作:銃太郎さん

第10話『our lewd instinct』


夏休みの昼下がり、七瀬春樹と澤崎美緒は連れ立って街を歩いていた。
美緒は春樹にぴったり寄り添って腕を組んでいる、所謂どっから見てもデート中の恋人同士にしか見えない二人。だが、春樹は何故か浮かない顔…

「ねえ春樹くん、せっかくデートしてるのにどうして難しい顔してるの?
ひょっとして私とじゃつまんなかった?」

美緒が不安げに春樹の顔を覗き込む。

「いや…そうじゃないんだ。とても楽しいんだけど…さっきキミが服を買った店でさ…」

「ああ!お店のおねえさんに妹さんにもいかがですかって言われた事?もー、そんなの気にしないで。
誰がどう思おうと、春樹くんは私の彼氏なんだし、もっと自信持っていいんですよ、ご主人様♪」

美緒は春樹が自分より背が低く女顔なのを気にしている事を知っていたので、店員に妹呼ばわりされてしまって落ち込む彼を美緒は優しい笑顔で元気づけようとした。

「うん…ありがと。」

頷く春樹。

「せっかくのお出かけだから私、準備してきたんだよ、ヤな事忘れて楽しも?」

美緒は首元の詰まったノースリーブの前開きシャツの裾をめくって春樹に見せた。シャツの下から見えた彼女のお腹は、素肌に黒い革の全身拘束ベルトを身につけている。
もちろん下着は着けていない。美緒は家からこの格好でやって来たのだった。

「ネット通販で買ったの。今迄縄ばかりだったでしょ?
たまにはこんなボンデージで拘束されてみたいと思って。お母さんにバレないようにするの大変だったんだよ。」

「縄は嫌?」

「ううん、ドキドキするし、なんか気持ちいいし…嫌じゃない…っていうか好き。でも革の感触もいいかなって…」

「自分で自分を拘束して来るなんて、美緒もマゾ奴隷が板に付いてきたね。」

「もう、あなたのせいじゃない…」

拗ねたような表情で頬を赤く染める美緒。

「美緒はこういう関係になりたいと心の底で願ってたんだろ?
元々キミには素質が有ったんだよ。僕はそれが開花するのを手伝っただけさ。
それが今に実って自分から拘束される事を望むようになった。
真性のマゾ女なんだよキミは。」

春樹は美緒を見つめながら言った。その目は普段の純粋で柔和なそれと違って異様な光を宿している。いつも美緒を犯す時に彼がする目だ。
美緒はその目で見られると体中に電気が走ったようにゾクッとして、言いようのない心の昂揚を感じるのだ。

「望み通りたっぷり虐めてあげるよ、美緒。」

「はい…お願いします、ご主人様。」

美緒は期待に胸を高鳴らせながら、小さなリモコンを春樹に手渡す。

「お、バイブまで仕込んで来るとは、お利口さんだね。」

そう言いながらスイッチを強に回す春樹。
美緒の股間を締め付けている革ベルトに固定されたバイブが彼女の膣内で暴れ出す。


「はぁぅ…」

美緒はその場で太股を擦り合わせながら中腰になった。

「いや…こんな所でいきなりなんて…」

「虐めて欲しいって言ったのは美緒なんだよ?僕がリモコンを持ってるって事はキミには場所を選ぶ自由は無いんだぜ。」

「ああ…でも…道の真ん中で…見られてるし…」

「いいじゃない?皆にイク所見てもらいなよ。」

「それだけは…許して…ダメ…もうイキそう」

美緒は往来の真ん中でイッてしまうのが嫌さに必死で快感を堪えていたが、もう我慢出来そうにない。
春樹は目についた古い雑居ビルに美緒を連れ込んだ。
日曜日で人気のない階段の陰に美緒を連れて行くや否や、彼女はへたり込んで達してしまった。
ミニスカから露出した美脚は流れ出た蜜液でびっしょり濡れてぬらぬら光っている。

「あ〜あ、こんなに汁垂れ流しちゃって、だらし無いなぁ。」

「だって…家からバイブ入れて来たから、歩く度に擦れて敏感になってたもん。
それにね、ファミレスでお昼食べた時にね、普通の恋人みたく食事してるのに、服の下にはバイブ入れてるんだって思うだけで堪らなくなっちゃったし〜…」

