第8話 バンド編 『ユダヤ』 「レイカそっち行ったよ!」 「はい、葉月さん えーい!」 高層ビル上空でオーガマシンと闘う葉月達 「クククこいつを餌に魔獣を呼び出せば」 「リリスちゃん戦闘中は出てきちゃだめっ」 「んぐっ」 「ミコトミコト〜倒す倒す」 「うん、コゲちびちゃん 葉月ちゃん、トドメよっ」 「あぁ分かってる 喰らえ!一発必中砕牙昇竜弾!」 葉月のレイブレイドデスペラードが火花を散らす… が、見事なノーコン… 「あれ?」 「またやったよ…この子は(汗)」 おじ様は呆れてモノが言えない 「えーーーい」 レイカの一撃がオーガマシンを破壊する 「やりましたよ〜葉月さん〜」 レイカはのー天気に手を振る 「…結果よければ全てよし」 葉月は何もなかったかの様にうんうんと頷く 「葉月ちゃん…いい加減アーチェリー部で練習したら(汗)」 ミコトも呆れる 「う…絶対それだけは…いやーーーー」 ちなみに、葉月の通う学校のアーチェリー部は 毎回全国大会の上位に行くほどの活動的な部活であった…が そこの部長が葉月にゾッコンで 何度もいやらしいアプローチをしてきていた 「うわー思い出すだけで気持ち悪い(ぶるぶる)」 その部長、噂では美少女キラーと呼ばれ 学校中の美少女を狙ってるらしく… ちなみに、女性だ 「ボクはレズは嫌なんだーーーー」 葉月の悲痛な叫びがこだました… 空を見上げる一人の男が居た 「また、天使が舞い降りたのか… …もう、俺には関係ない事だ」 赤い髪をしたその男は廃墟に消えていった スーパーガール葉月が一番!エルシオン 第8話 バンド編 『ユダヤ』 「くわっ!!」 カタカタカタ おじ様は凄い勢いでPCのキーボードを叩く 「フフフ…フハハハハ これは傑作だ!」 ここ最近、おじ様の趣味は作曲活動にあった 「うわ〜今回の曲も凄くいいかんじだね〜 なんて言うか、そう 森の中…少女の手を引き、少年が 二人で妖精を探そう うん、そんな感じだね」 葉月はYシャツにパンツ一枚と言うえっちっぽい服装で おじ様の隣りに座り、嬉しそうに微笑む 葉月はおじ様の作った曲を何時も楽しみにしている 葉月の唯一の趣味が(時代劇視聴以外の) ポエムを書く事なのは、何気に知られて居ない話である そんな葉月はおじ様の曲に詩を付けるのが好きな様だ 「ふんぬーーーハヅたん!」 「はい、おじ様」 「バンドを作ろう!いや、作る これ決定事項!」 「バンド…バンドってロックバンドとかの? おじ様が歌うの?」 「アホーーー俺はこんななりで歌えるかー」 「うーん、可愛いと思うけど」 「俺はカッコいいおじ様で売ってるんだーー 可愛くてどーするーーーー」 「あはっ まーおさえておさえて どーどー」 「ガルルル」 「でも、どうするのバンドなんて うーん、ボクの友達に音楽やってたの居るかなぁ〜 どいつもコイツも濃い趣味のヤツばっかりだしなぁ」 「探すんだよ!探すんじゃ! 葉月バンドのメンバーを!!」 おじ様は葉月に顔面を近づけ豪語した 「ええええ〜 ボクもやるのーでも…ボク楽器とかは 初美が生きてたらピアノ弾いてもらったんだけど…」 「ハヅはボーカル!これ決定事項!」 「ええええ!! ボク歌なんて歌えないよーー」 「甘いなハヅハヅ 実は今まで作った曲全て、キミの音域に合わせて作ってたのさ!」 実は本来のおじ様は男でありながらキーが高く 作る曲作る曲が女性と変わらない音域の曲ばかりだった… 「…それって、ボクの為に作ってくれてたの?」 