作:銃太郎さん

第11話『淫欲回路 その1』


澤崎美緒は激しく後悔していた。
彼女は今、体操着姿のまま陸上部部室のロッカーの中に閉じ込められている。
両手は手錠で繋がれ、その鎖は頭上の服を吊すバーに掛けられている。口は粘着テープで塞がれ、窮屈に折り曲げられた長い両脚は足首、膝下、太股の三箇所を麻縄で縛られていた。

「お茶なんか…飲まなきゃよかったよぉ…ぐすん」

美緒の記憶は放課後、この部室で部長の矢矧 朔馬(やはぎはじめ)に勧められたお茶を飲んだ所で途切れていた。
その少し前に美緒は矢矧部長に部活を辞めたいと打ち明けていた。
矢矧は驚いた様子で美緒に思い止まるよう説得したが、彼女の意思は固かった。
彼は美緒を落ち着かせようとポットからお茶をカップに注ぎ、美緒に勧めた。
それを飲んで再び矢矧と話し合ううち美緒は激しい眠気に襲われ、気が付いた時にはこうしてロッカーに監禁されていたという訳だ。

「これから私、どうなっちゃうのかな…まさか!どこか知らない倉庫に連れて行かれて拘束されたまま見知らぬ男達に来る日も来る日も犯され責め抜かれた揚句にセックス奴隷として売られてしまうのかしら…」

それは美緒がよくオナニーする時オカズに使う妄想だった。

「それとも…このままコンクリ詰めにされて海に捨てられる!?」

たかが部活を辞める位の事で、組織を裏切ったマフィアみたいに殺される訳も無いのだが、動転している美緒にはそれに気付く余裕はなく、目に涙を浮かべながら必死に逃れようともがいていた。

(ぐす…春樹くん助けて…)

だが彼氏の七瀬春樹は今日、歯医者に行くと言って先に帰っていたのを美緒は思い出した。
唯一の望みを断たれて涙を流す美緒。
その時部活が終わったのか、男子部員達が部室に戻ってきた。
賑やかに喋りながら着替え始める男子(女子は女子更衣室を使うので部室で着替えりのは男子のみである)。
美緒は助けてもらおうと懸命に声を出そうとするが、テープで塞がれた口からはくぐもったうめきしか出ない。

(誰か…気付いて!)

しかもロッカーの外では部員達が楽しげに騒ぎながら着替えをしているので誰もその声にに気付くことはなく、美緒の努力は徒労に終わった。
そのうち着替え終わった部員達が帰宅して始める。

(あーん待って!誰か気付いてよぉ!)

美緒の願いも空しく全員出ていってしまって再び彼女は独り取り残された…かに思ったその時、ロッカーの扉が開き、外から何かが投げ入れられ、再び扉に鍵が掛けられた。

(何これ?みんなのユニフォームじゃないの。)

それは男女合わせた全員の汗の染み込んだ使用済みユニフォームだった。

(臭い…汗臭いよぉ…皆の汗の臭い…いいよぉ)

狭いロッカーに充満するむせ返る汗の臭い。美緒の鼻息が荒くなる。

(なんか…身体が熱いよぉ。)
美緒の秘部から染み出した液がブルマの股間をじっとりと湿らせ、その甘い匂いと汗の臭いで彼女は目眩を感じ太股を擦り合わせながら身を震わせる。

「んんんん…んー…」

美緒は匂いで軽くエクスタシィに達した。

(やだ…私、こんな状況でイッちゃった。もうすっかりマゾになっちゃったのね。)

元々マゾ奴隷願望が有った上に春樹によってその素質を開花させられた美緒は、拘束されると意思には関係なく感じてしまう身体になってしまっていた。

(ああん、こんなにされたらチンポ、欲しくなっちゃうよぉ…)

美緒が身体をもじもじさせていたその時、扉が再び開き朔馬が覗き込んだ。

「お待たせ、大人しくしてたかな?澤崎。」

怯えた目で美緒が朔馬を見た。

「おや?何だこんなに濡らして。こいつは驚いた!お前イッたのか?」

朔馬は愛液で濡れ光っている美緒の内股に指で触れた。
首を激しく左右に降る美緒。

「噂通りの変態だな。澤崎、お前、更衣室で女子のブルマの臭い嗅ぎながらオナッてるんだって?」

(どうして部長がそんな事を知ってるの?誰にも見られてない筈なのに。)

変態の美緒は同性の汗の臭いにも発情してしまうのだ。朔馬の思わぬ言葉に仰天する美緒。

「その顔、図星のようだな。実はこんな写メが送られて来てな…」

朔馬が彼の携帯電話を開いて美緒に見せた。その画面にはブルマを嗅ぎながら股間をまさぐる彼女自身のあられもない姿が写し出されていた。

「うそ!一体誰が?ていうか盗撮されてたの?!」

口のテープを剥がされた美緒が思わず叫んだ。

「んな事はどうでもいいんだ!」

朔馬は美緒の手錠を外し、ロッカーから引きずり出した。そして傍らにあるテーブルに上半身を俯せに押し付けた。
美緒は口では嫌がっていたが、先程イッたせいで身体の力が抜けてしまっていたので男の力に抵抗出来なかった。

