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第9話 新入生歓迎パーティー 前編
ある日 


茶華道部



ふらわっち「え!?歓迎パーティー?」

ユリ「そうブリテン学園とたまハーバースクールとの合同で新入生の歓迎パーティーを開くことになったの」

ケン「すっかり忘れてた…」

ユリ「ケン!あなたが忘れてどうするのよ」

ケン「ごめんなさい」

ふらわっち「あの…歓迎パーティーって毎年開かれているんですか?」

ケン「あぁそうだよ。去年の歓迎パーティーのごちそうは最高だったよ」

ユリ「みんな素敵なドレスを着てたわ」

ふらわっち「へぇ〜とっても楽しみ!…あ、でもドレスどうしよう…」

ケン「持ってきてないのか?」

ふらわっち「持ってきてはいるんですけど…少し恥ずかしくて」

ユリ「恥ずかしがることはないわ自分らしくしていればいいのよ」

ふらわっち「は、はい…ありがとうございます」

ユリ「ふらわっちのドレス姿楽しみにしているわ。それじゃあまた明日」

ケン「僕も行くよ。ふらわっち気を付けて帰るんだよ」

ふらわっち「はい。お疲れさまでした」

ふらわっちは片づけをして寮へと戻る


その夜


508号室


まめっち「歓迎パーティーですか?」

ふらわっち「そうなのブリテン学園とたまハーバースクールとの合同で行うパーティーみたいなの」

ラブリっち「私も演劇部で聞いたよ。新入生の歓迎をお祝いするパーティーだって」

くろまめっち「俺そういうの興味ないな…」

ふらわっち「そんなこと言っちゃダメでしょ…め!」

まめっち「パーティーとなると男子ならドレスローブ女子ならドレスが必要ですよね」

くろまめっち「俺持ってきたかな…」

ふらわっち「私は持ってきたけど」

ラブリっち「私も持ってきたよ」

まめっち「僕のは…良かったありました」

くろまめっち「あ、良かった…あった」

まめっち「良かった!みんな持ってましたね」

ふらわっち「ドレス買うとなるとかなりお金かかっちゃうもんね…」

ラブリっち「確かに…でもみらいっちとくるるっちがいたら今頃ドレスを作ってもらっていたかも」

まめっち「ですね。あの二人は今未来の学校でお勉強しているみたいですからね」

くろまめっち「そうだったのか…あの二人には頑張ってほしいな」

まめっち「ですね」

?「誰かあたしを呼んだ?」

?「私も呼ばれた気がするわ」

すると天井から扉のようなものが現れそこから女の子が二人降りてくる

まめっち「も、もしかして……みらいっち、くるるっちですか」

みらいっち「お久しぶり!!まめっちみんな」

くるるっち「みんな久しぶりね!」

ふらわっち「みらいっち、くるるっち!久しぶり」

くろまめっち「久しぶりだな」

ラブリっち「天井から出てきたけど…あれって」

みらいっち「あ、これ?ジャジャ〜ン!ノックとんとん」

くるるっち「実はこれドリたまスクールに通っていた時にも使ってたのよ。これを使って未来と過去を行き来してたの」

くろまめっち「そうだったのか…」

まめっち「それよりどうして僕たちの所がわかったんですか?」

みらいっち「ドリたまスクールのお面校長から聞いたんだ。まめっち達が卒業してたまグランド地方にあるたまハーバースクールへの入学が決まったってね」

くるるっち「それで私たちみんなにばれないようにこっそりこの場所へ移動できるようにしておいたの」

ラブリっち「そうだったんだ」

くろまめっち「黙ってこっそりするっていうのはあまり感心できないな」

みらいっち「そのことは謝るよ。ごめん」

くるるっち「私もごめんなさい」

ふらわっち「いいのよ二人とも」

みらいっち、くるるっち「え!?」

ふらわっち「だってこうして二人に会えたんだから謝る必要なんてないもの」

まめっち「ふらわっちのいう通りです」

ラブリっち「うんうん」

みらいっち、くるるっち「みんな…」

まめっち「だって僕たちたまともじゃないですか」

みらいっち、くるるっち「ありがとうみんな」

ラブリっち「ねぇところでみらいっちとくるるっちはどうしてここに?」

みらいっち「あ、そうだった。さっきドレスとかどうとか言ってたでしょう?」

くるるっち「それで私たち何かお手伝いできないかなって」

ふらわっち「(あ、そうだ)みらいっち、くるるっちドレスの件でお願いしたいことがあるんだけど」

みらいっち「もちろんいいよ」

くるるっち「どんなこと?」

ふらわっち「それはね」

ふらわっちはみらいっちとくるるっちの耳元で何かを伝える

みらいっち「わかったわ」

くるるっち「じゃあこのドレスはパーティーの当日前までにしっかり手直しするわね」

ふらわっちのドレスを預かる

まめっち「手直し?ふらわっち二人に何を頼んだんですか?」

ラブリっち「あ、私も気になるかも」

くろまめっち「何を頼んだんだ?」

ふらわっち「それは当日までの秘密だよみんな」

まめっち「秘密ですか…」

ラブリっち「じゃあ当日を楽しみにしてるから」

くろまめっち「あぁ当日になったら教えてくれよ」

ふらわっち「もちろん」

みらいっち「じゃあまた遊びに来るね」

くるるっち「みんな新しい学校でも頑張ってね」

まめっち「みらいっち、くるるっちも未来での勉強頑張ってくださいね」

ふらわっち「ドレスをお願いね二人とも」

ラブリっち「応援してるからね」

みらいっち「うん。それじゃあ」

くるるっち「またね」

ノックとんとんを使って未来へと戻っていく

まめっち「行ってしまいましたね」

ふらわっち「うん。当日までにドレスの手直しが終わればいいんだけど…」


それから何日か経ちパーティー当日を迎えた


中編に続く

21/02/03 23:32更新 / エムビー
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