25
レストランを出た。味はおいしかったが、正直自分が何を食べているかよくわからなかった。マルセルが隣で詳細に感想を述べてくれていたが、全然そこまでわからない。次はもう少し料理について学ばなければならないと感じた。はぁ………。
次に向かったのがまた服屋。今度の服屋はマルセルの行きたいところだったため、メンズ専門店だった。余り特筆することはなく、マルセルが楽しむ様子を僕たち三人で眺めていた。女性陣が「メンズだから別のところいこう」と言い出すと、マルセルが「そんなこと言うなよ、みんなで一緒に回ろうぜ!!」といって女性陣が出ていこうとするのを阻止していた。「自分は出ていくのにな」と言ったリーの小声がすっごいチクチクしてたが、マルセルは何も気に留めていないようだった。
マルセルが満足したところで、次は僕の行きたいところになった。僕は展望台に行きたったので、そこに行くことに決まった。
雑誌で読んだのだが、ランチバークには全長1キロ以上の高い電波塔があり、そこには展望台が備わっていて、そこからの景色が絶景だと書いてあった。僕はその記事に興味がわいたので、そこに行くことを提案した。
全員からOKが出たので、みんなで服屋から電波塔へ向かった。
道中、リーが少し寄って行きたい店があるというので、そこに行ってから電波塔へ向かうことになる。その店は、ゴスロリ専門店だった。
「あーー……私、別のところにいっていい??」
ジャッキーは何かを察したかのようにしてその場から逃げようとする。リーは逃げようとするジャッキーの腕を掴んだ。
「逃がさないよ?」
「………私、絶対何も買わないよ?」
何だか女の戦いが繰り広げられているみたいだ。
「別にいいじゃねえか、はいろうぜ〜〜」
無神経なマルセルが、何も考えずにその店に足を踏み入れる。
「……そういうわけなんで」
両眼を光らせるリーと店に入っていくマルセルを見て、何やらあきらめるジャッキー。
「…………」
何が起こるかよくわからなかったが、僕はジャッキーとリーの二人についていく形でお店の中に入った。
「じゃあ、男子組は適当に店の中回っててよ。私とジャッキーで話があるから」
リーは僕とマルセル二人にそう伝えると、ジャッキーを連れて店の奥へと進んだ。
「………なんなんだ?」
「さあ………?」
深入りするのも面倒そうなので、僕とマルセルで店の中を回る。店の中には何かの舞台の衣装のような服がたくさん陳列されていた。マネキンに着せられた服は童話にでも出てきそうな服ばかりで、マネキンが動き出しても不思議じゃなさそうな空気が漂っていた。
お店の中にはほかにも客がいたが、なんだかめちゃくちゃ見られてる気がする。それもそうか、この店は基本女性が来る店だ。男だけで見て回っていたらそれは不思議な光景だろう。
僕はだんだんこの店に居づらさを感じる。
楽しそうに見ているマルセルに声をかける。
「ねぇ……少し外で待たない?ちょっと居づらいんだけど……」
「?そうか?俺はそうでもないけど……」
どうやらマルセルはあまり視線が気にならないみたいだ。僕は仕方なく、マルセルについて店を回る。
しばらくすると、リーから「試着室に来て」と連絡が来る。僕たちは試着室を探し、そちらの方へ向かった。そこにはリーの姿があった。
「……来たね。もう少し待ってて。面白いものが見れるよ。」
リーは怪しげな笑みを浮かべながら腕を組んでいる。
僕はその姿を見て、リーがこの店で何をしたかったのかを察した。
「そんな……やられたらやり返す……って、子供じゃあるまいし……実際リーの服似合ってるからいいじゃん」
マルセルも僕の言葉で今何が起こっているかを察し、試着室にいるであろう人物に聞こえるように話す。