葉月は顔を赤らめ、もじもじしながら訊ねた 「愛してる葉月」 可愛いクマのぬいぐるみであるおじ様はかっこつけて言った 「…あーんおじ様可愛い〜〜〜んーーーちゅ」 葉月はその可愛さに思わず抱きしめキスをする 「いや…ハヅたん 何か、何かちがくねーかーーーー」 「ハァハァだめだよおじ様…もうこんなに」 そして二人の夜は深けて行く… 「おい、だから俺見てるだけなの辛いって」 葉月の元に手紙が届いた 葉月先輩お久しぶりです、レイラです こちらに引越しして来たんで、ご報告もかねて 今度の土曜日に〜って言う喫茶店でお待ちしてます レイラより 葉月は思いがけない後輩の手紙に喜んでいた 「ララ、レイラ達こっちに引っ越してきたんだってさ 久しぶりに会うの楽しみだね」 「はい、彼女達も元気そうで何よりです」 葉月の携帯電話は、オーバーマシンナイトファントムとの通信器でもあり、 ララとは何時でもお話ができた ララはレイラ達の生まれ変わりである移民船の マザーコンピュターがその本来の役割であった 故にレイラ達は自分の子供の様な存在であった 今の葉月達の世界に居るレイラ達は直接では無いが それでもララにとっては見守りたい存在であった 「あー葉月先輩〜〜こっちです〜」 「あっレイラ久しぶり それにラムロ、何か少し男らしくなったか?」 葉月の言葉にラムロは顔を赤らめレイラの方に視線を飛ばす 「あーラムロったら、今いやらしい事考えたー」 「考えてないってー」 「ぶー浮気したら許さないんだからね あーでも〜葉月先輩なら〜いやいやダメダメ ラムロはレイラだけのものなのー」 いちゃいちゃラブラブを始める二人 「(よかったねララ、元気そうで)」 「(はい、葉月嬉しいです)」 葉月はララとこそこそ話した 「それより、やったんだって? ちゃんと避妊具しないとダメだぞー」 「なななな東先輩!僕らはそんな関係じゃ」 「あーごめんラムロ、此間手紙で報告しちゃったー」 「なーーー」 赤面するラムロを嬉しそうに葉月が笑ってみせる 「(東先輩…やっぱり可愛い)」 「ラムロ!今葉月先輩で変な事思ったでしょー」 「思ってないよーー」 「ふーん、ボクに女の魅力感じないんだ〜」 「そんな事ないですよーー東先輩めちゃくちゃ綺麗ですよー」 ラムロは慌てふためいたが、それが葉月とレイラの笑いを誘った 「ラムロったら本気にしてんのーキャハハハ」 「くふっ、ラムロも男になったってかギャハハハ」 「あーー二人とも〜わざと言ったんですねーひどいですよー」 そんな会話を葉月の携帯越しに聞いていたララは嬉しそうだった 「ところで、なんでこっち来たのさ?」 「あーそれんなんですけど〜 学校でやってたら〜バレちゃいまして〜 エヘヘそれで学校中の噂になってー ラムロも男だってばれちゃってー それでこっちに転校する事に」 エヘヘとするレイラに呆れる葉月 「だからやるなら寮でいくらでもやれるだろーに」 「いや〜それでもうハマっちゃいまして〜 エヘヘヘ」 「まー確かにSEXって気持ちいいけど 所構わずってのは、どーかな」 葉月の大人な言葉にラムロはドキドキした 「(東先輩…彼氏いるのか!?って言うか、体験済み!?)」 「そうだーー葉月先輩〜彼氏紹介して下さいよー」 レイラの突然の言葉に驚きを隠せないラムロ 「(やっぱり居るのか!?)」 「あーごめん紹介が遅れたね ボクの…将来の旦那様であるおじ様と 将来の娘のアリス」 葉月は同席していたアリスと、それに抱っこされたおじ様を紹介した 「うわ〜可愛い〜クマさんが旦那さんなんですね〜」 既に論点のズレてるレイラと葉月に突っ込みに困るラムロ 「いや…そう言う次元の問題じゃ」 「キミ達!」 おじ様は行き成り真に迫った 「楽器やってるね!指を見れば分かる!」 すでに動いて喋るクマ むしろそれを葉月が彼氏どころか、 夫呼ばわりする事実を吹き飛ばす発言であった 「あなたは…ただ者じゃありませんね!」 ラムロは真剣な表情で訴えた 「キミはサックス奏者 彼女ちゃんの方はそーだな…ギターやってるね」 おじ様はズバリ!