連載小説
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第2話「序盤の中ボスは、終盤になると通常モンスターに格下げされる。」
『前回までのあらすじぃぃぃ!!!』
アルベルト「あの、誰ですか?」

久しぶりに再開したコメディ小説、意外にも皆様が閲覧してくれたことに喜び、頑張ろうと思った青猫。しかし、4本同時連載をしてるためなかなか投稿ペースが上がらず、「幻想死神郷を早く終わらせたいねん」などと鳴いてる割りにはなかなか投稿できず、あげくの果てに白猫をやり始める始末!それに対して青猫は「3DSのうごメモで絵を描くのもいいかも…」と、まったくもって意味不明な発言を!果たして、どうなってしまうのか!

アルベルト「製作者側を振り返ってどうするんですか!!」

では、本編スタート!



パテマ「さーってと、水分補給も終わったし…そろそろ行こっかな♪」
水分補給…ヨーグルト牛乳(安いところで買ったら89円)を飲んだパテマ。ゴブリンが立て込んでる二階を見上げている。
アルベルト「行くって、また持ち上げるんですか…?」
前回、ユミルとパテマを持ち上げたアルベルト。

パテマ「ううん、パテマちゃんいいこと思い付いちゃった」
アルベルト「いいこと?」
パテマが、説明し始める

パテマ「まず、ユミルがここでこんな感じの体勢になるでしょ?」
体育の授業等である、人間跳び箱の跳び箱みたいな体勢だ。
パテマ「で、その先でアルベルトも同じ体勢になるでしょ?」
アルベルト「あ、なるほど!僕とユミル君の背中を踏み台にして上るのですね!」
パテマの思い付いたことがわかったアルベルトが、その思い付いたことで上る方法を言った
それに対してパテマは

パテマ「ううん、その先でパテマも同じ体勢になる。」
アルベルト「じゃあ誰が上るんですか!」
前回から、律儀に突っ込むメガネである。

パテマ「じゃあ、パテマが上るから早く!」
ユミル「はいはい…」
二人とも、跳び箱の体勢に。パテマがユミルの後ろに立ち

パテマ「どこ踏んじゃおっかな〜?ねぇ?どこ踏んでほしい?ねぇねぇ?」
ユミル「早く上れ(自主規制)」
この自主規制は「ピーー」という音が鳴ります。

パテマ「なっ!パテマ(自主規制)じゃないもん!」
ユミル「いや、今のお前は完全に(自主規制)だから」
パテマ「ちーがーう!(自主規制)じゃないー!」
ユミル「いーや、絶対(自主規制)だ。間違いなく(自主規制)だ」
パテマ「(自主規制)じゃないってばー!!」

アルベルト「ピーピーピーピーうるさいんですよ!!早く上ってください!!」















パテマ「はい、じゃあ上るね」
ユミル「うん、いつでもいいよ」
パテマが少し後ろに下がり、助走をつけて、勢いよくユミルの背中を踏む
パテマ「ほっ!」
その勢いでユミルの背中を踏み台にして、アルベルトの背中に移る。
パテマ「よいしょー!」
アルベルトの背中を勢いよく踏んで、そのまま2階の窓に掴まる。そのまま窓を開けて、中に入る。
ゴブリン全員、パテマの方を向く。


ゴブリン「なんだ!キサm」
パテマ「『アクアブレス』!!」
ゴブリンが最後まで言う前に、口から勢いよく水を吐く魔法を使い、ゴブリン全員を向かい側の窓から出した。
アルベルト「問答無用かァァァァ!!!!」
ゴブリン達は、作者から忘れられていたバルハラ学園の生徒達のところへ落ちていった。

アルベルト「なにやってるんですか!本来挟み撃ちにする計画でしょう!?一人で片付けてるじゃないですか!!」
パテマ「あ、ゴッメーン☆うっかり魔法使っちゃった☆」
アルベルト「それうっかりじゃないですよ!確信犯ですよ!!」
パテマ「まぁでも、TAKEOとの賭けに勝った!極上スイーツGET!あ、TAKEO〜、見てる〜?」
アルベルト「あの、何の話してるんですか?」
人質を連れて、階段で下りてくるパテマ