美緒が甘えるような目で言い訳をする。

「そっか、今迄室内ばかりでシてたから興奮したんだね。外でしてみたい?」

「わかんない…心の準備とか…いろいろあるし〜…
…ねえ、ここでして、もう我慢出来ないの。」

潤んだ瞳で求める美緒。

「ここじゃビル中に響いちゃうな、警備員に見つかったらまずい。…そうだ、男子トイレ行って見たくない?」

「うん、行ってみたい。」

二人は階段を上がって二階の男子トイレに入った。
そのビルは古い上に掃除が行き届いていないらしく、かなり汚れていた。
トイレ中に充満したアンモニア臭が二人の鼻を突く。
「ふ〜ん、男子トイレってこうなってるんだ。汚いし臭いね。」

美緒が興味深げに個室の扉を開けて中を覗き込む。

「ねえ、早くしよ?」


美緒は頬を真っ赤に染めて息遣いを荒くしている。
春樹は美緒を個室に引き入れ、扉を閉めて鍵を掛けた。きつく抱き合い熱いキスを交わす二人。
まるで大人の恋人同士がするようにねっとりと舌と唇で愛し合う。

そして絡め合った舌を離し相手の目を見つめ合う。

「さっきより顔が赤いよ?ニオイで興奮した?」


「え?う…うん。」

美緒が恥ずかしそうに頷く。既に彼女の目はとろんとしてエッチな顔になっている。

「わ…私ね、真由良さんに靴下嗅がされた時に気付いたの、臭い責めに弱いんだって。
靴下を顔に押し付けられて無理矢理嗅がされて感じてたの。」

そう言いながら美緒はシャツとスカートを脱ぐ。
露になった彼女の身体は、無残にも黒い革ベルトで拘束されていた。
大きく形の良い乳房は、上下に回されたベルトで無残に絞り出されるように締め上げられ、その二本のベルトは、首輪から真っ直ぐ下へ伸びるベルトに胸の谷間の一箇所で繋がれている。
そこから更に下へ伸びたベルトは臍のあたりで菱形に分かれて、腰骨の辺りを水平に締め付けるベルトに繋がり、臍の下で再び一本になって股間へと達している。
それは女陰に当たる部分にバイブを取り付けられるようになっていて、美緒の股間でぶーんという音を発しながら蠢いていた。

「革の拘束具か…牝奴隷に相応しい格好だね、似合ってるよ。
それに…ここもこんなにドロドロにして…ホントにキミはいやらしい女だね。」

春樹がわざとめ回すような視線を送っていると、美緒はひざまづいてズボンから春樹の勃起したペニスを取り出した。
美緒は片手でペニスの先端を握って親指で亀頭をくりくり刺激しながら、片手で陰嚢をわし掴みにして優しく揉みほぐす。
そしてペニスの根元から先端に向かって丁寧に唇を這わせる。
【ちゅっちゅっちゅっ…】

「歩き回って汗をかいてるのに平気なのか?」

「うん…春樹くんの汗の匂い…ちゅっ…堪らないの。すーはー…」

美緒は春樹の匂いを鼻から深く吸い込んだ。

「ああ…ご主人様の…いいニオイ…はむっ…ちゅぽっ…」

美緒は夢中で春樹の肉棒をしゃぶり続け、5分経っても10分経っても止めようとしない。

「ねえ美緒、さっきからずっとしゃぶってるけど、そんなに好き?僕のくさいチンポ。」

「うん…好ひ。匂いも味も濃くへ…おいひい。」

美緒がぬぽっと口から肉棒を引き出すと、唇と亀頭の間に唾液の糸が引いた。
そしていぢめて光線を発しながらうっとりとした表情で春樹を見上げる。
実は彼は美緒に少し意地悪をしてやろうと、昨夜わざと風呂で股間を洗わなかったのだが、その甲斐があったようだ。

