宿しては無さそうだ。

ロビ「今は、合流を目指しているのです。…そこで、一つお願いがあるのです。」
ヒナタ「…お願い?」
ロビ「私の武器は、見ての通り遠距離武器。単独で戦えないわけではないのですが、敵に囲まれると厄介なのです。できれば、接近戦が得意そうなヒナタに同行をお願いしたいのです。」
ヒナタ「…いいよ」
特に悩むことなく、頼まれるとすぐに了承するヒナタ。

ロビ「ありがとうなのです、ヒナタは優しいのです。では、合流を目指すのです。」
ヒナタ「うん…」
そう言って、二人は一緒に行動を開始する。

ロビ「…ところで、会話は苦手だったりするのです?」
ヒナタ「…うん」




22/12/29 14:45更新 / 青猫
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