第4話
静音「さて、そろそろ仕事に行きましょうか?」
朝食を食べ終えて、食器洗い洗濯その他諸々を終えた3人。そうして10分くらい経って、静音が仕事に行こうと言い出す。
椿「仕事って……さっきの、鴉天狗の…?」
少し嫌そうな顔をしながら、朝に静音が散歩途中に貰った…手配書のことに書かれている天狗の捜査に協力するのかと聞く。
静音「それじゃないわ、あくまでこれは声かけみたいな物だし……朝の散歩途中に、いつもお世話になっている人から依頼貰ったわ。」
紅葉「妖怪の捕獲ッスか??」
静音「そうよ、じゃあいつものように私が式を使って、妖怪を見つけてから動くようにするわね?二人は、合図が見えたら、目標を囲むように配置ね」
いつもやってる作戦を簡潔に伝え、それに頷いた二人を見て三人は家から出た。
今のところ三人は、同じ場所で静音の式の合図を待つ
椿「………」
じっと、少し上を見て……合図を待つ。
紅葉「相手は、何人くらいッスか??」
静音「…正直、わからないわ。依頼人の話によると、見かけた度に、人数が変わってるらしいから…」
紅葉「増えるってことッスか?」
静音「いや…減ったりもしてるわ。」
合図を待ちながら、静音が話す妖怪の情報を聞く……
そうしていると、静音の式神が上空へ上がるのが見える。。
静音「合図があったわ…あそこね!私は真っ直ぐ行く、二人は、左右から!」
椿「了解!!」
三人は、それぞれの方向へ進んでいった
左に向かった椿。式神が上がった場所の、丁度斜め左にいる位置に。
椿「ここから、真っ直ぐ進んでいけば…」
前に進もうとした…その時…
ガサガサッ…
後ろの茂みから物音が聞こえて、何かが飛び出してきた。後ろを向くと
妖怪「死ねぇっ!!」
妖怪がこちらに攻撃してこようとしている光景が見える。椿は、咄嗟に腰にさしてある木刀で、攻撃を防いだ。攻撃を仕掛けた妖怪は、木刀を蹴ってその勢いで後ろに下がった。
そして、周りの茂みからも妖怪が複数出てくる。恐らく、自分達が追っている妖怪の仲間だろう
妖怪「お前だな?さっきから、俺達の仲間をつけてたのはよぉ?」
椿「…!」
木刀を構える。
妖怪「お?やんのか?女一人が、俺達に敵うわけねーだろ?」
左の妖怪が、笑いながらそう言った。
妖怪「まぁいいや…お前ら、やっちまえ!!」
その掛け声で、妖怪達が一斉に椿に向かって襲いかかる。一番近くまで来ていた妖怪が、攻撃を仕掛ける。
椿「…っ!」
妖怪の攻撃をかわして、木刀で反撃をする。
妖怪「ぐっ!?」
椿「はぁぁぁっ!!」
更にもう一発入れて、その妖怪の手を掴んで、後ろにいる妖怪に向けて投げる。
妖怪「うぉ!?」
お互い勢いがあったため、そのままぶつかってしまう。
そして、木刀で二人を追い討ちする。
妖怪「くらえっ!!」
今度は、二人がかりで椿に攻撃を仕掛ける。椿は避けるのが間に合わないため、木刀で防いだ。
椿「くっ……!」
二人がかりなので、おされている…その二人の背後から、更に妖怪が飛んでくる
妖怪「ははは!手が塞がってりゃあ、防げねーだろ!!今度こそ、くたばれぇっ!!」
妖怪は、刀を振り下ろした
ドスッ
目を閉じていたが……一向に攻撃されない。それどころか、前にいる二人の力が…弱くなってる?
