- とあるラブホテルの一室、スタンドの明かりだけの薄暗い室内に男女の悩ましい喘ぎ声と、グチュグチュという湿った音が響いていた。
「あ…あん…い…いい…ああ…もうダメ…オマンコいく…いっちゃうぅ…あああああん…」
葉月はこの日何回目かの絶頂を迎えてベッドに俯せになって肩で息をしていた。 「はあはあ…ねえ…もう一回する?」
「も…もう今日はこれぐらいにしよう…」
葉月はいろんな体位で何度もイカされ、かなり参ってはいたが、これが限界という訳ではなかった。 しかし、男の方は消耗が激しく、自分からギブアップを申し出た。
「これ、今日の分な。またメールするから。」
男は横たわる葉月の目の前に白い封筒を置いて部屋を出て行った。 葉月はけだるい動作で封筒の中身を確認し、中に紙幣が数枚入っているのを見ると、そのまま枕元に封筒を放りだして、オナニーを始めた。 初美を失って以来、葉月は虚しさを紛らす為にセックスの快楽に溺れ、複数の男と関係を重ねていた。 今日もチャットで知り合ったサラリーマンとラブホで会っていた。 葉月は要求しなかったが、男達はいつしかお小遣と称して、セックスの度に金品を渡すようになっていた。葉月は金が欲しくてセックスしている訳ではないので、あまり興味は無いのだが、断るのも悪いので貰っておくことにしている。
オナニーを終えた葉月は、シャワーを浴びながら呟く。
「違う…何かが…こんなのじゃ…」
何回しても、何人としても満たされない何かがあるのを葉月は感じていた。 だがそれが何なのかは見つけられないまま、ズルズルと快楽に身を委ねているのだった。
シャワーを浴び終わると葉月は、いつもと違う深い緑のブレザーにチェックのミニスカート、胸に紅いリボンを蝶結びにした制服を身に纏った。 葉月は、このネットで手に入れた他校の制服に駅ビルのトイレで着替えてから男に会っていた。 それは校則の厳しい葉月の学校に知れない為ではあったが、この恰好が男達のハートを魅了する事も葉月は知っていた。 だから葉月はその制服をより魅力的にするために、年齢の割にセクシィなボディラインと魅惑的な脚が強調されるように手を加えていたのだった。
ホテルを出た葉月は、人気の無い暗い道を駅に向かって歩きながら思った。
(なにも食べずにしたからお腹空いたな。ファミレスで何か食べて帰ろ、お金もあるし)
立ち止まってファミレスのある反対方向へ行く為に振り向いた途端、白い光が葉月を包み込み、そのまま気を失ってしまった。
「ん…あ…あれ、ボク…ここ…どこだ?」
どうやら葉月は気を失っていたようだ。ぼんやりした頭で葉月は辺りを見回した。 本がぎっしり納まった書架にぐるりと取り囲まれた円形の広間に葉月は横たわっていた。 書架のある部分は何層にも階をなしていて、暗くてはっきりとは見えないが、遥か上方まで続いているようだ。 巨大な薄暗い空間には所々に浮かぶランプの薄明かり以外、照明らしきものは見当たらない。 そして遥か上に浮かぶ巨大な時計が時を刻む音だけが冷たく張り詰めた空気を震わせていた。
「ここは一体何処だ?…いや…ボク…以前にも来た事が…」
葉月が思案に暮れていた時頭の上で声がした。
「あ、気が付いたのね、葉月ちゃん。」
「久々の空間移動は体にこたえたみたいね〜。」
「その声は!初美!」
そこにはこの図書館の管理者ヤミの服装のイブとリリスが立っていた。 葉月は懐かしい声の主に抱き着こうとしたが、体が動かない。 驚いて下を見ると、制服の上から麻縄が胸の上下に回され、両手は後ろ手に縛られていた。 しかも両足首も縄で縛り合わされているので、立ち上がる事も出来ない。
「リリス!お前の仕業か!何故こんな…早く解け!」 葉月の抗議にかまわずイブが話し出す。
「葉月ちゃん、私達あれからも葉月ちゃんの事、忘れられなくて…葉月ちゃんの本、いつも見てたの。 神である私達と人間の葉月ちゃんとは一緒に暮らせない。だから記憶を消してお別れしたの。それが葉月ちゃんの為だと思ったから。 葉月ちゃんにはきっとステキな恋人が出来て幸せになるって信じて。 でも私達は間違っていたの。葉月ちゃんは孤独感に耐え切れず、次々と男の人と体だけの関係を持つようになった。 そしてついに援助交際までするように…
ごめんね、私、悪いお姉ちゃんだね。私が葉月ちゃんを独り占めにしたばっかりに、あなたは他の人を好きになる事を知らないまま、大きくなってしまったのね。 だって、葉月ちゃんの美貌ならいくらでも恋ができるのに…」
「初美、それは違…」
