品田辰雄編最終回「愛情」
―――12月24日創設祭会場内―――
品田「5時半か…七咲ちゃんはどこかな?」
七咲「品田さ〜ん、こっちです!」
品田「おっいたいた…ここだったのか」
七咲「ええ、ちょうど準備をしていたところなので」
品田「ん〜おでんにいい匂いが…」
七咲「ふふっ下ごしらえはしてあったので後は煮込んでいけば完成です」
品田「(それにしてもうまそうだなぁ…まぁちょっとだけ味見として食べても…)」
品田「あのさ、七咲ちゃんちょっとだ」
七咲「駄目です!」
品田「えっ!俺は別に何も…」
七咲「いえ、品田さんの事ですから味見がしたいって言うつもりですよね?」
品田「…どうもすいませんでした」
七咲「分かればいいですよ、そんなに気を落とさなくていいですよ」
品田「そう、よかった…そういえば塚原さんは?」
塚原「私ならここにいるわよ」
品田「うわわっ、あーびっくりした…」
七咲「塚原先輩」
塚原「ごめんなさいね、お話に邪魔したら行けないかなって思ったから」
品田「いやいや大丈夫だよ」
塚原「まぁそんなことより…貴方、おでんの味見がしたいそうね?…一つ二つ食べてもいいわよ…ねぇ七咲、一つや二つくらいね?」
七咲「え?あ……」
品田「おお!それじゃ早速…」
塚原「ああ、待って味見させる代わりに一つお願いを聞いてほしいの」
品田「何?何でも言ってよ」
七咲「ええ、品田さんには味見してもらう代わりに角材を探して来てほしいんです」
品田「角材?…っていうかこの屋台少し傾いてないかな?」
塚原「その通り、この屋台ちょっと古いみたいでね…お願いできるかしら」
品田「もちろんさ!んじゃ探してくるから待っててくれよ」
七咲「ふふふっいってらっしゃいです」
―――5分後―――
品田「ただいま〜見つけたよ」
塚原「あら、お帰りなさい早かったわね」
品田「ハハッ元プロ野球だからねさっと見つけてさっと戻ってきたよ…アレ?七咲ちゃんは?」
塚原「七咲は買い出しに行ってるわよ」
品田「買い出し?材料でも足りなくなったの?」
塚原「そう、実ははるかがちくわを全部食べてしまって…」
七咲「ただ今戻りました!あ、品田さん!」
品田「お帰り〜角材持ってきたよ」
七咲「ありがとうございます、それではその角材を…」
―――角材取付中―――
品田「よし、これでいいでしょ!」
塚原「うん、これで鍋からお汁がこぼれないわね…さて私はやることがあるから戻るわね、それじゃ」
七咲「はい…さてそろそろ開店のお時間ですし頑張りますか!」
品田「頑張れ〜俺は裏で見守ってい」
七咲「駄目です、ちゃんと手伝ってもらいますよ」
品田「ですよね〜」
―――2時間後―――
七咲「ありがとうございました〜!」
品田「ありがとうございました!」
七咲「…品田さん、今ので完売です」
品田「おっ本当かい?でも少し残ってるじゃないか」
七咲「これは品田さんの分ですよ」
品田「お、俺の?」
七咲「角材のお礼がまだですからね」
品田「ああ、そうだったけそれじゃあどこかゆっくりできる場所で一緒に…」
七咲「いえ、私は後片付けがありますので…」
品田「あ、そうだったか…」
塚原「二人で行ってきて良いわよ」
七咲「えっ?」
品田「ん?」
塚原「二人ともお疲れ様、それと完売おめでとう」
七咲「あ、いえ……」
塚原「そのご褒美の自由時間、それなら問題ないでしょう?売り子さんを任せた分、後片付けは私たち上級生の仕事よ」
七咲「は、はいっ」
品田「ごめんねぇわざわざ気ぃ利かせてくれちゃって」
塚原「ふふっいいのよ」
品田「それじゃ行こうか」
七咲「はい!」
―――屋上―――
品田「いや〜いい景色だまさか女の子とこの景色が見れるなんて思わなかったよ」
七咲「そうですか?」
品田「うん…そういえばさ、もし君が誰かを好きになったら付き合いたいって思う?」
七咲「…はい、思います」
品田「そうか…俺もさ、七咲ちゃん俺と付き合わないか?」
七咲「え…」
品田「俺は勉強もなんもできないダメ人間だけど心を見ることならできるんだ
…駄目ならいいけどね」
七咲「別にいやではないですが…品田さんにはもっとしっかりとしてもらわないと」
品田「分かった…俺、がんばるよ」
七咲「あ、でも…」
七咲「頑張り過ぎは禁物ですよ?」
品田「分かってるって逢ちゃん」
七咲「分かりました、辰雄さん」
品田「よーしそれじゃおでん食べるか!逢ちゃん何食べる?」
七咲「フフッ大根をお願いします!」
―――最終話終わり―――
