連載小説
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闇「病み」日記
最近はよく思う。僕の幼馴染が凄すぎて、自分には何も無いと。
思い過ごしかなとか考え過ぎとかそんな風にも思う。
誰か分からんが聞いたことはある言葉、高すぎる目標には挫折しか見ない。
その通りだと僕は共感する。目標にしている、というわけでは無いのだが、やはり春人のことは嫌でも意識してしまうのです。もう何回述べたか分からないけど、春人にはなんでもある。
顔も良く、頭も良い、そんでもって性格も仏。スポーツだって出来ちまう。
そんな風に羨んでいる僕には何がある?全てにおいて中の上、良く言えば弱点が無い。悪く言えば良いところがない。春人がスーパーコンピューターなら俺は比較もできないポンコツPC。
僕は何を思えばいいのだろう?なんて言えばいいのだろう?まあそんなことを考えても何も始まらんし、変わりもしない。いつだって人は正しい方を選びたがる。だからと言って僕は自分が今まで歩いてきた道のりに後悔の念を抱くわけじゃない。人生リセットボタンなんてないし、死んだらそれで終わり。死んだら転生する?そんな都合のいい話あるわけがない。たとえそれが本当のことだとしても、その時には自分の前世など気にもしない、それに記憶もない。そして大人になるそんなリサイクルの繰り返し。ペットボトルってこんな気持ちなのかな?僕は悔しい。何もないと自分が。そんなことを嘆いたところで何も変わりャーしない。むしろ現状維持だろう。自分の誇れるものってなんだろうか?生命線の長さ?アニメの知識?学校で教えられた知識?勉学?そんなものじゃない。より決められた枠の中で自分を守りながら他人に迷惑をかけずに平穏な暮らしを送るための能力ではないのか?そしてそれを繰り返す、人生を流れ作業として認識することではないだろうか。「はぁ、改めて本当に俺病んでるわ。まあ、かなり良くなった方だけどなぁ」そろそろ寝よう。そしてまた1日が過ぎ、新たな1日が来る。そうして世界は回っているのだ。
16/12/20 23:14更新 / さじまる
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■作者メッセージ
自分の心の闇も含めて書いてしまいました。
すいません

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