椿は、ゆっくり目を開けた
椿「…!」
三人の妖怪の心臓を、植物が貫いている。本来緑色である植物が、妖怪の血の色に染まっている…
幽香「…ねぇ、あなた達。今、私の娘に………何しようとした?」
三人の妖怪の後ろから、女性の声が聞こえた。妖怪達の体から植物が抜けて、力なく地に堕ちる。そこには、緑髪の女性がいた。
妖怪「…!?なんだ、コイツ!?いつの間に!?」
妖怪「てめぇも、その犬の仲間か!」
それを言い終わった後、地から生えてきた植物が、妖怪全員の体を貫いた。
幽香「…覚えておきなさい。私の娘に手を出したら…そうなるわ。と言っても、もう死んでるだろうけど」
植物が消えて、妖怪全員地に堕ちる。その女性は、驚いている様子の椿を見ていた。
幽香「…恐いところ、見せてしまったわね…大丈夫よ、椿。もう、何も恐くないから」
近づきながら、笑みを浮かべてそう言った。
幽香「もう、心配したわよ。いきなり霧の中に入って、消えちゃうんだから……さぁ、帰りましょう。みんなが待ってるわ」
近くまで来て、笑顔で手を差し伸べる女性
椿「…誰……?」
現在ノ修復率…17%…
つづく
朝食を食べ終えて、食器洗い洗濯その他諸々を終えた3人。そうして10分くらい経って、静音が仕事に行こうと言い出す。
椿「仕事って……さっきの、鴉天狗の…?」
少し嫌そうな顔をしながら、朝に静音が散歩途中に貰った…手配書のことに書かれている天狗の捜査に協力するのかと聞く。
静音「それじゃないわ、あくまでこれは声かけみたいな物だし……朝の散歩途中に、いつもお世話になっている人から依頼貰ったわ。」
紅葉「妖怪の捕獲ッスか??」
静音「そうよ、じゃあいつものように私が式を使って、妖怪を見つけてから動くようにするわね?二人は、合図が見えたら、目標を囲むように配置ね」
いつもやってる作戦を簡潔に伝え、それに頷いた二人を見て三人は家から出た。
今のところ三人は、同じ場所で静音の式の合図を待つ
椿「………」
じっと、少し上を見て……合図を待つ。
紅葉「相手は、何人くらいッスか??」
静音「…正直、わからないわ。依頼人の話によると、見かけた度に、人数が変わってるらしいから…」
紅葉「増えるってことッスか?」
静音「いや…減ったりもしてるわ。」
合図を待ちながら、静音が話す妖怪の情報を聞く……
そうしていると、静音の式神が上空へ上がるのが見える。。
静音「合図があったわ…あそこね!私は真っ直ぐ行く、二人は、左右から!」
椿「了解!!」
三人は、それぞれの方向へ進んでいった
左に向かった椿。式神が上がった場所の、丁度斜め左にいる位置に。
椿「ここから、真っ直ぐ進んでいけば…」
前に進もうとした…その時…
ガサガサッ…
後ろの茂みから物音が聞こえて、何かが飛び出してきた。後ろを向くと
妖怪「死ねぇっ!!」
妖怪がこちらに攻撃してこようとしている光景が見える。椿は、咄嗟に腰にさしてある木刀で、攻撃を防いだ。攻撃を仕掛けた妖怪は、木刀を蹴ってその勢いで後ろに下がった。
そして、周りの茂みからも妖怪が複数出てくる。恐らく、自分達が追っている妖怪の仲間だろう
妖怪「お前だな?さっきから、俺達の仲間をつけてたのはよぉ?」
椿「…!」
木刀を構える。
妖怪「お?やんのか?女一人が、俺達に敵うわけねーだろ?」
左の妖怪が、笑いながらそう言った。
妖怪「まぁいいや…お前ら、やっちまえ!!」
その掛け声で、妖怪達が一斉に椿に向かって襲いかかる。一番近くまで来ていた妖怪が、攻撃を仕掛ける。
椿「…っ!」
妖怪の攻撃をかわして、木刀で反撃をする。
妖怪「ぐっ!?」
椿「はぁぁぁっ!!」
更にもう一発入れて、その妖怪の手を掴んで、後ろにいる妖怪に向けて投げる。
妖怪「うぉ!?」
お互い勢いがあったため、そのままぶつかってしまう。
そして、木刀で二人を追い討ちする。
妖怪「くらえっ!!」
今度は、二人がかりで椿に攻撃を仕掛ける。椿は避けるのが間に合わないため、木刀で防いだ。
椿「くっ……!」
二人がかりなので、おされている…その二人の背後から、更に妖怪が飛んでくる
妖怪「ははは!手が塞がってりゃあ、防げねーだろ!!今度こそ、くたばれぇっ!!」
妖怪は、刀を振り下ろした
ドスッ
目を閉じていたが……一向に攻撃されない。それどころか、前にいる二人の力が…弱くなってる?
椿は、ゆっくり目を開けた
椿「…!」
三人の妖怪の心臓を、植物が貫いている。本来緑色である植物が、妖怪の血の色に染まっている…
幽香「…ねぇ、あなた達。今、私の娘に………何しようとした?」
三人の妖怪の後ろから、女性の声が聞こえた。妖怪達の体から植物が抜けて、力なく地に堕ちる。そこには、緑髪の女性がいた。
妖怪「…!?なんだ、コイツ!?いつの間に!?」
妖怪「てめぇも、その犬の仲間か!」
それを言い終わった後、地から生えてきた植物が、妖怪全員の体を貫いた。
幽香「…覚えておきなさい。私の娘に手を出したら…そうなるわ。と言っても、もう死んでるだろうけど」
植物が消えて、妖怪全員地に堕ちる。その女性は、驚いている様子の椿を見ていた。
幽香「…恐いところ、見せてしまったわね…大丈夫よ、椿。もう、何も恐くないから」
近づきながら、笑みを浮かべてそう言った。
幽香「もう、心配したわよ。いきなり霧の中に入って、消えちゃうんだから……さぁ、帰りましょう。みんなが待ってるわ」
近くまで来て、笑顔で手を差し伸べる女性
椿「…誰……?」
現在ノ修復率…17%…
つづく
16/03/16 23:23更新 / 青猫