二人の楽器を当てる 「すごいです〜大当たりです〜〜」 「凄い…ひょっしたら、僕達は凄い人にあってるのかも」 クマだけどな と言うか、実は二人の持ち物が普通に、ギターケースと サックス入ったトランクだからなんだが 「で、行き成りこの二人をバンドメンバーに選ぶって サックス吹きじゃダメじゃん」 「いいのさっ 俺が理想とする音は何でもありなのさっ 彼には女装…もとい、女の子に変装して舞台に立ってもらう」 「…おじ様言い出したら聞かないもんなー そう言う訳で、レイラ、ラムロ これからはバンド仲間としてよろしくね」 「はい、葉月先輩!」 「はい、東先輩、それに師匠!」 「…師匠って俺の事?」 おじ様はラムロの言葉に、自分を指差し訪ねた 「はい!クマの師匠ご指導お願いします!」 「ちゅーか、まーいいか」 と言う訳で、何故かレイラ達が葉月バンドの仲間入りを果たした それから数週間が過ぎた ここはおじ様の用意した港の倉庫を改造した練習場 そこには集められたバンドのメンバー達が集結していた 「加藤先輩、なんて言うかもう少しテンポ速くてもいいです」 「ああ、了解」 加藤はじめ 葉月の学校の先輩であり、葉月が所属する漫研の先輩でもある 何故にドラムを叩いてるかと言うと…何と言うか成り行きで 「葉月、今度のライブの話だが 現状ではまだ音に深みを感じないんだ やはり、ギターがもう一人必要なのは事実 知り合いに助っ人を頼んではいるんだが」 「…それはもう少し待って ここまで凄いメンバーが集まったんだから それなりの力を持った人が欲しいんだ 今はとりあえず、レイラに頑張ってもらうさ」 彼の名はサクヤ 葉月バンドのリーダーであり、黒髪ロンゲのイケメンである ベース担当であり、加藤とのリズムセッションは抜群のコンビである 沈着冷静であり、元はメジャーデビューしたバンドの顔も務めていた だが葉月の力のあるボーカルに惚れこみ、同じ道を選んだ 「うぬぬぬ やはり、バイオリンとピアノが必要だ!」 「そうですね、兄さんの求める音には必要な楽器ですね」 おじ様はキーボーの上でふんずり返り、偉そうにしていた そしてこのキーボード担当の子こそ… まー彼女が何者であるかは、この物語に関係ないので深くは語らない 御剣葵(みつるぎ・あおい) おじ様を兄さんと呼ぶこの女性、別におじ様の妹ではない 葉月バンドのキーボード担当。 青髪ロングの美少女であり 葉月と男性人気を二等分する程のルックスの持ち主であった。 彼女は行き成りおじ様が連れてきたメンバーだったが、 葉月とは会った瞬間に意気投合 現在ではバンド仲間では一番の仲良しさんだ 「葵〜今日終わったらウチくるだろ 此間のリベンジするからね〜」 「ハヅたん、そう言って何時も負けてるじゃん」 「おじ様は黙ってて」 「フフフ、今日も負けませんよ葉月さん」 ちなみに囲碁の対局の話である…渋い(笑) 「みんな〜少し休んでお茶しよー」 彼女は名前はなおこ 葉月バンドのマネージャーを勤めるショートカットの女子である ルックス的には葉月達から見たら普通だが、十分可愛いのである ちなみに、おじ様が言葉巧みに街でナンパしたのが 仲間になる切っ掛けだった とは言え、今ではすっかり葉月のファンである 「僕もう少し練習してます」 「ラムロも気合入ってるな」 「彼はあの歳でこっちでメシ食うって決めてるからね 必死なんだろうさ…なんだか、若いっていいよね」 「はじめ、お前だって一応18歳の高校2年生だろっ」 「えー加藤ってダブってるんだーー」 なおこは加藤を茶化した 「加藤先輩は半年入院してたんだよ それでだよ 成績は学年トップクラスなんだから」 「葉月、学年1位のキミが言っても嫌味にしか聞こえないよ」 加藤は笑顔で葉月を茶化した 「とりあえず!明日はハヅたんの学校の吹奏楽部を当ってみよう」 おじ様が絶対お嬢様イイ!