パテマ「ともかく、依頼たっせーい!ほらほら、帰りに何か食べに行こうよ?そんな、ぶすーっとしてないでさぁ♪」
ユミル「してないよ、ブス」
パテマ「誰がブスですって!?」
アルベルト「二人とも、喧嘩しないでくださいよ。依頼達成したんですから」
二人を落ち着かせるアルベルト。人質だった住民が、話しかけてくる

住民「あの、ありがとうございました!あなた方が助けに来てくれなかったら、どうなってたか…」
アルベルト「あ、いえいえ。それより、無事で何よりです」
ユミル「…!」
ユミルが、何かに気づいたようにみんなを見る。そして…
ユミル「お前ら!避けろ!!」
アルベルト「え?」

何のことかわからない様子の一同。そして………その「何か」が、降ってきた……


ドオオォォォォォン…


その「何か」が落ちたとき、地面が揺れ、砂煙が舞った。
ユミル「くっ…!」
おさまった時、周りを見る。
ユミル「大丈夫か!?」
アルベルト「えぇ、なんとか……」
アルベルトが住民を抱いてかわしていた。住民に逃げるように言って、住民は逃げていった。

ユミル「今のは…一体…!」
「ゴーブゴブゴブゴブ!よくかわせたゴブねぇ!」
ちょうど落ちてきたところ辺りから、声が聞こえた。大きな影が見える……その影が姿を現す。


そこには、普通のゴブリンの倍以上あるゴブリンがいた。
「俺様の名は「キングゴブリン」!ゴブリンのリーダーゴブ!」
アルベルト「これが…リーダー…!!」
あまりの大きさに驚いている。

キングゴブリン「よくも部下達をやってくれたゴブね、覚悟するゴブ!」
パテマ「ふふ…」
パテマが、皆の後ろから歩いてくる。
パテマ「さっきのへなちょこ攻撃は何?体が大きい分動きが遅すぎるし…余裕ね」
























パテマ「あんたの動きは、見切れたも同然よ!」


























アルベルト「全っ然見切れてないでしょうがァァァァァッ!!!」


アルベルトの渾身のツッコミである。
アルベルト「さっきのへなちょこ攻撃に堂々と当たってるじゃないですか!!頭から血がだらだら流れてるでしょ!!」
パテマ「え?誰が?」
アルベルト「あなたでしょ!」
パテマを指差す。

パテマ「これはー…あのー……ハンデだよ、ハ・ン・デ!いかにも弱そうだから、一発くらい当たっとこうかな〜って」
ユミル「どんくさいだけだろ」
パテマ「うるさい!ていうか……」
キングゴブリンの方を見る。

パテマ「なんか、本当に弱そうなんだけど……特に、語尾に「ゴブ」とかつけるところとか」
キングゴブリン「ゴブ!?弱くないゴブ!!」
アルベルト「まぁ確かに、部下がそういうしゃべり方ならともかく…リーダーがこれとは……」
パテマ「きっとあれね、クラス委員決めるときみたいに多数決で押し付けられたのよきっと。」
キングゴブリン「ゴブゥ!?な、何故バレたゴブ!!」
かなり驚いてる様子のキングゴブリン(笑)


ユミル「ともかく、こんな雑魚さっさと片付けるよ」
キングゴブリン「ゴブ!雑魚とはなんだゴブ!」
ユミルは、剣を構えながらキングゴブリンを睨む…
ユミル「あんな奴、ボク一人で……十分だ!!」
ユミルは、突撃した。





































アルベルトに。
アルベルト「なんでだよォォォォォッ!!」
アルベルトは鼻血を出しながら、ユミルと共に倒れた。
アルベルト「なんで僕に突撃したんですか!敵はあっちでしょう!」
ユミル「いや、なんか顔がリアルで…近くで見たら恐いから」
アルベルト「逃げてきたんかいっ!!」

