連載小説
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第2話






ある日の朝
カーテンの隙間から太陽の光が射し込む。人形使いの少女、アリスは目覚める。軽く背伸びをして、ベッドから降りてカーテンを開ける。そして、太陽の光を目一杯浴びて気持ちの良い朝を迎える



























ことはなく、かなりうるさい音で強制的に目覚めさせられた。目覚まし時計の音だ…かなりうるさい。眠たいせいで目が開かないため、手探りで目覚ましを止めるスイッチを探す。

アリス「〜〜〜〜っ!」
声にならない声をあげながら探すが、どこにもない。最終的に目覚ましを掴んで床に投げつける。ガシャァン!!という音を立てて壊れる。

アリス「………」
眠たそうに目を擦り、またベッドに横になって眠りにつく。















ジリリリリリリリ

アリス「………〜っ!」
二号機があった。

今度はスイッチを探すことなく床にに叩きつける。先ほどより派手にぶっ壊れる。
アリス「………」
頭が隠れるほど毛布に包まり、もう一度眠りにつk
ジリリリリリリリ

三号機が枕の中にあった。

今度は投げることをせず、アリスの拳が目覚まし時計を貫く。そのまま投げ捨てて、もう一度眠r
ガチャ

メア「アリスおはよーござい」
アリス「うるせえぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

メア目掛けてドロップキック。三回も騒音で起こされて、すこぶる不機嫌。















メア「いや〜…その…気持ちの良い朝を迎えてもらおうと思い、目覚ましを作ったのですが…」
メアは現在正座させられています。
アリス「えぇ、気持ち良くその目覚ましを破壊したわ。3台も」
すごい笑顔で話してます。

メア「あ、じゃあまだ1台は残ってるんですね?」
アリス「まだあったの!?」
メア「いえ、3台まででした。」
ゴンッ

メア「痛い!?」
目覚ましの残骸でチョップされたメア。
アリス「紛らわしいこと言うんじゃないわよ、今探そうか音が出るのを待とうか本気で考えちゃったわ」
メア「持ってきましょうか?予備があるので」
ゴンッ

メア「いたーい!?」
ぬいぐるみで殴られたメア

メア「いや、「ゴンッ」て!ぬいぐるみで「ゴンッ」なんて音しませんよ!?」
アリス「とにかく、変な物は作らないで。もっと役立ちそうな物を作りなさい」
メア「はーい……」














朝食などを終えて、リビングにいるメアに話しかける。
アリス「メア、ちょっと外に行かない?」
メア「いいですよ〜」
メアは笑顔で頷く
メア「昨日出られなかったから、今度こそって感じですか?」
アリス「塞がりかけてる傷を広げないで。ところでさっきから何してるの?」
メア「けん玉作ってますよー」
鉄で出来てて鋭利、武器にしか見えない。
アリス「じゃあ、行きましょう?」
見なかったことにしたアリス。














外に出て話しながら散歩する。メアはこのあたりのことは詳しくないため、簡単に説明しながら歩いている。
すると…

文「こんにちはー!清く正しい射命丸です!」
神出鬼没な天狗が現れた。

どうする?

・自分もそれっぽい紹介をする。
・普通に返事する。
・スルーする。
・焼き鳥にする。
・たしかこの人って、作者の分身でしたよね?
・最近気にしてることを言ってみましょうか?


メア「そういえば最近、周りに敵しかi」
アリス「こんにちは、文」
文「わ…あ、はい…?」

メアの発言をかき消すためのアレで驚く文。
文「そちらの方は??」
アリス「あ、この人?メアよ、成り行きで引き取ってる状態」
メア「よろしくお願いします!めーまるさん!」
文「1000年以上生きてて、そんな呼ばれ方されたの初めてです」
メア「ところでめーまるさんって、ジャーナリストか何かですか?カメラを持ってるので」
文「あ、その呼び方で行くんですね。そうです、私はブン屋!ジャーナリストです!」
アリス「というのは名ばかりで、本当はパパラッチよ」
文「ちょっと!アリスさん!?」
散々な扱いをされてるめーまるさん

メア「えー…パパラッチ……」
ジト目で見るメア
文「いやいや、ちゃんとブン屋です!ちゃんと取材して、真実を皆さんに伝えてるんです!というわけで、早速メアさんの取材していいですか?」
アリス「だめ。」
即答である。

文「いいじゃないですか、ネタに困ってるんです!」
アリス「だからって、同居人をネタにはさせないわよ。するなら…」
文「弾幕ごっこ…ですか?」
アリスが複数の人形を出現させる。そして文も、天狗の扇を構える。
文「私もブン屋として、引き下がれません。」
アリス「それなら仕方ないわ…じゃあ…!」
そこから弾幕ごっこが始まる。メアは「この人達、何してんだろ?」というような表情で見ている。

何か撃ち合ってますね…撃ち合う勝負でしょうか?あ、めーまるさん速いですね。アリスの放ってる弾らしき物を避けてる…これは、私も加勢するべきでしょうか?それにしても、これ何なのでしょうか?

メアは弾幕ごっこを知らない様子。





アリス「流石は天狗…速いわね」
文「ふふ、天狗相手に的当ては無謀ですよ?これなら、私の圧勝d」
ドォンッ!!

文「…………」
いきなり銃声が聞こえたと思うと、文の顔のすぐ横に銃弾が通る。文は目を見開き、ゆっくりと横を見て、アリスはメアを見る。

メア「あー…外れちゃいました。」
めちゃくちゃ強力そうな武器を持ってる。ライフルのように見えるが、かなりハイテクっぽい。その辺の軍隊でもこんな銃を持ってはいないだろうというような

なんかめちゃくちゃ強そうな武器を持ってるー!!
アリスと文はそんなことを思った。

アリス「ちょ、メア!?何それ!?何で持ってるの!?どこから出したの!?」
メア「今作りました。」
アリス「今!?」
射命丸は思った、1000年以上生きてて、初めてライフルで撃たれそうになった…と。

にとり「わ、これすご!ねぇねぇねぇ!これあんたが作ったの!?」
いきなり現れた河童
メア「え?あ、はい」
にとり「よく見たら、あんたの手足も機械っぽいじゃん!ロボなの!?」
メア「いえ、私は人間d」
にとり「ちょっとうちに来ない?おいしいきゅうりとかあるけど!」
完全に拉致である。

文「ちょっと!私が先に取材するんですよ!」
にとり「後でいいじゃん、取材」
文「よくありません!絶対分解とかするつもりでしよ!」
にとり「うん、するよ」
メア「え!?」

このカオスな空気に取り残され気味なアリス。その近くに…














幽香「あら、随分と賑やかね」
幽香がアリスに話しかけた。
アリス「えぇ…まぁ……」
幽香「あの子は?見慣れない子だけど」
現在パパラッチと拉致に取り合いされてるメアを見る。
アリス「メアよ。訳あって一時的に引き取ることになって…」
幽香「ふぅん……」
アリスは思った、そういえば最近幽香も誰が連れ戻すとか言ってたような…と。そのことを聞こうかと考えたが、幽香が

幽香「一時的でも、目を離さないようにするのよ。あーいう子は、すぐどこかに行っちゃうんだから」
そう言って背を向けて、どこかへ歩いていく…

アリス「…?」
にとり「オセロだったら私強いし、四角全部とるし!」
文「私も四角を瞬時に奪い取りますよ、なんたって天狗ですから」
にとり「私なんか、7ターン目で取れるし!」
文「私は5ターン目で取れます!」

メア「…」
メアは思った、限りなく小規模な戦いだと


つづく
16/11/21 19:02更新 / 青猫
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