ガシャガンシャンガシャン!
巨大兵器と一人の少女が闘いを繰り広げている
女子高生であるその少女は、一振りの日本刀を武器に巨大な機械兵器に立ち向かう
「葉月、高エネルギー反応です」
少女の携帯電話から声がかかる
「分かってる」
少女は巨大兵器から放たれるエネルギー砲を交わし
透かさず左腕に弓の形状をしたデバイスを展開する
少女は左腕を敵に向け、弓の弦を引くと
そこにはエネルギーの矢が出現した
「それだけの攻撃の後だと隙だらけだね」
少女は言葉と同時にエネルギーの矢を放つ
バシューーー!
巨大兵器が自ら開けた発射口を光の矢は貫いた
その瞬間、巨大兵器の砲塔が火を噴く
ドンガラガッシャンシャン…
武器を失った巨大兵器は攻撃の手段が無い
次の瞬間、懐に潜り込んだ少女は愛刀の刀で本体を切り裂く
シャキンシャキンシャキン!
刀は緑色に輝く光を放ち、閃光が轟く

ドッカーーーーン
巨大兵器は跡形も無く爆発した…





「ハヅたん〜お疲れ〜」
クマのぬいぐるみを乗せた少し大きめのバイクが少女の前に現れた
このバイクこそが、彼女の愛用のサポートメカ
オーバーマシン『ナイト・ファントム』である。
彼女はオーバーマシンを駆り、数々の悪と戦って来たのだ。
彼女の名前は東葉月
世界支配を目論む秘密結社『天使会』と戦うべく立ち上がった
正義の使者『ダークエンジェル』の一員として日夜世界平和の為に闘う
スーパーヒロインその人なのだ

「お疲れ様です、葉月」
さっき葉月の携帯からした声と同じ声が、今度はナイトファントムから聞こえる
声の主はナイトファントムに搭載されているマザーコンピューター『ララ』
通常はナイトファントムに搭載されているが、葉月の携帯から通話が可能で
如何なる時でも葉月を完全にサポートするのだった。

「ハヅたん今日もめっちゃ可愛かったよー」
クマのぬいぐるみが可愛く動き出す
どうやら、このクマのぬいぐるみには意志があるようで…
「あ〜んおじ様〜大好き〜チュv」
葉月はクマのぬいぐるみ(クマちゃん)を抱きしめると
おもむろにキスをする…
どーやらこれが日課の様だ
「はふーハヅたん好き好きーー」
ちなみに、この二人こうなるとただのバカっぷると化す
「お二人とも、コアの回収が先ですよ」
ララが二人のラブラブを冷静に止めた
「チッ
 せっかくおじ様と勝利のお祝いしてたのに」
葉月が不機嫌そうな顔でブツブツ言ったが、ララは無視して続けた
「日増しにオーガマシンの性能が上がってきてます
 早くコアを回収、そのデータ収集を急いで下さい」
「はいはい」
葉月が仕方なく、従うが…
「あっ…さっき思いっきりやり過ぎて…」
「どーやら、コアごとぶっとんでるね」
「ははは…はーぁ
 また八神博士の小言だよー
 おじ様〜(キラーン)このままばっくれよー」
「いや…そりゃ不味いでしょ
 そんな事したら、俺が後でヤキ入れられるしー」
「うぅ…ボクの愛するおじ様を人質に取るとはー
 あの女科学者めーーー」
既に怒りの矛先が変わっている葉月であった。

「お嬢様〜」
巨大なトランスポーターが葉月達の元へ到着した
「知美さんが来たねー」
「うん」

巨大トランスポーターはオーバーマシンの輸送
メンテナンスを行う為に開発された特殊車両であった
それを運転する知美こと、春川知美は葉月専属の召使いであり
天然そうな容姿に、めがね、巨乳とメイドのツボを押さえた外見をしていた。
もっともそんな外見とは裏腹に、その行動は大胆かつダイナミックであるのだが。

トランスポーターはナイトファントムを収納
車内の居住空間に移動する葉月はシャワールームへ向った
クマちゃん事おじ様はトランスポーター内の居住空間にある
パソコンに早速回収したデータを入れ、分析を始めていた。
「う〜ん、どーやら少しずつだけどヤツらも
 オーガニックテクノロジーを使いこなしつつあるねぇ〜」
クマちゃんはぬいぐるみなので、あまり表情は掴みにくいが
恐らく眉間にシワを寄せてるに違いない
「おじ様〜」
シャワールームから葉月の声が響く
「はいほ?」
「今日は覗きに来てくれないんですかー」
「…後でばっちり覗きますです、はい(汗)」
「うん〜」
どーやら葉月さんはおじ様に変態行為を強要しているようで不憫な…
いや、これが俺と葉月たんの愛の関係さー
とか言ってるが…はてさて