パテマ「アルベルト!ユミル!よくも、よくも二人を!!」
アルベルト「いや、キングゴブリンなにもしてませんからね!?仲間と仲間が衝突しただけですからね!!」
パテマ「くらえ、必殺!パテマダーイブ!!」
パテマは、飛び込むような体当たりをした。

























アルベルトとユミルに。
二人「だからなんでだよォォォォォッ!!」

二人共鼻血を吹き出してパテマと共に倒れた。アルベルトに至っては、二回目である。
アルベルト「なんでパテマさんまでこっちに攻撃してるんですか!」
ユミル「お前も怖いとかいう理由で…?」
パテマ「いや、楽しそうだなぁって思って……」
アルベルト「仲間同士がぶつかって鼻血を出して倒れる光景のどの辺に楽しさが感じられたんですか!早く戦ってください!」
キングゴブリンは、三人のやり取りが終わるまでずーっと待ってました。

キングゴブリン「ゴブゴブゴブ、チームワークがないゴブねぇ!そんなんじゃ、俺様に勝てないゴブよ!」
笑いながら三人に言う。三人は立ち上がって、キングゴブリンを見る。

パテマ「チームワークがない?へぇ…じゃあ本当にないかどうか……試してみる?」
キングゴブリン「ゴブゴブ、いいゴブよ!無いものは無い!…あ、無いゴブ!」
パテマ「じゃあ…行くよ!二人とも!」
アルベルト「はい!」
ユミル「うん!」

アルベルトは拳銃を出して、すぐにキングゴブリン目掛けて撃つ。
キングゴブリン「ゴブ!そんなの効かないゴブ!」
キングゴブリンの武器である大きな斧で、銃弾を防いだ。
キングゴブリン「大したこと無いゴブねぇ!」
ユミル「どうかな?」
後ろに回り込んでいたユミルが、キングゴブリンの背中を剣で斬る。
キングゴブリン「ゴブゥ!?よ、よくもやったゴブねぇ!!」
斧でユミル目掛けて横振りする。だが、ユミルは簡単にそれをかわす。
パテマ「今度はこっち!」
キングゴブリンの顔目掛けて殴りかかる。
キングゴブリン「ゴブー!!?」
殴られ、吹っ飛ぶキングゴブリン。

キングゴブリン「バカな…あの小娘……どれだけ力があるゴブか…!」
アルベルト「隙ありです!」
拳銃をもう一丁出して、二丁の拳銃でキングゴブリンに連射する。
キングゴブリン「くっ…本当にチームワークがあるゴブか……!?」
アルベルト「パテマさん、最後お願いします!」
パテマ「OK!!」
パテマがキングゴブリン目掛けて走り出す。

キングゴブリン「ま、負けるわけにはいかないゴブ!!」
斧を振り上げ、パテマに振り下ろす。が、パテマは横に避ける。
パテマの手に、水が集まっていく…
パテマ「『ウォーター』…!」
パテマの手の倍くらいの大きさはある、水の球体ができる。
キングゴブリン「や、やめるゴブー!!」

パテマ「『ストライク』ッ!!」

キングゴブリンの腹目掛けて、その水の球体がある手で殴る。殴った後、その水の球体が膨らみ、爆発するように弾ける。キングゴブリンは、遥か遠くへ吹っ飛んでいった…


パテマ「よーし、今度こそ依頼達成〜!」
アルベルト「相変わらずすごいですね、パテマさんの力…」
ユミル「怪力女」
パテマ「違う違う、怪力じゃなくて、乙女力!乙女力がそのまま力になっちゃっただけ〜☆」
ユミル「そんな性格悪そうな顔した女の、何処に乙女力があるんだか」
パテマ「なっ!言ったわね〜!」
ユミルを追いかけるパテマ

アルベルト「あ、ちょっと!待ってくださいよー!」
アルベルトも、二人を追いかけていった


次回に続くゴブ
16/04/20 20:09更新 / 青猫
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