「あ〜!何がみられるんだろうなぁ〜〜?楽しみだなぁ〜??」
すると、試着室の中からその人が出てくる。
「………覚えてろよお前ら……」
中から、ゴスロリ服を着たジャッキーが出てきた。顔が真っ赤だ。髪型も黒いリボンでツインテールにしている。白い肌に白い髪とよく似あっていて、まるでお人形のようだ。
「…………いいじゃん」
マルセルがシンプルな賛辞を述べる。さっきの冷やかした態度とは大違いだ。
「……私、その「いいじゃん」、なんか凄く嫌だ……」
ジャッキーが俯く。そんな姿も絵になるくらい、ジャッキーのツインテゴスロリは似合っていた。
「僕も……いいと思うよ。きれいで…人形みたい……」
僕もジャッキーに賛辞をおくる。ジャッキーは、胸を張り髪をなびかせた。
「ま、私だからね!何着ても似合っちゃうような〜!」
ジャッキーは開き直って自信家路線へと切り替えた。耳が真っ赤だったが、そのことは黙っておく。
「…………似合ってるよ。私より似合ってるのなんか腹立つ…」
「勝手に着せといて勝手にキレるのやめてくれない????」
リーが不機嫌そうに漏らす。ゴスロリ愛好家も、悔し紛れにそういうくらいだ、本当に似合っているのだろう。
「じゃ、これ一着買ってね」
「ええ!?!?私何も買わないって言ったじゃん!!」
「拒否権なんてないよ?私だけに買わせておいて、自分は買わないつもり??」
ジャッキーはリーと睨みあっていたが、あきらめたのか、溜息をついて肩をすくめた。
「はー……自分がやられて嫌なことは人にやっちゃダメだね……いい勉強になったよ……」
ジャッキーは試着室に戻り、元の服に着替えた後、その服を買った。
展望台は少し離れたところにあったので、僕たちは道すがらいろいろな売店へ立ち寄った。ソフトクリーム、パンケーキ、ポップコーン、クレープ、スコーンなどなど……本当に色々なものを買って食べ歩きをした。そんなこんなで、展望台まで辿りつくことができた。外は薄暗くなっており、街灯がつき始めていた。
それぞれ券売機で展望台入場チケットを買い、ゲートにチケットを通して入場した。
エレベーターで展望台まで向かう。エレベーターの中はイルミネーションのように装飾されており、薄暗いエレベーターの中をきれいに彩っていた。
エレベーターが着き、エレベーターを降りる。
すると、そこには奇麗な夕日と、街灯やビルの明かりで彩られたランチバークの街が現れた。
「わぁ………」
「おぉ………」
「……奇麗。」
みんな思い思いの感想をこぼす。それほど奇麗だったのだろう。
マルセルとジャッキーは「すごーい!!」「おおおお!!」とハイテンションに散っていった。置いていかれた僕とリーはゆっくり展望台の中を回った。人も少なく、ゆっくり景色を一望できた。
歩みを止め、僕とリーは手すりにもたれかかるようにして外を眺める。
「エラムの街……こんなにきれいなんだね」
リーが隣で物思いにふけったような顔で景色を眺めていた。
「………そうだね」
僕もこの景色を見ながら、いろいろなこと考えた。吸血鬼がいる物騒な世界でも、ある村が焼かれるような殺伐とした世界でも。この街はきれいに輝いてるんだなぁ、と。
「………フェルディってさ、好きな子いる?」
「えっ!?」
急な話題で僕は少し困惑した。
「はは……僕地味だし、全然わかんないなぁ……今の僕より100倍イケメンだったら、そういうのもよくわかったかもね!」
僕はよくわかんない返しをして話をはぐらかす。しかし、リーは至って真剣な顔もちで僕を見据えた。
「……………」
「…………ごめん、よくわかんない。前の村では人間扱いされてなかったし、今もジャッキーとリーくらいしか女の子の知り合いいないから……」
「…………そう」
「……………」
「……………」