「くぷぷぷ
 葉月たん〜ニャソ今日は〜エロエロの写真を〜」
何度も言うがおじ様はぬいぐるみである、その表情を知る事は出来無いが
今は明らかに怪しい表情をしている…
「むふふふふ
 ……
 ??ん??今日はやけに胸がデカイな〜
 毎日自分でもんでるから大きくなるのが早いのか?」
おじ様(クマちゃん)はシャワールームをこっそり覗きながらブツブツ
言ってたのだが…
「ねぇおじ様〜」
「ん、今いい所なんだからー邪魔しないでー
 …って葉月さん?
 何で此処に?
 と言う事は…」
「こんのー浮気物!!!!!」
ドカバキベシ
数分後
簀巻きにされて顔だけ出したクマのぬいぐるみの死体が床に転がってたそーな
「ちゅーか…出たなら出たって言えよなー
 ガックシ」







時に西暦200X年
再び少女の旅が始まる…

ヤミと帽子と本の旅人シリーズ第3弾
スーパーガール葉月が一番!エルシオン
第1話『アリス〜ヤミの末裔〜』








「じゃ知美ーボクは今日このまま学校行くから後よろしくー」
葉月は制服に再び着替え、何事もなかったかの様に学校に向った
「あの〜旦那様〜
 今日は一緒に行かなくてよろしいのですか〜?」
知美は葉月が勝手に決め付けた将来の夫であるクマちゃんを、
知美この人は将来ボクの旦那様になる人なんだから、
今日から旦那様って呼ぶんだよーとの言いつけを受けていた
ちゅーか、ただのクマのぬいぐるみなんだが…
知美は簀巻きにされたクマちゃんを解放しつつ言葉を続けた
「あの〜旦那様〜そんなに私の裸を御覧になりたいのでしたら
 お嬢様には内緒でいくらでもお見せしますよ〜
 ですから〜お嬢様の前ではよした方が良いと思いますよ〜」
「ちゅーか、そりゃ見たいが俺は葉月たん一筋!!
 むしろ、お門違いな時にシャワー浴びてんじゃねー」
とおじ様は言いたかったが、心の中で叫ぶのみで止めた
だってこのバカボケ女に何言ってもムダだしー

「まーいいや、今日は仕事しよ仕事」
「あの〜旦那様〜今日はどのアングルでお嬢様を撮影しますか〜
 昨日は下半身メインだったので〜今日は胸部を中心に考えているのですが〜」
そうなのだ、主人がバカなら召使いもバカ
今日も今日とて葉月のオナニー撮影(許可のある盗撮)に勤しむ知美であった
「ちゅーかさ、俺ってある意味被害者だよね
 ヘビの生殺しだしさー」
当然全部おじ様に見てもらいたい変態的性癖を隠し持つ葉月は
おじ様(クマちゃん)をエサに毎日頑張るわけだが…
全く手の出せないおじ様は不憫この上ないのであった。
「ちゅーか、俺様のいきり立った股間造っちゃうぞ!」
「旦那様〜新しい大人の玩具ですね〜」
違うって…



と、そんな葉月の裏の顔を知らない学校の生徒達からは
クールビュティーとして、男女問わず絶大な人気を誇る葉月であった

「あ〜東さんだ〜今日も一段と美しいな〜」
「あーいいよな〜オレ、ムリしてこの高校受験した甲斐があったぜ〜」
「容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能
 まさに理想的な女性だよな〜」
「なんと言っても、あの美女揃いの聖フェミニン女子学院の元生徒だしなー」
「オレなんか、葉月さんの中学時代の写真持ってるもんねー」
「なんだよそれー何処で手に入れたんだよ」
「知らないのかー月百合の会だよ、月百合の会〜
 東葉月ファンクラブ〜月百合の入会特典だよ〜
 まー会費が月1万ってちょっと高いけどよー」
「まてよそれっ
 あれだろー女子しか入会出来無い所だろー」
「インターネットだよーあれなら男でも女と言い張れば〜入れるのさー
 実は200人居る会員の4割は男だって噂だぜー
 それにな…葉月さんのプラベートのあんな姿までーあーもー溜まらん」
「まじかよーーオレも絶対入るぜぇーー」
どーやら葉月さんは人気絶大の様だ…色んな意味で