(美緒…かわいい)
春樹は胸がキュンとして思わず射精しそうになったが、必死で堪えた。

「ねえ春樹くん…中々イかないね?ひょっとして我慢してる?」

美緒がくわえた肉棒を口から放して見上げた。

「でもあなたのおチンポ、先っぽからカウパーが溢れてぴくぴくしてる…すごくイキたそうだよ?」

美緒が愛おしそうに春樹の肉棒にほお擦りする。

「そういうキミもまたイキたいみたいだね。床にだらしなく汁を垂らしちゃってる。」

「うん…私もイキたい…私をイカせて下さいご主人様…」

美緒が豊満な乳房で春樹を挟み揉み扱く。

「ああ…柔らか…い」

春樹はさっき弱にしていたリモコンを再び最強にした。

「ああ…いい」

美緒が乳房の間から顔を出した春樹の亀頭をちゅうっと強く吸った。

「う、そんなに吸ったら…もう出る…」

春樹が射精しようとした瞬間、美緒は春樹の肉棒をくわえ込んだ。
春樹はたまらず美緒の口内へどくどくと射精した。

「あおぉぉ…んく…」

美緒もイキながらひざまづいて春樹の出した熱い物を口で受け止める。その姿はあたかも生きた便器のようだった。

口いっぱいの生臭い精液を美緒は目をつぶって一気に飲み下す。
「ごほごほ…すごく濃い。いっぱい出たね。でもこれだけじゃ満足出来ないでしょ?」

美緒が春樹のてを取り、自分の股間にそっと宛てがって微笑む。

「ああ、キミもバイブじゃ物足りないよね?」

「うん、私もおチンポ欲しいの…」

美緒は洋式便器に手を突き、春樹にお尻を突き出した。そして股間を拘束していたベルトを外しバイブをぬるりと抜き出すと、手で自分の秘裂を拡げて中の肉襞を見せた。

「ご主人様のおチンポ、私のいやらしいオマンコに下さい。
はしたない牝奴隷の美緒を思う存分犯して下さいご主人様。」

「上手くおねだり出来ました。じゃあご褒美にたっぷり僕のをあげるよ。」

だが春樹は未だ熱くたぎった己の欲棒の先っぽを美緒の入口に宛てがい、割れ目に沿ってぬるぬると動かすだけだった。

「外側もぬるぬるで気持ちいい…お豆もこんなに成長しちゃって…」

「ああん…じらさないで、お願い…早く頂戴、もう我慢出来ないのぉ」

美緒が尻を振り、秘部をペニスに擦り付けて催促する。

「そんな事言っても美緒のここ、気持ち良いんだもん止められない…よっ!」

[ぬぶぶぶぶ…!]

突然春樹は力を込めて美緒の膣へ押し入った。

「あぐううう!」

美緒は不意を突かれて悲鳴を上げる。

「すごい、キミの膣、いつもより熱くうねってぎゅうぎゅう締め付けてる…入れただけでイキそうだ…トイレで嵌められて感じちゃった?」

「あうう…もう、意地悪…春樹くんこそ中でますます大きくなってるよ。あなたも凄く興奮してるくせに…」

「あはは、ごめんごめん、じゃあ動くよ。」

春樹が往復運動を開始した。美緒の膣内で太いペニスが躍動する。

「ああ…すご…固…あ…い…」

獣のようにバックから犯されて美緒がのけ反る。

「もっと…もっと強く…」

美緒の求めに応えて春樹がペニスで中をえぐるように捻りを加えながら腰をスピードアップした。

[じゅぷじゅぷじゅぷ]

「聞こえてる?エッチな音、トイレ中に響いてるの。」

「う…ふぅ…深……ふぅ…ふぅん」

美緒は指を噛んで細い声を出して鳴いている。

「ねえ、ひょっとして声我慢してる?」

「だって…声…恥…か…し…」

(そっちがそのつもりなら意地でも泣かせてやりたくなるな…)