沈黙。なんだか独特な雰囲気だ。訳もわかんないのに心臓がどきどきする。頭の中は真っ白になった。
「………私はね、そういう子、いるかも」
「え!?」
「………そんな驚く?」
リーが少し不機嫌そうになった。変な反応をしてしまった、と後になって後悔する。好きな子がいるといって、声をあげて驚かれたらそりゃ嫌な気持ちにもなるだろう。
「ご、ごめん。知らなかったから、驚いた」
僕は素直に謝る。リーはくすっと笑った。
「やっぱフェルディって面白い」
「褒められてるのかな……それ」
僕とリーはまた外の景色の方に目を移す。人の姿がごまの粒のように見える。人通りも日中に比べて減ってきたように見えた。
「………あのさ」
「なに?」
「…………………」
「……?」
喋りかけてきたリーが黙ってしまったので、僕はリーの方を向く。すると、リーが僕の方に向き直っていた。
リーの瞳に外の夜景が映ってきらきらと反射している。いつものゴスロリの格好とは違い、カジュアルな服を着たリーは、いつもに増して奇麗で美しく、そしてかっこよく見えた。
「……………私」
「おーい!!!」
何かを話し始めたリーを遮って、マルセルが大声でこちらに小走りで走ってくる。
「…………」
「?どうした?めちゃくちゃ怖い顔してるじゃんこいつ。フェルディ、なんか怒らせたのか?」
リーが鬼の形相でマルセルを睨む。こっわ……。
「いや、今リーと話してたところ。で、どうしたの?」
「いや………なんでもない」
リーは何もないと、手を振る。何かよくわかんないけど、凄いドキドキした。
「で、マルセルは、なに?人の話遮ってでも話したい内容は??」
リーがマルセルに詰め寄る。改めて怖い。
「いや、それはごめんなんだけど……」
マルセルがどうどう、とリーを落ち着かせる。
「で、どうしたのマルセル。何かあった?」
僕が尋ねると、マルセルが頷く。
「ジャッキーが見当たんないんだけど……お前ら見なかった?」
次に向かったのがまた服屋。今度の服屋はマルセルの行きたいところだったため、メンズ専門店だった。余り特筆することはなく、マルセルが楽しむ様子を僕たち三人で眺めていた。女性陣が「メンズだから別のところいこう」と言い出すと、マルセルが「そんなこと言うなよ、みんなで一緒に回ろうぜ!!」といって女性陣が出ていこうとするのを阻止していた。「自分は出ていくのにな」と言ったリーの小声がすっごいチクチクしてたが、マルセルは何も気に留めていないようだった。
マルセルが満足したところで、次は僕の行きたいところになった。僕は展望台に行きたったので、そこに行くことに決まった。
雑誌で読んだのだが、ランチバークには全長1キロ以上の高い電波塔があり、そこには展望台が備わっていて、そこからの景色が絶景だと書いてあった。僕はその記事に興味がわいたので、そこに行くことを提案した。
全員からOKが出たので、みんなで服屋から電波塔へ向かった。
道中、リーが少し寄って行きたい店があるというので、そこに行ってから電波塔へ向かうことになる。その店は、ゴスロリ専門店だった。
「あーー……私、別のところにいっていい??」
ジャッキーは何かを察したかのようにしてその場から逃げようとする。リーは逃げようとするジャッキーの腕を掴んだ。
「逃がさないよ?」
「………私、絶対何も買わないよ?」
何だか女の戦いが繰り広げられているみたいだ。
「別にいいじゃねえか、はいろうぜ〜〜」
無神経なマルセルが、何も考えずにその店に足を踏み入れる。
「……そういうわけなんで」
両眼を光らせるリーと店に入っていくマルセルを見て、何やらあきらめるジャッキー。
「…………」
何が起こるかよくわからなかったが、僕はジャッキーとリーの二人についていく形でお店の中に入った。
