連載小説
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アイオライト、ソーマを授かる
前回から4年後
カルセドニー:24歳 アイオライト:7歳

カルセドニーおっさん化してきてんなー
↑それ言ったらあかんwww

カルセドニー「そろそろだな・・・ペリドットのソーマを出してこよう。しかし・・・バイロクスのソーマがここに有れば、使い手もいただろうに・・・バメル火山の中に消えてしまったのが残念だ」

カルセドニーは押入れの中から、ペリドットのブレード型ソーマを出した。

アイオライト「お兄ちゃん、何やってるの?」
カルセドニー「ああ、アイオライト。ちょうど良かった。少し待っていろ。お前に渡すものがある」
アイオライト「なになに〜?」
カルセドニー「準備に時間がかかる。部屋の外で待っていてくれ」
アイオライト「は〜い」

アイオライトは、カルセドニーの居る部屋を出ると、プレゼントでも待っているかのようにワクワクしながら待っていた。
だが、兄はいつまで待たせる気だ。もう10分ほど経っているのに。

アイオライト「退屈だなぁ〜」

一方、部屋の中でカルセドニーは、自分の使っていたソーマ「バルハイト」を脱ぎ、手入れをしていたのだ。
自分の汗が染みてしまって臭うだろうと思い、消臭スプレーをかけたり、付着したゴミなどを取り除いたり、戦闘でついた汚れや傷を目立たないようにしたりなど、徹底的にキレイにしていた。

アイオライト「お兄ちゃん遅いなぁ〜」
カルセドニー「待たせたな、アイオライト。入っていいぞ」
アイオライト「待たされました〜♪」

アイオライトは勢いよく部屋のドアを開け、入った。
するとそこには、肩鎧を着ていないカルセドニーがいた。

カルセドニー「アイオライト。これを渡そう」

カルセドニーは、肩鎧飛行型ソーマ「バルハイト」をアイオライトに渡した。

アイオライト「えっ?これ・・・お兄ちゃんのソーマだよね?本当に貰っていいの?」
カルセドニー「ああ。私はこちらのソーマを使う。」

カルセドニーは、ブレード型ソーマを見せた。

アイオライト「本当にいいの?まだお兄ちゃんがこれ使ってていいんだよ?」
カルセドニー「いや、この「バルハイト」は、お前も知っている「コハク」の母、アイオラが使っていたもの。それが僕の手元に渡ったのだ。次にこれを託すべき相手は・・・アイオライト、お前なんだ」
アイオライト「どうして?私こんなもの使えないよ?」
カルセドニー「わけは、そのうち分かる。大丈夫さ、お前は運動は得意なのだろう?」
アイオライト「でも・・・」
カルセドニー「ふっ、まあこんな幼いころから使うとなれば、不安だろう。とりあえず、それほど重くない。身につけてみろ」
アイオライト「う、うん」

アイオライトは、カルセドニーがソーマを外すところや、つけるところも見ていたようで、仕組みが分かっているようだった。
だが実際にやってみると結構難しい。

アイオライト「えっと、これがこうで・・・」

どうにかソーマを装備した。

アイオライト「できた!」
カルセドニー「初めてにしては、なかなか良い手際だ。その調子で慣れていくのだな」
アイオライト「うん、分かった〜」
カルセドニー「さて、実際に使ってみることとしよう。外に出るぞ」
アイオライト「はーい♪」

二人は部屋の外に出た。

騎士団員「カルセドニー様、それは一体!?妹様が、カルセドニー様のソーマを!?」
カルセドニー「私が授けた。大丈夫だ、私はまだ引退しない」
騎士団員「は、はあ・・・」



ガチャ・・・・
14/11/24 19:27更新 / マグナム
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