春樹は尻穴に中指を突っ込んで中を捏ねくる。

「んん…んふぅ…」

「まだ我慢するのか、なら指二本…」

「んうぅぅ!ふうぅん…」
「尻に指入れたら膣が一段ときつくなってチンコを絞り出すように動いてる。
僕を先にイカせようとしてるね?でもそうはさせないよ。」

春樹はクリトリスを指でキュッとつまむ。

「んんっ!」

「どうした、今日はさるぐつわせずに口を自由にしてあげてるのに、思い切り声出していいんだ…ぞ。」

春樹の指がクリトリスを強く捻り上げる。と同時に尻穴から離した手で美緒の顎を掴んで指を口に突っ込んで大きく開かせる。

「この牝ブタ!奴隷のくせにご主人様に逆らうんじゃねー!ほら!泣けよ変態女!」

「あお…おあああああ…いくぅ…あああおあああ…はあああん…」

春樹に汚い言葉を浴びせられて美緒は大きな声を上げながらイッた。

「いい子だ…ご褒美に僕のニオイを付けてやるよ。」

春樹は快感でびくびくっと痙攣している美緒の身体に射精した。狭い個室内に二人の体液とアンモニアの臭いが充満する。

「はあはあ…すご…良かったわ…でも…もっと出来るよね…まだ固いままだし…」

絶頂の余韻を味わいながらもまた求めて来る美緒。

「今イッたばかりなのにまたイカされたいんだ?
今日の美緒は積極的だな。トイレでして興奮してるせいだって自分で気付いてる?」


「うん…凄く興奮してる。いつも責められてばかりだから今日は私が春樹くんをイカせてやろうと思ったのに…反撃出来なくて悔しい…」

「みおー!」

春樹は美緒を抱き起こし、自分が便座に腰掛けて美緒を向かい合わせに膝に乗せて再び合体した。

「あ…あああ…あ…」

再び太い肉棒に貫かれてのけ反る美緒。

「イッたばかりでヒクヒクしてるね、美緒のおまんこ。気持ち良い?僕のチンポ。」

「き…気持ち…イ…イ…」

「こんなに感じやすい身体で僕を先にイカせようなんて十年早いんだよ。
ご主人様に逆らう生意気な奴隷は返り討ちにしてくれる!」

春樹が激しく突き上げを開始した。

「ひあああ…待っ…まだ…」

「ダメ、待たない。誘ったのはキミなんだから文句言わないの。」

「あうあうあう…中で…また大きく…」

激しい突き上げに美緒はなす術がない。

「どうした?僕をイカせるんだろ?手足は自由にしてあるんだから何したっていいんだぞ?」

囁きながら美緒の耳たぶを優しく噛む。

(くう〜余裕こいちゃって悔しい〜…いけない…このままじゃまたイカされちゃうわ…)

美緒も自分から動き出した。腰を春樹の膝の上でぐるぐる回す。

「く…そんな動いたら…いい…」

ペニスが捩上げられるような快感に春樹が顔をしかめる。

「私も…凄くよくて…止まらないのぉ…」

(うっ…ヤバ…気持ち良すぎ…)

限界が近いのを感じた春樹は、両手で美緒の乳首をつまみ捻りながら引っ張った。

「やあぁあ!…そこ…ダメェ…」

こりこりに硬く勃起して敏感になっていた乳首を捻り上げられて悲鳴を上げる美緒。

「どう?…感じる…だろ?あぅ…僕を先に…うっ…イカそう…とした罰だ…よ。」

言葉で美緒を責める春樹も苦しそうに喘いでいる。

「…い…ごめ…んなさぁいぃ…」

「う…降参…?」

「降参…する…しますぅ…許して…もう…ダメぇ…ご主人様ぁ…」

「じゃ…ぁ…一緒に…イこ…」

「中に…中にちょうだ…いい!」

春樹は美緒の首筋に唇を付けて強く吸った。それを合図に美緒が今日4度目の絶頂に達する。同時に春樹も膣内にびゅくびゅくと熱い精を放った。

「あは…熱いの…いっぱい…いああ…あ…はああん!」

快感の波が引くと、美緒がぐったりとして春樹の身体にもたれ掛かる。
美緒と官能の極致を共にした春樹は彼女を抱き留め、髪を優しく撫でながら頬にキスをした。
しばらくそのまま美緒を抱きしめていた彼だったが…

「今日は引き分けだね。」

「なんか凄く悔しい…せっかく春樹くんにご奉仕してあげたかったのに…」

「僕は充分気持ち良かったよ。それより…」

春樹はいきなり美緒を便座に座らせると、両膝を立てさせ、尻穴に指を入れた。

「や…何するの?」


「何って、ご主人様を気持ちよくしてくれ健気な奴隷にご褒美あげるのさ。」

「いや…お尻まだほぐれてないよぅ…」

「その割には中がうねってるよ?もう入るんじゃない?」

「や…お尻ダメ…許して」
「遠慮すんなって、今度は僕が気持ちよくしてやるからさ。黙って言う通りにしなよ。」

春樹はポケットからハンカチを三枚取出して美緒の手首と足首を左右別々に縛り、口にもハンカチでさるぐつわをした。
そしてまだまだ硬いペニスを美緒の尻穴へズブズブと押し入れる。
肉を圧し広げながら太くて熱い物が肛門を逆流する感覚に美緒が身もだえする。

