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第9話 新入生歓迎パーティー 中編
前編の続き


パーティー当日


508号室


まめっち「そろそろ行きますよ」

ふらわっち「はーい」

ラブリっち「ちょっと待って!髪が上手く整わなくて」

ふらわっち「ラブリっち貸して」

ラブリっちの髪を整える

ラブリっち「ありがとうふらわっち」

ふらわっち「困ったときはお互い様…はい。これで大丈夫」

ラブリっち「ごめん。待たせちゃって」

くろまめっち「大丈夫だ。さぁ行こうぜ」

3人「うん」

508号室から出たときたけお達も一緒に出てくる

けいすけ「おっ!ちょうどいいタイミングだったな」

まめっち「たけおさん、けいすけさん」

たけお「ん?ふらわっちそのドレスもしかして前に誕生日パーティーで着たドレスか?」

ふらわっち「そうだよ。この前みらいっちとくるるっちにお願いして手直ししてもらったの。このドレスは私の大切なドレスだから」

たけお「そうか大事に取っておいたんだな…それよりみらいっちとくるるっちにあったのか!」

まめっち「はい。二人とも元気そうでした」

けいすけ「俺たちも会いたかったな」

ラブリっち「いつでもまた会えるよ」

けいすけ「そうか…その時を楽しみにしてるよ」

たけお「…おっとそろそろ時間になる。急ごう」

みんな「うん」

学生寮を出てパーティー会場であるブリテン学園へと向かった


ブリテン学園


ラブリっち「ここがブリテン学園」

ふらわっち「校舎もとっても豪華で素敵」

ケイシー「あら?ふらわっちそれにみんなも」

まめっち「ケイシーさん!」

ふらわっち「お久しぶりです。ケイシーさんのドレスとっても似合ってます」

ケイシー「ありがとう!ふらわっち、ラブリっちもドレスとても似合っているわ」

ラブリっち、ふらわっち「ありがとうございます」

アラン「さぁみんな待っている。中へどうぞ」

みんな「はい」

ケイシー「あ、たけお君けいすけ君少しお話いいかしらアランみんなをお願い」

アラン「わかりました。さぁこっちだ」

ふらわっち「たけお、けいすけ中で待ってるからね」

たけお「あぁ」

人込みを逃れて三人で話をする

たけお「え!?最近ブリテン学園で事故が?」

ケイシー「えぇ実は最近トイレなどで生徒が首を絞められていて倒れていたりなどの事故が起きているの…まるでパーティーを妨害しているかのように」

けいすけ「それじゃあますます危険が伴うぞ」

たけお「警察は動いてないのか?」

ケイシー「去年は警備が少なかったけど今年は警察を大勢呼んで警備を厳重にしているわ。大丈夫だと思うけど」

たけお「それならいいのだが…」

ケイシー「もしものことを考えてみんなのそばにいてあげて」

たけお「あぁわかった。一人にはしないさ」

けいすけ「トイレの時どうするんだ?」

たけお「あ……」

ケイシー「それはこちらで対策するわ」

たけお「わかった」

ケイシー「話はこれで終わりよ。さぁ会場へ行きましょう」

二人「うん」

3人は会場へと向かう


ブリテン学園大広間


まめっち「あ、お帰りなさい!」

たけお、けいすけ「ただいま」

ふらわっち「二人とも席取っておいたよ」

たけお「あぁありがとう」

けいすけ「助かるよ」

するといきなり目が細めで痩せ細った男が現れたけおを思いっきりどつく

たけお「うわっ!!」

?「おっとごめんよ!気が付かなくて」

ふらわっち「たけお大丈夫?」

けいすけ「おい!今のわざとだろ!!」

ラブリっち「たけおに謝りなさい!」

?「先程謝ったじゃないですか…お説教は苦手なんでね。失礼」

その男は前の席へと向かって歩いて行った

ラブリっち「なんなの…あの態度」

たけお「いてて…」

けいすけ「大丈夫か?」

たけお「あぁ…しかし思いっきりぶつかってきやがったな…」

ふらわっち「ブリテン学園にも変わった子がいるみたいだね」

ラブリっち「ふらわっちそれ同じこと言えるの?」

ふらわっち「あ、アハハ…ソウダネ…」

まめっち「あ、そろそろ開会式みたいですよ」

たけお「お、始まるな」


開会式が始まり数分後自由行動の時間になる


たけお「じゃあ俺はふらわっちと一緒に会場を見て回ってくるから」

ふらわっち「みんなまた後でね」

たけおとふらわっちはみんなと離れ会場を見て回る

まめっち「では僕はエリスさんと行きます」

くろまめっち「俺はメロディっちといく」

ラブリっち「けいすけ行こう」

けいすけ「あぁみんなまた後で」

エリス「まめっちおまたせ」

まめっち「エリスさん!では行きましょう」

エリス「うん」

メロディっち「くろまめっち待った?」

くろまめっち「いや…行こうぜ」

メロディっち「OK」

それぞれ会場を見て回ることに


その陰で先程たけおをどついた男がニヤけていた


?「ふむ…奴は付き合っているのか…おもしれえじゃねえか……お前に絶望をくれてやらないと……なぁ……たけお」

たけお、ふらわっちペア


たけお「ふらわっちはどこか見たいところはあるか?」

ふらわっち「う〜んどうしようかな」

ユリ「あら?ふらわっち」

ケン「やぁ」

ふらわっち「あ、ユリ先輩!ケン先輩」

ユリ「あら?あなたは確か」

たけお「たけおです。自己紹介していなくてすみません」

ユリ「いいのよ。それよりふらわっち彼と付き合ってるの?」

ニヤニヤしながら言う

ふらわっち「は…はい」

ユリ「やっぱり私もそう思ってた。フフフ」

ふらわっち「ところでケン先輩はどうしてユリ先輩と?」

ケン「べ、別に付き合っているとかではい。ただ一緒に行く人がいなくてだな」

ユリ「それで私がケンを誘ったのよ」

たけお「本当か?」

ケン「本当だ!」

ふらわっち「まぁまぁ…」

ユリ「ところでふらわっちはどこにいこうか迷ってるの?」

ふらわっち「は…はい」

ケン「だったら近くにあるバルコニーはどうかしらいい眺めよ」

たけお「バルコニーかいい眺めが見られそうだしいいんじゃないか?」

ふらわっち「うん。教えてくださりありがとうございます」

ユリ「じゃあ私たちはこれで」

ケン「それじゃあまた」

ふらわっち「はい。また後で」

ユリとケンはその場を後にする

たけお「優しそうでいい人達だな」

ふらわっち「うん。いつも丁寧に教えてくれてとっても助かってるの」

たけお「そうかいい部活を選んだな」

ふらわっち「うん」


後編に続く


21/02/04 15:43更新 / エムビー
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