連載小説
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第8話『海の冒険?』
『前回までのあらすじ』
ミネコ「最近ボケないね?」


凶暴なモンスター『フォレストグリズリー』に襲われていたところ、エルフ族の女性『エルナ』に助けてもらう。そして、次の街を目指すミネコ達。エルナも街に用があるのかと同行することになった




現在、トーティスの森を抜けて街に向かって歩いている三人。ミネコは、エルナが持っているアックスソードをジーっと見て

エルナ「…えっと、何ですか……ミネコさん…」
視線に気づいて、ミネコの方を向いてどうしたのかと聞く。するとミネコが、ハッと我に帰ったように

ミネコ「いやぁ、ゴメンゴメン。その剣を見ててさ」
エルナ「これ…ですか?」

ミネコ「うん、さっきの戦いを見て…そんな重たそうな武器を持ってるのに素早かったし……あ、ちょっとその武器持ってみていいかな?」

エルナ「あ、いいですよ」
アックスソードを抜いて、相手に出して

ミネコ「あ、ありが」
ドオォォォンッ!!

ミネコが持って、エルナがアックスソードから手を放した直後、今のような音をたてて、アックスソードと共にミネコが地に倒れ


エルナ「だ、大丈夫ですか!?」
ミネコ「ど…どがぜで…ごれをどがぜ…」

エルナが急いでアックスソードを持ち上げる。片手で

ミネコ「………」
エルナ「…あの、こんな重い剣を振り回して、すみません…」
ミネコは思った、こんな3tくらいある剣を振り回せる上、あんな素早い動きができるエルナは、ただ者ではないと……

アルセナ「おーい、遊んでないで早くいくぞー」

ミネコ「遊んでないっ!死にかけたっ!」
エルナ「ご、ごめんなさいっ」




〜賑わう港町 アクアマリア〜

港町についた三人。前にいたトーティスより、かなり広い。

ミネコ「わぁ、広い!」
周りを見て、素直な感想を言うミネコ。

アルセナ「よし、じゃあ早速」
ミネコ「アイテム調達!」
アルセナが喋ってる途中で割り込んだミネコ。アイテムが売ってる店まで走り

アルセナ「あ、おい!勝手に行くなー!」
エルナ「待ってくださぁい!」
二人とも追いかける。ミネコはお店に入った




ミネコ「おぉ〜…たくさんある……すみませーん、これとこれと、あとこれとこれとこれをください」
ミネコがこれとこれとこれとしか言わないので、買ったものを書いておく


フェザーソード(ミネコ専用武器)
サンダースピア(アルセナ専用武器)
クレイモア(エルナ専用武器)
チェインメイル×3
食材とアイテムを購入


アルセナ「おい、ミネコ!」
ミネコ「あ、ゴメンゴメン!」
アルセナ「ったく…行くぞ、港に」



港に行く三人。港の人に話しかける

アルセナ「すいません、船出してもらえますか?」
「あぁ、悪いねぇ…海にモンスターが現れて、今船を出せないんだ」

ミネコ「えぇ!?どうするの!?」
エルナ「あ、あの……この街を出て、東に向かえば橋がありますよ?それで向こうに渡れば…」
ミネコ「なるほど!じゃあそこに向かおう!」
ミネコは拳をあげて、元気よく歩き出す。ここはゲームの世界だということは忘れているかと思うくらい


街から出て、橋に辿り着く

ミネコ「ここだね!」
エルナ「あ、はい」
アルセナ「よし、渡ろうぜ」

「はーっはっはっはー!!!」
突如、どこかから高い笑い声が聞こえる。

ミネコ「だ、誰!?」
「知りたいか、なら教えてやろう!とうっ!」
と、橋の下から何かが飛んできて、着地する。果たして、声の主は誰なのか!?


つづく
14/10/27 20:49更新 / 青猫
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