「じゃあ、男子組は適当に店の中回っててよ。私とジャッキーで話があるから」
リーは僕とマルセル二人にそう伝えると、ジャッキーを連れて店の奥へと進んだ。
「………なんなんだ?」
「さあ………?」
深入りするのも面倒そうなので、僕とマルセルで店の中を回る。店の中には何かの舞台の衣装のような服がたくさん陳列されていた。マネキンに着せられた服は童話にでも出てきそうな服ばかりで、マネキンが動き出しても不思議じゃなさそうな空気が漂っていた。
お店の中にはほかにも客がいたが、なんだかめちゃくちゃ見られてる気がする。それもそうか、この店は基本女性が来る店だ。男だけで見て回っていたらそれは不思議な光景だろう。
僕はだんだんこの店に居づらさを感じる。
楽しそうに見ているマルセルに声をかける。
「ねぇ……少し外で待たない?ちょっと居づらいんだけど……」
「?そうか?俺はそうでもないけど……」
どうやらマルセルはあまり視線が気にならないみたいだ。僕は仕方なく、マルセルについて店を回る。
しばらくすると、リーから「試着室に来て」と連絡が来る。僕たちは試着室を探し、そちらの方へ向かった。そこにはリーの姿があった。
「……来たね。もう少し待ってて。面白いものが見れるよ。」
リーは怪しげな笑みを浮かべながら腕を組んでいる。
僕はその姿を見て、リーがこの店で何をしたかったのかを察した。
「そんな……やられたらやり返す……って、子供じゃあるまいし……実際リーの服似合ってるからいいじゃん」
マルセルも僕の言葉で今何が起こっているかを察し、試着室にいるであろう人物に聞こえるように話す。
「あ〜!何がみられるんだろうなぁ〜〜?楽しみだなぁ〜??」
すると、試着室の中からその人が出てくる。
「………覚えてろよお前ら……」
中から、ゴスロリ服を着たジャッキーが出てきた。顔が真っ赤だ。髪型も黒いリボンでツインテールにしている。白い肌に白い髪とよく似あっていて、まるでお人形のようだ。
「…………いいじゃん」
マルセルがシンプルな賛辞を述べる。さっきの冷やかした態度とは大違いだ。
「……私、その「いいじゃん」、なんか凄く嫌だ……」
ジャッキーが俯く。そんな姿も絵になるくらい、ジャッキーのツインテゴスロリは似合っていた。
「僕も……いいと思うよ。きれいで…人形みたい……」
僕もジャッキーに賛辞をおくる。ジャッキーは、胸を張り髪をなびかせた。
「ま、私だからね!何着ても似合っちゃうような〜!」
ジャッキーは開き直って自信家路線へと切り替えた。耳が真っ赤だったが、そのことは黙っておく。
「…………似合ってるよ。私より似合ってるのなんか腹立つ…」
「勝手に着せといて勝手にキレるのやめてくれない????」
リーが不機嫌そうに漏らす。ゴスロリ愛好家も、悔し紛れにそういうくらいだ、本当に似合っているのだろう。
「じゃ、これ一着買ってね」
「ええ!?!?私何も買わないって言ったじゃん!!」
「拒否権なんてないよ?私だけに買わせておいて、自分は買わないつもり??」
ジャッキーはリーと睨みあっていたが、あきらめたのか、溜息をついて肩をすくめた。
「はー……自分がやられて嫌なことは人にやっちゃダメだね……いい勉強になったよ……」
ジャッキーは試着室に戻り、元の服に着替えた後、その服を買った。
展望台は少し離れたところにあったので、僕たちは道すがらいろいろな売店へ立ち寄った。ソフトクリーム、パンケーキ、ポップコーン、クレープ、スコーンなどなど……本当に色々なものを買って食べ歩きをした。そんなこんなで、展望台まで辿りつくことができた。外は薄暗くなっており、街灯がつき始めていた。
それぞれ券売機で展望台入場チケットを買い、ゲートにチケットを通して入場した。