「おーいミコトー朝からPCか?」
「あっおはよう〜葉月ちゃんv
 今日もステキよっ」
彼女は葉月の親友であり、藤姫コンツェルンの一人娘の藤姫ミコトである
彼女は葉月といっしょにエレベーター式の女子校であった聖フェミニン女子学院から
この都立鳳凰院学院に入学して来た程の深い関係であった。
一説には、葉月とはレズの関係とも、実は月百合の会の謎の会長ことK子こそ
彼女なのでは?との噂が立つ程、葉月を熟知するまでの関係であった。

「そーだ、葉月ちゃん今日の朝も大変だったんでしょ〜」
「うん、おじ様ったら激しすぎて〜もう朝からお盛んでさー」
「はは、葉月ちゃんが言うとギャグに聞こえない」
「え…そう?」
「うん」

ちなみに、葉月に彼氏が居る事は本人が勝手に豪語してるので有名だが
それがまさかただのクマのぬいぐるみである事実を知る者は少なかった
もっとも葉月に言わせれば、男避けに言ってるだけだそうだが
知ってる人から言わせれば、絶対本気だぞ…こいつ
だそうな。


------放課後屋上にて
「明日で初美の17歳の誕生日か…」
葉月は屋上の一番高い所で大の字になり空を眺めていた
「あれから1年か…短かった様な、長かった様な…
 初美、今キミは何をしているの?
 ボクはね…」
葉月は最愛の姉である初美を思っていた
だが最愛の姉は既にこの世には居ない…

葉月は姉である初美の16歳の誕生日に自分とおそろいの
クマのぬいぐるみをプレゼントした
だが、初美は16歳の誕生日に姿を消す
それはまるで夢を見ているかの様な出来事だった
そして半年後全ての記憶とともに、初美はこの世から姿を消した
葉月に自分の宝物である葉月から贈られたクマのぬいぐるみを託し…
そう、葉月がおじ様と呼ぶクマのぬいぐるみは、愛する姉の形見だったのだ
彼女は最後にこう言い残した
さよならじゃないわ、私は貴方の子供となって再び出会えるから…と
葉月は残されたクマのぬいぐるみを姉と思い肌身離さず持っていた
そしてある日、その願いが天に届いたのか
クマのぬいぐるみは独りでに動き出した…
その時葉月は思った、彼こそ自分に初美を授けてくれる男性(ひと)
なのだと…
何時か、クマのぬいぐるみから自分に相応しい人間になるのだと…
初美は不思議な力を持っていた
葉月がそれを信じれるには、十分過ぎる力であった…
そう、何故なら彼女こそ全ての人類を生み出した存在なのだから





----------葉月の住むアパート〜その夜
「おじ様〜おじ様がボクが出会ってもう1年だね〜」
葉月はおじ様(クマちゃん)を抱きしめながら嬉しそうに語った
「(…いや、俺がこっちの世界に来たのは3ヶ月前なんだが…)」
と、おじ様は思ったが…おじ様は葉月には本当の事は話してない
自分が何者なのか、何故この世界に来たのかを

「明日はさー
 二人だけでパーティーしようよ〜
 初美の17歳の誕生パーティー…を」
そう言う葉月の目には涙が浮かんでいた
「ハヅたん…
 ハヅたんには俺が居るじゃないかー
 おでこちゃんだって、きっと笑顔のハヅたんを望んでる筈だおー」
おじ様はクマの可愛い手で葉月の涙を拭き慰めた
「うん…でも、今だけ
 今だけ貴方の胸の中で泣かせて…
 何時も有難う…おじ様大好きだよ
 ボクは…ボクは…」
葉月はおじ様の小さな体に顔を疼め、泣いた
きっと彼女が弱い所を見せるのはおじ様だけなのだろう…

「おでこちゃん聞いてるか
 葉月たんは絶対俺が幸せにする…だから見守っててくれ


 でも俺クマだし…どしよー
 ちゅーか、せめて等身大のフィギュア辺りよかったんですが…
 って言うかー何故クマなんだこんちくしょーーー」
既に泣きつかれて眠る葉月を尻目に夜空に叫ぶおじ様だった…