「いや!何するんですか!止めて下さい部長!」

朔馬は自分のロッカーから取り出した荒縄で美緒の上半身をテーブルに縛り付け、脚の拘束を解いた。
彼女は脚をばたつかせて必死に抵抗するが、朔馬の強い力で強引に股を開かれ足首をテーブルの脚に縄で固定されてしまった。

「いやぁぁ…やめてぇ」

「嫌じゃねーだろ?こんなにマンコぬるぬるにしてるのによ。」

朔馬の指が美緒の丸くて新鮮な桃のような尻肉にぴったりと食い込んだブルマの上から彼女の淫裂に触れた。
じゅくっという感触とともに電流が走ったように身体をビクッとさせる美緒。

「ああ…」

「何だその色っぽい声は?やはり澤崎はマゾなんだな。知ってるぜ、お前は毎日彼氏にこんな風にされてるって事をよ。
お前は牝奴隷なんだ、七瀬春樹の。そうだろ?」

牝奴隷という言葉に反応して美緒の身体がゾクッとして鳥肌が立った。朔馬の指が二本ブルマと尻肉の隙間から美緒の淫裂に入って来て膣内をまさぐる。

「あ…だめ…違…どうして…」

「違わないだろ?こんなにじゅくじゅく音をさせてる癖に。本当は好きなんだろ、こんな風に縛られて無理矢理されるのがさ?」

「いやぁぁん、ちがうのぉぉ」

言葉とは裏腹に美緒の声音は段々湿り気を帯びて行く。
それを聞いた朔馬の指は更に激しく膣の襞を擦り上げる。

「お、更にきつく締め付けて来たぜ。感じてるんだ、俺の指で。」

「止めてぇ、これ以上されたら私…イッ…あ…んんんん…」

割れ目から愛液がぷしゅっと噴き出す。美緒が声を殺して絶頂に達した。
イカないように懸命に堪えていたが、度重なる自慰行為と春樹による調教ですっかり感じやすくなっていた美緒の身体は強制的に与えられる快感に抗う事が出来なかった。

「ははっ、派手にイッたな、潮まで噴いてるぜ。
さて、澤崎君。俺の相棒も既にこんなになっている訳だが…」

朔馬は短パンの中からパンパンにいきり立った黒光りする一物を取り出して美緒の目の前に突き付けた。

「どうする澤崎、これが欲しいか?」

「ダメ、そんなの見せないで」

美緒は顔を背けようとしたが、何故か勃起して強烈な汗の臭いを発しながら脈打つ朔馬のペニスから目が話せない。

(おっきい…春樹くんのより黒くてカリも高いわ。こんなので責められたら私…どうなっちゃうかしら)

「嫌だぁ?お前のオマンコは早く挿入れて欲しいって言ってるぜ、ひくひくしてよだれ垂らしながらな。」

そう言いながら亀頭を美緒の入口に押し当て割れ目に沿って擦り上げる朔馬。

「あん…擦らないでぇ」
(いやん、そんなにされたら欲しくなっちゃうよぉ)

しかし朔馬は美緒が感じているのを見極めると肉棒を彼女から離す。

「えっ?そんな…」

「お前の言う通り止めてやったぜ。
じゃあ俺は帰るからな。」

一物を納め部室を出ていこうとする朔馬。
朔馬による責めですっかり身体が熱くなっている美緒にとってはは彼の仕打ちはまるで蛇の生殺しのようだ。

「ま、待って!置いて行かないで…解いて、お願い」

「ほう?やはりこのまま放置されるのは嫌か?ならどうすればいいか解るだろ?」

机に縛り付けられ股間から愛液を滴らせた姿を誰かに見られたら、しかも朔馬は自分のあられもない写真を持っている。
美緒の脳裏に三人の男に犯された日の記憶が蘇った。その時春樹に助けられ、美緒は春樹の肉奴隷となったのだった。
しかしあの時と違い春樹は助けに来ない。
美緒は朔馬の思う壷にはまるしかなかった。