エレベーターで展望台まで向かう。エレベーターの中はイルミネーションのように装飾されており、薄暗いエレベーターの中をきれいに彩っていた。
エレベーターが着き、エレベーターを降りる。
すると、そこには奇麗な夕日と、街灯やビルの明かりで彩られたランチバークの街が現れた。
「わぁ………」
「おぉ………」
「……奇麗。」
みんな思い思いの感想をこぼす。それほど奇麗だったのだろう。
マルセルとジャッキーは「すごーい!!」「おおおお!!」とハイテンションに散っていった。置いていかれた僕とリーはゆっくり展望台の中を回った。人も少なく、ゆっくり景色を一望できた。
歩みを止め、僕とリーは手すりにもたれかかるようにして外を眺める。
「エラムの街……こんなにきれいなんだね」
リーが隣で物思いにふけったような顔で景色を眺めていた。
「………そうだね」
僕もこの景色を見ながら、いろいろなこと考えた。吸血鬼がいる物騒な世界でも、ある村が焼かれるような殺伐とした世界でも。この街はきれいに輝いてるんだなぁ、と。
「………フェルディってさ、好きな子いる?」
「えっ!?」
急な話題で僕は少し困惑した。
「はは……僕地味だし、全然わかんないなぁ……今の僕より100倍イケメンだったら、そういうのもよくわかったかもね!」
僕はよくわかんない返しをして話をはぐらかす。しかし、リーは至って真剣な顔もちで僕を見据えた。
「……………」
「…………ごめん、よくわかんない。前の村では人間扱いされてなかったし、今もジャッキーとリーくらいしか女の子の知り合いいないから……」
「…………そう」
「……………」
「……………」
沈黙。なんだか独特な雰囲気だ。訳もわかんないのに心臓がどきどきする。頭の中は真っ白になった。
「………私はね、そういう子、いるかも」
「え!?」
「………そんな驚く?」
リーが少し不機嫌そうになった。変な反応をしてしまった、と後になって後悔する。好きな子がいるといって、声をあげて驚かれたらそりゃ嫌な気持ちにもなるだろう。
「ご、ごめん。知らなかったから、驚いた」
僕は素直に謝る。リーはくすっと笑った。
「やっぱフェルディって面白い」
「褒められてるのかな……それ」
僕とリーはまた外の景色の方に目を移す。人の姿がごまの粒のように見える。人通りも日中に比べて減ってきたように見えた。
「………あのさ」
「なに?」
「…………………」
「……?」
喋りかけてきたリーが黙ってしまったので、僕はリーの方を向く。すると、リーが僕の方に向き直っていた。
リーの瞳に外の夜景が映ってきらきらと反射している。いつものゴスロリの格好とは違い、カジュアルな服を着たリーは、いつもに増して奇麗で美しく、そしてかっこよく見えた。
「……………私」
「おーい!!!」
何かを話し始めたリーを遮って、マルセルが大声でこちらに小走りで走ってくる。
「…………」
「?どうした?めちゃくちゃ怖い顔してるじゃんこいつ。フェルディ、なんか怒らせたのか?」
リーが鬼の形相でマルセルを睨む。こっわ……。
「いや、今リーと話してたところ。で、どうしたの?」
「いや………なんでもない」
リーは何もないと、手を振る。何かよくわかんないけど、凄いドキドキした。
「で、マルセルは、なに?人の話遮ってでも話したい内容は??」
リーがマルセルに詰め寄る。改めて怖い。
「いや、それはごめんなんだけど……」
マルセルがどうどう、とリーを落ち着かせる。
「で、どうしたのマルセル。何かあった?」
僕が尋ねると、マルセルが頷く。
「ジャッキーが見当たんないんだけど……お前ら見なかった?」
21/10/07 22:44更新 / Catll> (らゐる)