そして夜は深けて行った…
AM:O時…時計は7月1日を指した
「初美!!!!!
 はっ…ハァハァ
 …夢」
葉月はあの時の夢で目が覚めた
全身汗だくになっていた…
「汗かいちゃったな…着替え」
その瞬間だった
外にから眩い光が辺りを照らす
「葉月たん!」
おじ様も目を覚ましたのか、それを目撃した
二人は窓を開け外を見た
天から一筋の光の柱と共に眩い光が町を照らし出す
だが不思議な事に眩しくないのだ
葉月とおじ様は顔を見合わせ頷くと
オーバーマシン、ナイトファントムを呼び出し
二人は二階から飛び乗り、光の柱の中心に急いだ
「こんな夜中にどうなさったのですか?」
ナイトファントムのコンピューターララが訊ねた
「分からない、でも行かないと行けない気がするんだ」
「うーん、だめだ物的反応が無い
 多分さっきの光を認知したのは、俺達二人だけっぽいな」
「本当になにか起こったんですか?」
ララは再び二人に尋ねるも
「百聞は一見に何とやら
 とりあえず、後で話すよララ」
とおじ様が言った…


森の中心巨大クレーターが出来ている
だが、回りでそれに気づいてる存在は確認されなかった
「何か真ん中にデカイのがあるなー」
「オーガマシンか?」
「違います、パターンカオス…解析不能の物体です
 いえ、物体と言っていいのか
 あれには、物質反応のほかに様々なデータが検出されます」
ララの解析ではそれを知る事は出来無い
「行ってみよう」
葉月はその物体に近づく様言った
「うーん、何か引っかかる…ちゅーか、アレどっかで見た事ある
 と言うか、多分あんまり思い出したく無い気がする(汗)」
おじ様は当然ぬいぐるみ故、無表情だが、明らかに眉間にシワが…

それの目の前にやって来た一同
「うーん、どこか入る場所とか無いのかなー
 ララ分かる?」
「いいえ、たた中心から生体反応が二つ…
 ただし一つは人間程度ですが、もう一つは
 恐らくこの機体その物の反応かと思われます」
「って事は…生きてるのか?これは」
葉月の推理通り、それは機械でありながら生命を持った存在であった

ガチャ
ブシュー
「おじ様何やってるの?」
葉月はおじ様の行動を唖然としながら見て聞いた
それもその筈だ、コックピットと思しき場所を行き成り開けているのだから
「…!!葉月、生命反応が!」
ララが少し高いトーンで言い放った
「何か来る!!」
おじ様は自分でコックピットを開けておいて無責任に叫んだ

一同の前に姿を現したのは
懐かしくも、もう二度と見る事は叶わないと思われていた
そう、図書館世界の管理人ヤミの衣装に見を包んだ少女の姿であった
「初美…違う
 リリス?」
「恐らくどちらでもありません…」
ララが答えた
「なるほど、そう言う事か
 なーるなる、だったらエルシオンがこの時代、この世界に来た理由も頷ける」
おじ様は何故か?一人で納得している
「おじ様?何か知ってるの!!」
葉月が訊ねるが

「…ん?全然」
話をはぐらかすおじ様
「ただ、一つ言える事は、多分この子は4代目のヤミ」
「4代目!」
葉月とララが同時に驚愕した
「確か4代目は…」と葉月
「はい、1月に起きたアベル事件の際
 葉月が一度は4代目のヤミとして覚醒しましたが」
と、ララが解説するが
「へ?そーなの?
 ハヅたんってヤミだったの???」
当然当時を知らないおじ様が驚いた
「いや、厳密には4代目にはならなかったんだけど…」

ヤミの衣装を纏った少女はその形態を解除する
空から降りてくるその少女を葉月が抱きとめる
すると、少女は葉月の胸の中に自然と溶け込む…
「この感覚…」
「そうしていられると、まるで親子のようですね」
ララが人間らしい事を口にした
それもその筈、ララはコンピューターでありながら、移民船の子供達を
育てて来た母親でもあったのだから。
「生体パターン確認…どうやら彼女は葉月と深い血縁関係が見受けられます」
「なんですとーーーー
 って行き成り心臓に悪い事言うなよララーー」
おじ様は多分彼女が何者か感づいていた
だが同時にそれが自分的に知りたくない可能性も秘めていたのだが…
「分かった、この子きっと未来から来たんだよ
 そうか〜ボクとおじ様の間に生まれた赤ちゃんなんだね〜」
葉月は既に妄想スイッチがONに(汗)
「いや、だとしらたおでこちゃんとかは?」
「え?だからこの子が初美なんだよ〜〜初美〜初美〜〜」
葉月は初美〜と叫びながら強く抱きしめる
すると少女は葉月から逃げ出して、おじ様をだっこし
フルフル〜違うの違うの〜と意思表示をした
「ん?…アリスちゃんって言うんだ」
いきなりおじ様が少女をアリスと呼んだ
すると少女は嬉しそうにおじ様を抱きしめて、改めて頭を深く下げ
葉月達に挨拶した…
「おじ様…その子」
葉月はイマイチ状況が飲み込めない
「あーこの子喋らないんだよ、あー喋れないって言った方が分かりやすい?
 一応俺だけは、テレパシーが通じるみたいで会話できるケド」
おじ様の言った事にあまたを抱え出す葉月
「えーと、えーと
 その子の名前はアリスで、初美ではない
 でも喋る事は出来無い…でもおじ様とは交信が出来る…」
葉月はそのまま考え込む
「そうか!その子はやっぱりボク達の間に生まれた子で〜
 ヤミと言う事は〜きっとその子が初美の本当の生まれ変わりなんだよ〜
 だから、イヴの仮の姿とは違って、初美とは違う外見をしてるんだね〜」
その答えは既に自己中120%の意見だった…
「いや、って言うかね
 この子はね」
とおじ様が言いかけた時、少女はそれを止めた
そして少女は葉月とおじ様をくっつく、それに抱きつく行動をとった