「お願いします…私の…オマンコに…入れて…」

「何?聞こえないぞ、もっとはっきり言えよ!」

朔馬がわざとらしく命令する。

「あ…お願いです、私のオマンコに矢矧先輩のおチンポ…はめて下さい。美緒のいやらしいオマンコ…先輩の太いチンポでズボズボ犯して下さい。」

屈辱に涙を流しながら求める美緒をニヤつきながら見下ろす矢矧朔馬。

「じゃあ望み通り犯してやるぜ。」

朔馬は固い肉棒を美緒のヴァギナに突き立て、ぐぐっと力を込めて押し込む。

「ふああああぁぁあぁ」

固く熱い物が身体に押し入って来る感触に美緒は思わず声を上げた。
彼が根元まで入ると先端は美緒の子宮口まで届いていた。

「ああ…ああああああ…」

固く熱い物に身体を串刺しにされた美緒は目を見開き、口から涎を垂らしながら身体を痙攣させている。

「おおお…澤崎のマンコ…スゲエ…中でうねってギュウギュウ締め付けてくる…入れただけでイキそうだぜ」

朔馬が肉棒を前後に動かし始めると、美緒の呼吸もそれに合わせて激しくなる。

「あはぁ…はあはあはあ…らめぇ…そんなに…あ…あ…あ…ああ…ああ…い…いい…いい」

美緒の声が次第に苦痛から歓喜へと変わって行く。

「おおう…澤崎のマンコ…最高だぜ…スゲエ気持ちいい」

「あ…せ…先輩のおチンポも凄…です…ああ…いい…いいよぉ…カリが奥のほう…擦って…気持ち…いひ…」

挿入の快感が美緒の全身をゾクゾクとはい回る。
(ダメ…気持ち良すぎ。このままじゃ意識が飛んじゃう…こうなった先に先輩をイカせるしかないわ)
美緒の膣壁が入口から子宮に向かって朔馬を扱くように蠕動する。

「そんな絞り上げるように締め付けて早くイカそうったってそうは行かねーぜ。」

朔馬は込み上げてくる射精感を懸命に堪えながら激しく美緒を責め立てる。

「いやあああ…激し…きつい…お腹がきついのぉ…ダメぇぇ…あ…そこ…いい…いぃぃくうぅぅぅ…」

抵抗空しく美緒は絶頂に達した。と同時に割れ目から尿がほとばしり、ジャバジャバと音を立てて床に水溜まりを作る。

「驚いたな、お前イク時小便漏らすのか?」

「いや…見ないでぇ」

「お漏らしした罰だ、俺の精液全部飲め。」

美緒は口に朔馬のペニスをくわえさせられ、口の中に射精された。
頭を押さえ付けられたまま彼女は苦い精液を飲み下すしかなかった。

それから意識が朦朧として全身の力が抜けた美緒は、縄を解かれ体育着と下着を脱がされた。
汗だくでぐったりしている美緒に、朔馬はロッカーから何やら黒い紐のような物体を取り出して目の前に突き付けた。

「これを着けろ澤崎。」

それは黒い革製のTバックのパンティのような物で、辛うじて秘部を隠す小さな三角の部分以外は細いベルト状になっていた。
しかも小さな三角の内側には黒光りするグロテスクなバイブが突き出ている。
これを穿いた女はつねにパンティに犯され続ける仕組みになっていた。

「ええ?!先輩、どうして私にこんな意地悪するんですか?」

「いい質問だ。澤崎、お前七瀬と校内でSMプレイをしてるんだってな?こんな調教グッズを使ってな。」

「どうしてそれを…」

「噂が流れててよ、生徒会が調査に乗り出すって話だぜ。生徒会長の綾香様にお前と七瀬の変態行為が知れたら間違いなく退学だな。」

「ええ!?そんな…」

「だが、俺は生徒会に友人が居るんだ、頼んで揉み消してやってもいいんだぜ?お前が言う通りにすればの話だがな。」

意地の悪い微笑を浮かべ美緒を見下ろす朔馬。

「わかりました、着ければいいんでしょ?」

美緒は諦めた様子で革パンティを手にした。

「素直でよろしい。」

腕組みしながら朔馬が満足げにうなづく。
美緒の秘部は先程のセックスで感じまくって蜜が溢れているのですんなりとバイブを飲み込んだ。

「あ…ああああ…ん…」

「その顔と声、最高にエロいぜ。」

「茶化さないで下さい。」

「拗ねた顔もかわいいぜ、七瀬が虐めたくなるのも解るな。」

「先輩、おやじ入ってません?」

「五月蝿い、ちゃんと着けたか?」

朔馬は腰のベルトを上にグイッと引き上げる。美尻の谷間にきつく食い込む黒い革紐が卑猥だ。

「やああん、食いこまさないで。」

思わず感じてしまってエロい声がでる美緒。
しっかり着けられたのを確認すると、朔馬は腹部の革ベルトに小さな南京錠を掛けた。

「これで脱げなくなったな。鍵は俺が預かって置く。」

更に朔馬は美緒を後ろ手に縛り上げ、大きな美乳を絞り上げるように縄を掛けてボールギャグを取り出して口の自由を奪った。

「拘束された姿が似合うぜ澤崎。」

いやらしい目付きで立たされた美緒の全身を舐めるように見渡す朔馬。

「澤崎の着替えは俺の教室に置いてある。そこまでそのまま歩いて行くんだ、いいな?」

「うーうー」

首を左右に振って嫌がる美緒。

「嫌がってるけどお前こういうの好きなんだろ?お前がされたいと思ってる事をしてやってるんだから感謝しろよ、変態女!」

朔馬が手に持った小さな物体のダイヤルを操作すると美緒の体内に埋め込まれたバイブが暴れ出した。

「あううう」

美緒が思わず中腰になって呻いた。

「振動は弱にしといてやるからな、誰にも見つかんなよ!教室まで来たら外してやるよ。俺は先に行って待ってるから頑張って歩けよ。」

朔馬は美緒を残して部室を出ていってしまった。

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