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時間切れです







Answer

名前 宮田加奈子
性別 女
血液型 B
誕生日 4月2日
人種 ハーフ
狙わない影 麒麟 狼 猿





優「…どこかに…法則があるのかな……」
加奈子のプロフィールと、他の人のプロフィールを見比べている一同。


遥「宮田さんのプロフィールに、その答えがあるよね…」
七瀬「ということは、宮田さんと同じところを探せばいいのかしら〜?」

京也「同じところか………そういや、宮田と祐也と倉本先生だけ麒麟に狙われてないよな?」
三人のプロフィールを見比べる。すると遥が

遥「『人種がハーフの人』だけ狙わないのかな…?ほら、他の人は全員日本人だし…」

優「確かに…そうかもしれない…!……あ、猿に狙われない人がわかった!」
楓「本当!?」



優「うん!ほら、猿に狙われない人だけ『血液型がB型』だよ!ということは、B型の人だけ狙われないんだよ!」

春奈「本当だ!ということは、あたしB型だから狙われない!」
友紀「私もだっ!」
どうやら、B型だが猿に遭遇してない生徒が何人かいたようだ

加奈子「あとは、狼が狙わない人か……」
狼に狙われなかった人のプロフィールを見る一同。


祐也「……多分だけどさ、「おひつじ座の人」が狙われないんじゃないの?」
七瀬「え…おひつじ座?」

祐也「うん。だって、狼に狙われない奴は…全員誕生日が近い。おひつじ座は3月21日から4月19日の間に誕生日がある奴だよ。だから、そうじゃないかなって」

京也「おー……そうかもしれねぇ!流石飛び級生!」
祐也「ちょ、やめろよっ!」
祐也の頭をわしゃわしゃとする京也。これで、狙われない人の法則がわかった……だけど


野崎「ケッ!狙われない奴が何で狙われないか、理由を探したって意味ねーだろ!」
と、野崎が全員に対して言う


優「そんなことない!この法則がわかって、狙われない人がまた増えるかもしれない!」
野崎「どれにも当てはまらねー奴には意味ねぇだろ!!いいよな、狙われない奴はよぉっ!!」
優「僕だってどれにも当てはまらない!!僕だけじゃない、京也も!桜井さんも!生徒会長だって当てはまらない!!野崎だけじゃないんだっ!!

加奈子「二人とも、落ち着け」
言い合いをしてる中、加奈子が止めに入る。野崎は加奈子を睨んで

野崎「ハッ!どの影からも狙われないからって調子に乗ってんのかぁ!」
加奈子「乗ってないよ。それより……あたしにいい考えがあるよ。」

優「いい考え……?」
加奈子「とりあえず、アンタ等は学校にあるスマホと充電器を集めな。……あと片桐、アンタはあたしと来て」

京也「お、俺か?」
加奈子「アンタ以外誰がいるのよ。早くいくよ」
二人は教室から出て、どこかへ行ってしまう


遥「……とりあえず、スマホを集めよっか?宮田さん、何か考えがあるみたいだし…」
優「うん…そうだね」

祐也「効率よく集めよう。ボクは小等部にいくよ」
七瀬「あ、私も〜!」

それぞれ集めにいく場所に分かれて探す。ちなみに優と遥は、高等部を探すことに







京也「なぁ、宮田よ。どんな策を思い付いたか説明してくれねーか?」
京也と加奈子は、ビデオカメラを探し回っている。京也は、加奈子の作戦がまだわかっていない様子だ

加奈子「…まぁ、アンタには先に話してもいいか………」
加奈子が京也の方を向く

加奈子「あたしの作戦は………」











優「結構集まったかな…それにしても、学校に充電器を持ってくる人って多いんだね」
遥「まぁ、割りとみんな休み時間にスマホいじるからね。それですぐ充電が切れちゃうんだよ」

優は休み時間、京也達と話をしてるためスマホはあまりいじらない。なので、「一体どこで充電してるんだろ…」と、疑問に思ってる。


野崎「ったく、こんなのを集めて何になるんだよ」
楓「きっと、宮田さんにも考えがあるのよ。今は、宮田さんの言うとおりにしましょう」
野崎「誰かさんが考えた作戦みたいにならなきゃいいけどな」

楓「………」
うつ向く生徒会長。それを見た遥は野崎の前に行き


遥「いい加減にしてよ、野崎君!確かに作戦を考えたのは生徒会長だけど、みんなもその作戦に賛成したでしょ!?なら、生徒会長だけ責任を負わせるのはおかしいよ!!」

野崎「な、なんだよ!」
遥「それに、文句があるならあの時に言えばよかったじゃない!!今は生徒会長を責めることより、みんなで助け合うことをしなきゃいけないことくらいわかるでしょ!!」

野崎「う、うるせぇな!!」
野崎はそれだけ言って、どこかへ走って行った

遥「まったく……生徒会長、野崎君が言うことなんて、気にしないでね?」
楓「うん…ありがとう………」








加奈子から作戦を聞いた京也。現在京也は加奈子を肩車している状態で、加奈子は壁に先ほど集めたビデオカメラを設置してる


京也「…なぁ、宮田………お前それだけのことが思い付くのに、なんで授業サボったりしてんだよ。普通に授業とか受けてたら、いいところに進学とか就職とかできてただろ…」

黙々と作業を続けてる加奈子に問う。すると加奈子は

加奈子「……高校の授業なんて、受けなくてもだいたいわかるよ……小学生や中学生も、習うことは全部一緒だから…」
京也「お前、そこまで頭いいのかよ!?」

加奈子「そうだよ……そんな同じことを繰り返す毎日なんて、退屈よ……あ、もう下ろしていいよ」

京也「お、おう。」
加奈子を下ろす。加奈子は途中回収したノートパソコンを開き、キーボードを打つ

加奈子「……よし、これでOK」
パソコンの画面を見ると、今まで設置したカメラの映像が映っている


京也「おぉ、すげぇ!」
画面を見ながら、カメラに向けて軽く手を振る自分を見て


加奈子「当たり前でしょ……さて、アイツ等もう集め終わったかな」
二人は放送室へ向かい、校内放送をかける


加奈子「アンタ等、もう集め終わった?集め終わったら、高等部の家庭科室に集まって」
マイクを使ってみんなに伝えると、放送を切った






つづく
15/01/17 12:30更新 / 青猫
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