と顔で呟いていた 「はいはい、一応ね、一応」 葉月は呆れながら言った 「でも…うちの学校で、うちらの仲間になるような人居るかな? あ…そう言えば、隣りのクラスに無冠の天才ピアニストが居たな」 「え?加藤先輩、それどんな人?」 「何でも凄いあがり症で、大会は全部不参可らしい」 「ふーん…(ニヤリ)」 葉月は何か企んだようだ 「バイオリニストは綺麗なお嬢様キャラじゃないと嫌なの〜〜」 おじ様は葵の膝の上でダダをこねていた 「はいはい、ゆりさんみたいな方が良いんですね」 「葵さん…そう言う具体的な名前は はっ…ハヅたん(さー血の気が引く)」 「おじ様の浮気者ーーーゆりって誰さーーー」 「だから違うってーーーいや、違くないけどーー あんぎゃーーーー」 「相変わらず、仲むつまじき事で」 「まったくだ」 ズズーとお茶を飲むメンバー達であった ちなみに、スタジオに残って練習を続けてるレイラとラムロが… まーご想像にお任せします 葉月は簀巻きにしたおじ様と葵を連れ 夜道を帰宅していた 「遅くなっちゃったね〜葵今日泊まっていきなよ」 「はい、じゃお言葉に甘えて」 「ん?このメロディーは…」 葉月の耳には美しいギターの音と歌声が聞こえた そこには月明かりをバックに 壊れた石像の上でギターを奏でる男の姿があった 葉月は足を止め目を閉じ聞き入った 「綺麗な音ですね、葉月さん …葉月さん?」 葵は葉月に話し掛けるが、既にそこには居ない 「何て言う曲?」 「…アルバート・ロゼの死海のマリア」 「マリア…良い曲だね」 「…死んだ娘を忘れれず、戦争で死んでいった男の歌さ」 「でも…ボクは好きだな」 「…お前変わってるな 名前は?」 「東葉月」 「葉月…か 憶えといてやるよ」 赤い髪の男はそう言うと、今度は違う曲を弾き始める 葉月はそれをただ嬉しそうに聞いている 「なんだかいい雰囲気ですね」 葵は出るに出れなくなり、おじ様と二人で隠れていた 「…うーん」 「どーしましたか?兄さん」 「あの顔…どっかで見た事あるんだよな〜」 「?本国の人間じゃないですよね…男性ですし でも…凄い力を持ってる方です…たぶん」 「あぁ…それはそうだろうけど …あーーー思い出した! アイツ、天使会の」 その時だった ドカーン!! 「兄さんあれ!」 「やっぱりそうか アイツは、あの男は」 「行き成りきやがって!どう言う気なんだ! この糞天使会のザコがよ はっ 葉月大丈夫か!?」 赤い髪の男はその衝撃波を瞬間かわしていたが 乗っていた石像は木っ端微塵 「せっかくの良い演奏を!許さないぞ!」 葉月はその瞬間、神威(葉月の刀)を召喚 抜刀し、敵オーガマシンを一刀両断 「げーーソードブレイカー んな話聞いて…あんがー」 ちゅどーん 月明かりをバックに刀を鞘に納めるその姿はまるで天使の様だった 「お前…オデッセイか? いや、違う…」 「何であんたが狙われたの?」 「…俺は抜けたやつだからさ そうだな…お前になら殺されてもいいかもな葉月」 赤い髪の男は葉月を微笑みの眼差しで見つめた 「やっぱり、お前最後の使徒!裏切りのラサだな!」 何故か簀巻きから解放されたおじ様が颯爽と現れる 「おじ様!…裏切りのって…まさか!?」 「あぁ、コイツが使徒を裏切って人間になったって男さ そーだろ、ラサ!」 「…おめーそんななりだが とんでねーヤツだろっ!」 その瞬間赤い髪の男はおじ様にナイフを投げつける だが、葉月が瞬時に受け止める 「おじ様に何するんだ」 「…葉月 お前その男が何者か知ってるのか? そいつはな」 「はい、そこまでです、ラサ」 葵が赤い髪の男の言葉を止める 「青い髪?お前…ははははは なるほど、そう言う事か…クハハハハ どーりで、ミカエルやメタトロンのババア共が焦るわけだ こんな化け物共がこっちに来てるんじゃなぁ あぁそうだろ!」 