堕天の憂鬱
〜シエルside〜
君に謝らなければいけないことがある。
それは
君をおいて天から堕ちたこと。堕天になってしまったこと。
もう二度と会えない。そう諦めて僕は人間達と生活していた。堕天ということを隠したまま。
そして人間を愛しい存在とした。今思えば君の代わりだったのかも知れない。諦めていても、君を愛していたという事実は変わらない。忘れられなかった。
人間達と生活し始めて3年が過ぎた頃、君が現れた。僕は嬉しかった。けれどそれと同時に恐怖に襲われた。今更君とどんな顔をして話せば良いのか。こんな僕は君と同じ世界に居てはいけないのではないだろうか、と。
だから君に敵意を向けた。振りをした。罪悪感を感じていたからだろうか。
やはり、君には許してもらえるはずがなかった。
僕の堕天人生は幕を閉じた。
後悔はしていない。愛していた君に殺されたのだ。むしろ喜ばしいことだ。当然の報いだった。
ねぇ、知っていたかい?僕の心の支えは君だったことを。君を誰よりも、何よりも愛していたことを。
僕はここで待っている。
君がこの堕天の世へくるその時を。
僕が愛した君がくるその時を。
僕だけの君がくるその時を。
いつまでも、いつまでも待ち続けよう。
そして君がこちらへ来たときはこう言うんだ。
これからもずっと愛し続けよう。君だけを。ねぇ、アレン。僕と...共にこの世で生きていこう。
と。そして抱きしめよう。一生離れないように。離さないように。
君に謝らなければいけないことがある。
それは
君をおいて天から堕ちたこと。堕天になってしまったこと。
もう二度と会えない。そう諦めて僕は人間達と生活していた。堕天ということを隠したまま。
そして人間を愛しい存在とした。今思えば君の代わりだったのかも知れない。諦めていても、君を愛していたという事実は変わらない。忘れられなかった。
人間達と生活し始めて3年が過ぎた頃、君が現れた。僕は嬉しかった。けれどそれと同時に恐怖に襲われた。今更君とどんな顔をして話せば良いのか。こんな僕は君と同じ世界に居てはいけないのではないだろうか、と。
だから君に敵意を向けた。振りをした。罪悪感を感じていたからだろうか。
やはり、君には許してもらえるはずがなかった。
僕の堕天人生は幕を閉じた。
後悔はしていない。愛していた君に殺されたのだ。むしろ喜ばしいことだ。当然の報いだった。
ねぇ、知っていたかい?僕の心の支えは君だったことを。君を誰よりも、何よりも愛していたことを。
僕はここで待っている。
君がこの堕天の世へくるその時を。
僕が愛した君がくるその時を。
僕だけの君がくるその時を。
いつまでも、いつまでも待ち続けよう。
そして君がこちらへ来たときはこう言うんだ。
これからもずっと愛し続けよう。君だけを。ねぇ、アレン。僕と...共にこの世で生きていこう。
と。そして抱きしめよう。一生離れないように。離さないように。
16/05/01 22:39更新 / 彗