品田「5時半か…七咲ちゃんはどこかな?」
七咲「品田さ〜ん、こっちです!」
品田「おっいたいた…ここだったのか」
七咲「ええ、ちょうど準備をしていたところなので」
品田「ん〜おでんにいい匂いが…」
七咲「ふふっ下ごしらえはしてあったので後は煮込んでいけば完成です」
品田「(それにしてもうまそうだなぁ…まぁちょっとだけ味見として食べても…)」
品田「あのさ、七咲ちゃんちょっとだ」
七咲「駄目です!」
品田「えっ!俺は別に何も…」
七咲「いえ、品田さんの事ですから味見がしたいって言うつもりですよね?」
品田「…どうもすいませんでした」
七咲「分かればいいですよ、そんなに気を落とさなくていいですよ」
品田「そう、よかった…そういえば塚原さんは?」
塚原「私ならここにいるわよ」
品田「うわわっ、あーびっくりした…」
七咲「塚原先輩」
塚原「ごめんなさいね、お話に邪魔したら行けないかなって思ったから」
品田「いやいや大丈夫だよ」
塚原「まぁそんなことより…貴方、おでんの味見がしたいそうね?…一つ二つ食べてもいいわよ…ねぇ七咲、一つや二つくらいね?」
七咲「え?あ……」
品田「おお!それじゃ早速…」
塚原「ああ、待って味見させる代わりに一つお願いを聞いてほしいの」
品田「何?何でも言ってよ」
七咲「ええ、品田さんには味見してもらう代わりに角材を探して来てほしいんです」
品田「角材?…っていうかこの屋台少し傾いてないかな?」
塚原「その通り、この屋台ちょっと古いみたいでね…お願いできるかしら」
品田「もちろんさ!んじゃ探してくるから待っててくれよ」
七咲「ふふふっいってらっしゃいです」
―――5分後―――
品田「ただいま〜見つけたよ」
塚原「あら、お帰りなさい早かったわね」
品田「ハハッ元プロ野球だからねさっと見つけてさっと戻ってきたよ…アレ?七咲ちゃんは?」
塚原「七咲は買い出しに行ってるわよ」
品田「買い出し?材料でも足りなくなったの?」
塚原「そう、実ははるかがちくわを全部食べてしまって…」
七咲「ただ今戻りました!あ、品田さん!」
品田「お帰り〜角材持ってきたよ」
七咲「ありがとうございます、それではその角材を…」
―――角材取付中―――
品田「よし、これでいいでしょ!」
塚原「うん、これで鍋からお汁がこぼれないわね…さて私はやることがあるから戻るわね、それじゃ」
七咲「はい…さてそろそろ開店のお時間ですし頑張りますか!」
品田「頑張れ〜俺は裏で見守ってい」
七咲「駄目です、ちゃんと手伝ってもらいますよ」
品田「ですよね〜」
―――2時間後―――
七咲「ありがとうございました〜!」
品田「ありがとうございました!」
七咲「…品田さん、今ので完売です」
品田「おっ本当かい?でも少し残ってるじゃないか」
七咲「これは品田さんの分ですよ」
品田「お、俺の?」
七咲「角材のお礼がまだですからね」
品田「ああ、そうだったけそれじゃあどこかゆっくりできる場所で一緒に…」
七咲「いえ、私は後片付けがありますので…」
品田「あ、そうだったか…」
塚原「二人で行ってきて良いわよ」
七咲「えっ?」
品田「ん?」
塚原「二人ともお疲れ様、それと完売おめでとう」
七咲「あ、いえ……」
塚原「そのご褒美の自由時間、それなら問題ないでしょう?売り子さんを任せた分、後片付けは私たち上級生の仕事よ」
七咲「は、はいっ」
品田「ごめんねぇわざわざ気ぃ利かせてくれちゃって」
塚原「ふふっいいのよ」
品田「それじゃ行こうか」
七咲「はい!」
―――屋上―――
品田「いや〜いい景色だまさか女の子とこの景色が見れるなんて思わなかったよ」
七咲「そうですか?」
品田「うん…そういえばさ、もし君が誰かを好きになったら付き合いたいって思う?」
七咲「…はい、思います」
品田「そうか…俺もさ、七咲ちゃん俺と付き合わないか?」
七咲「え…」
品田「俺は勉強もなんもできないダメ人間だけど心を見ることならできるんだ
…駄目ならいいけどね」
七咲「別にいやではないですが…品田さんにはもっとしっかりとしてもらわないと」
品田「分かった…俺、がんばるよ」
七咲「あ、でも…」
七咲「頑張り過ぎは禁物ですよ?」
品田「分かってるって逢ちゃん」
七咲「分かりました、辰雄さん」
品田「よーしそれじゃおでん食べるか!逢ちゃん何食べる?」
七咲「フフッ大根をお願いします!」
―――最終話終わり―――
15/01/02 19:54更新 / アンフィニ