「あうううう…」

「ほら…根元まですんなり入った。アナル調教の成果はてきめんだね。」

春樹は表面上は冷静を装っていた。が、美緒の尻穴が異物を外に押し出そうと絞り出すように動いて彼のペニスを締め付けるので、射精しそうになるのを懸命に耐えていた。
彼は限界になる前に美緒を泣かそうと動き始めた。

「んっんっんっ…」

「嫌がってた割にはいい声で泣くじゃん。やっぱり美緒は縛られるのが好きなんだな。」

「ううーううー」

「本当はアナルも好きなんだろ?腰動いてるし。」

「ううーううー」

激しく首を横に振る美緒。

「違うもんか、トイレで自由を奪われて尻にチンポ嵌められてよがってる、お前は肉便器なんだ、美緒は僕専用の肉便器だ、そうだろ?」

「んーんーんー」

美緒が首を縦に振る。

「よし…いい子…だ…」

「ん…ん…ん…」

美緒の呻きの間隔が短くなって来た。快感の余り再び首を左右に激しく振るようになる。もう許して、と言っているようにも見える。
美緒が限界に近いと悟った春樹は腰の動きを加速する。

「ふううっ!…………」

突然美緒が一際高く鳴いたかと思うと、身体を痙攣させる。
それを見届けた春樹も彼女の直腸を大量の精液で汚した。
(春樹く…す…き…)

二人の汗と体液とアンモニア臭の充満したトイレの中で、美緒は幸福な表情を浮かべたまま春樹の腕の中でぐったりとしていた。

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帰り道、今日買った前開きのワンピースに着替えさせられた美緒は、夕方の公園で春樹にボタンを全部外され前を開けさせた。
黒い革バンドで拘束された肉体を露出させられた美緒。もちろん手で前を隠す事は禁止だ。

「やだ…恥ずかしいよ、人が来たら…」

「口では嫌がってるけど抵抗しないね。本当はこうされたかった?」

「もう、いじわるなんだから。」

真っ赤になって春樹を睨む美緒。

「その割にまたおマタがびっしょりだけど?
そこの茂みでヤッてく?」

「え?そこでするの?…だ…ダメよ、真由良さんが待ってるし〜。」


「あ、まゆ姉の事忘れてた!早く帰らなきゃ…急ごう!」

「あん、待って〜!」

二人は春樹宅に帰ると、地下の調教部屋へ直行した。

「ただいま、まゆ姉!遅くなってゴメン。」

そこには革のボンデージ姿で後ろ手に拘束された真由良が鎖でベッドに固定されたまま横たわっていた。
両足は大きく開かれて天井から鎖で吊り上げられ、前後の穴にはローターが挿入されていた。

「うーうーうー」

ボールギャグで口を拘束された真由良が呻く。
真由良は今朝、春樹と美緒がデートに行くと聞いて自分も一緒に行くと言い張った。
そのせいで二人だけの時間を邪魔されたくなかった春樹に調教部屋に監禁されていたのだ。

真由良は拘束を解かれると、全裸にされた美緒と共に三角木馬に乗せられた。
二人は向かい合わせに身体を密着させられ、互いの脚を何箇所も縄で結び合わされ、後ろ手に縛られた上半身も縄でぴったりと縛り合わされた。
首には鎖で繋がれた首輪が着けられた。
そして二人の身体は木馬に取り付けられた太いバイブに貫かれて身動き出来ない状態だ。

「あああ…」

「どう?苦しい?まゆ姉」

「苦しい…けど…気持ち…い…」

「あ、動かない方がいいよ、もっと苦しくなるから。」

「真由良さんにMの気持ち良さを解って貰えてうれしいです…」

「あああ…美緒ちゃぁん、あたしも、美緒ちゃんと一緒になれて…うれしいわ…」

真由良と美緒は木馬に跨がったまま深いキスを交わす。

「二人が仲良くなってくれて僕もうれしいよ。」

「私と春樹くんで夏休みの間いっぱい可愛がってあげますからね。」

「ええ、いっぱい遊びましょう。こんなに楽しい夏休みは子供の頃以来よ。」

美しいオブジェのような二人の奴隷を眺めながら、春樹は満足した様子で目を細めるのだった。


おわり

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