「ラサ…よろしければ私達の仲間になりませんか?」 葵は赤い髪の男に言う 「って葵、それボクが言おうとしてた事」 「はい?」 葵はへ?と首を傾げる 「あんたさ、凄い腕のギタリストなんだろ ボク達と一緒にバンドやらないか」 葉月は赤い髪の男の両手を取り、迫った 「な…バンド…はぁ?」 「うん、あんたみたいなギタリストが欲しいんだ!」 葉月の視線は真っ直ぐで歪みどころが無い 「…おい、こいつ?」 赤い髪の男はおじ様の方を見て本気で言ってるのかこの子は? と言う表情をした おじ様は黙って、うんと頷く 「…いや、誘ってくれるのは嬉しいが さっきの見ただろ、俺はあいつらの元同胞で」 「でも今は孤独なギター弾き 音を聞けば分かる、あんたは天使会とは違う」 「…お前本当に何者なんだ すげー力持ってるみたいだけど…でも普通の人間だろ 天使…いや、オデッセイでもないみてぇだし」 赤い髪の男は葉月を嘗め回すように見た 「(コイツ…よく見るとスゲーいい女じゃん)」 「ねっ、一緒にやろうよ」 葉月は無邪気に誘う 「(くそっ…断れねぇ) まー何だ…気が向いたら…な」 「… 名前…名前何て言うの ラサ…ラサって本当の名前じゃないでしょ」 葉月は少し寂しそうな表情で訊ねた 「…犬彦…犬彦ユダヤ」 赤い髪の男は照れながら答える そして葉月は嬉しそう言う 「うん、ユダヤ、ユダヤだね 待ってるから、メインギターの席空けて待ってるから」 葉月は嬉しそうに月明かりの中、ユダヤの前から姿を消した 「…ちっ そんな事…出来る訳ないだろ …ん? 誰だ!」 ユダヤはかすかな殺気を感じた 「久しぶりだね、古き友…ラサ」 「お前は…レイブ」 「今はウリエルと名乗っている」 「ケッ何が大天使だ、この腐れ烙印ヤロウが」 「これはご挨拶だなぁ 良い事を教えてあげようと思ったのに」 「良い事だと?何を企んでやがる! もしも葉月に手出しするってんなら、 俺はたとえお前でも剣を抜く」 「ククク惚れたのかい?昔っからロリコンだったもんね」 その瞬間ユダヤはウリエルに襲い掛かる…が ウリエルは空中で回転しそれを簡単に交わす 「腕は落ちてないみたいだね」 「お陰さまで、お前らの刺客とやりあってるもんでね」 「ははは 困った連中だ、お前を倒せば13人目の使徒になれると 思ってるらしい… ラサ、お前がそうした様にな」 「レイブ…お前…」 ユダヤが歯をギリギリさせ睨む 「まぁいい そんな事も、もうこれで終わりさ 近いうちに面白い事が起こる …まーそう言う事さ せいぜい、人間生活でも楽しむんだなラサ お前は必ず我々の元に帰って来る 必ずね」 「あのババアの予言ってヤツか?」 「違う、予感だよ予感 まぁ…楽しみにしてるよ、ラサ」 「おい待て!レイブ!待てコラ!!」 ウリエルはユダヤの前から姿を消した 「ちっ…」 ユダヤは葉月の顔が頭から離れない 「なあ…あんたならこう言う時どーするんだ」 ユダヤは満月の空を見上げたたずむのであった ----------次回予告 レイラでーす ラムロでーす はい、ララです だめですよ二人とも、まだHは早いですよ ねぇララ〜葉月先輩ってクマさんとHしてるの? そんな訳ないじゃん はい、葉月はおじ様とHしてますよ 一般的にはオナニーと呼ばれる行為ですが 東先輩のオナニードキドキ あーラムロったら〜こんなに股間膨らませて〜 レイラ、精子は飲んではいけませんよ えー美味しいのに〜ねぇラムロ〜 僕にふるなよ まったく困った子達です 再教育が必要のようですね ララ…それって まってララボクはお尻は!いやだーーー ララ…凄い嬉しそう はい、葉月の影響です なんだかなぁ 次回第9話 バンド編 『フェイス誕生』 読まないと、調教してやるーーー! |