…葉月はその行動で確信した
この子は自分が将来産む子供だ
それも間違い無くおじ様との間に生まれる子供なんだ〜
既にその考えに、どーやってぬいぐるみ相手に妊娠すんねん!と言う
突っ込みは存在しなかった。

何故か?最後は葉月の半ば強引の意見が通り
勝手に親子の関係にされていた3人であった

「この機体はどう致しますか?」ララが言った
「あー大丈夫、アリスちゃん」
おじ様の言葉に頷くアリス
その瞬間その巨大な機体が姿を消す
「…って何処に行ったんだ…
 あーそうか、別の世界
 アリスはヤミの力を持つんだもんね
 えらいえらい」
と勝手に納得し、アリスの頭を撫でる葉月
すでに母親気分満喫中である。

ララがおじ様に尋ねた。本当は何処に行ったんですか?
それはね、あれは時空移動機のシステムを持つんだよ
まークロノドライブの発展版である、グランドドライブが搭載されてんだけどさー
それで、簡単な話別の次元に姿隠してるワケー
と…その解説はあたかも自分はあの機体を開発したかの様な口ぶりだったが、
ララは深くは聞かなかった。






そして翌日

「うわ〜可愛い〜〜」
「何時の間に生んだんですか〜こんな大きな子〜」
「まさか、こんなに早く出来るとは思わなかった」
「おじ様…15歳の子に出産させるなんて犯罪だわ」
「ふふふ可愛いだろ〜ほら、ここなんか〜ボクにそっくりなんだ〜」

既に勝手に自分達の子供として大発表されてしまっているおじ様に
葉月を止める力はなかった…
「もう好きにしてー」ガックシ
「旦那様〜だからあれ程避妊具はつける様言いましたのに」
「知美さん…あんた本気で言ってるだろー
 ちゅーか、そんなに早く子供は生まれねーし
 そもそも、俺クマだぜ!どーやって妊娠させんだよーーー」

「おじ様〜今日もボク達を可愛がってね…
 二人目…男の子がいいな」
葉月はモジモジしながら腰をくねらせ甘えた声で言った
「洒落になんねーーーーーーーあんぎゃーーー
 ちゅーか、やってもいねーのに子供生まれたとか本気で言うなよーーー」
クマちゃんの叫び虚しく
「責任取れよ」と女子達の総突っ込み

「いい…俺もーイイ
 国に帰りてぇ〜〜〜〜〜〜〜」
愛の厳しさを知ったクマちゃんであった。









「そーだおじ様〜あの日がもう何時もより2週間遅れてるの…
 今度は本当におめでたかな〜
 あーんおじ様〜〜早く式挙げないと〜お腹大きくなっちゃうよ〜」
葉月の冗談に3日間おじ様が寝込んだ事は言うまでも無い
「葉月たん〜〜誰と寝たんだあんぎゃーー」

だから冗談だって





--------次回予告
K子です
皆さん元気にお過ごしですか〜私は元気です
葉月ちゃんに子供が生まれたのはビックリしたけど
本当に何時生まれたかしら(ボケ倒し)
アリスちゃんの登場により葉月ちゃんの家はにぎやかに
だめよおじ様っ娘に手を出したら
あーでも葉月ちゃんの事だから〜親子丼に走りそうよね〜
さーてシャッターチャンス到来ねっ☆

次回は…え?
まだ内容未定ですって〜
とりあえず、もう少しマジメに書いたら〜お・じ・様☆
では次回こそ可愛い可愛いミコトちゃんが大活躍すると言う事で
ばいば〜い

ちなみに、この物語フィクションよね、おじ様

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東葉月ファンクラブ(葉月たん同盟)

セーラー服と日本刀
〜TVアニメ『ヤミと帽子と本の旅人』より〜