「だからお姉ちゃんと相談したの。葉月ちゃんをこの図書館に連れて来ようって。 葉月ちゃんはこのまま放っておくとどんどん堕ちて行ってしまう。 あなたは人一倍えっちな子なのに、周りに止めてくれる人がいないから。 だったら一層私達の手で…と思ったの。 じゃあお姉ちゃん、お願いね。」 イブが合図すると、リリスがボール型の口枷を葉月に噛ませた。 そしてスカートとばんつを脱がせ、嫌がる葉月の脚を無理矢理片脚ずつ折り曲げた状態にして、すねと太腿を縄で縛り上げた。 イブは制服の胸をはだけて葉月の大きくて形のよい乳房をあらわにした。ピンク色の乳首は既に硬く天を向いて、触られるのを待っているかのようだった。
「こんな制服まで買って男の気を引こうなんて、いけない葉月ちゃん。」
「ん…んんー…んむー」
M字開脚に縛られ、恥ずかしい部分を隠す事が出来ない葉月は、股を全開にされて身動き出来ないままイブとリリスの視線に晒されなければならなかった。 葉月は恥ずかしさに顔を背け、全身を小刻みに震わせていた。 「見て見てイブ〜もう濡れてきてるよ〜。」
リリスが葉月の割れ目を指して言った。
「本当、縛られて感じてるんだ。」
そう言いながらイブが葉月の割れ目を指で広げると、どろりとした愛液が溢れ出した。
「すご〜い、ぬれぬれね〜。」
イブは葉月の割れ目を開きながら、既に赤くコリコリになっているクリトリスを舌でなめ回し、同時にリリスは乳首を指でクリクリ弄ぶ。
「どお葉月〜気持ちいい〜?」
「うんっ…んおお…ん」
葉月はたまらずさるぐつわの下でうめき、びくっと体を痙攣させた。
「でもここは後のお楽しみよ〜。」
リリスはそういうと、一枚の羽を取り出した。
「じゃあこれでここを〜」 リリスが手に持った羽で葉月のピンクの乳首をくすぐると、葉月はビクッと身体を痙攣させ、うんんっと呻いた。
「じゃあ私もしてあげるわね。」
イブもいつのまにか筆を手にしていた。 そしてイブは右リリスは左の乳首をくすぐり始めた。 両方の乳首を同時に辱められて葉月は、大きく声を上げながら首を激しく左右に振って快感に耐えていた。 その間も葉月の割れ目からはとめどなく蜜が溢れ出すのだった。
二人の行為で葉月の体が暖まった頃合いを見計らってイブがリリスに言った。
「お姉ちゃん、そろそろ、アレお願い。」
「おっけ〜、任せて〜」
リリスは魔法で大小様々な形のバイブを出して来た。 「さ〜て葉月〜、どのオモチャで遊ぶ〜?」
「むうううー…」
葉月は激しく首を左右に振った。
「じゃあ私が選んであげるね、葉月ちゃん。」
そう言うとイブは一番太いバイブを手に取って葉月のオマンコにゆっくりと挿入した。
「うむう!」
極太バイブが少しづつ葉月の体内にめり込んで行く。葉月は上体を反らして獣のように呻きながらも、蜜をいやらしくしたたらせている。 その間に葉月の上半身も裸にされ縛り直されていた。胸の上下に回された縄は、胸の間と両脇でひとつに合わされているので乳首が上下から絞り上げられる形になり、大きな胸が更に強調されるようになっていた。 そして後ろ手に縛られた手首から延びた二本の縄は、首の両側を通って胸の谷間の縄に結び合わされていた。
そして更に、葉月は後にアナルバイブを挿入され、更にクリトリスの上にローターをテープで固定されてしまった。
「じゃあ〜スイッチON〜」
リリスの掛け声と同時に葉月の身体に埋め込まれた凶器が蠕動を開始した。
「ふうーふうーふうー」
三箇所を同時に責められて葉月の息はだんだん荒くなってゆく。
「うーん、葉月ちゃんはまだ物足りないみたいよ。お姉ちゃん、もっと気持ちよくしてあげて。」
「了解〜」
リリスは葉月を貫いているバイブを握るとスイッチを最強にして激しく動かし始めた。
「ふっ…ううーっっ…ふっ…ううん…むう」
葉月が苦痛と快感の入り交じったうめき声を上げる。 「後もお願いね、お姉ちゃん」
リリスはアナルバイブも出し入れし始めた。 前後同時にピストンしたり回したり、いやらしく責め立てる。
葉月は始めのうちは顔に苦痛の表情を浮かべていたが、責められるに従って次第に頬を紅潮させていった。そしてついにセックスの時に見せるいやらしくも美しい顔になった。 と同時にさるぐつわの下から漏れるうめき声も、湿り気を帯びた甘い物に変わって行った。 葉月は心の中で必死に快感と戦っていたが、押し寄せる快楽の大波に抗う事は出来なかった。
(ああ…いや…こんな…すご…ボクもう…ダメ、イキそう…ボク、縛られてイッちゃう…)
それは今まで味わった事の無い感覚だった。 頭の中がジーンと痺れ、全身を電流が駆け抜けたように身体が激しく痙攣して絶頂に達した。
「葉月ちゃん、もうイッちゃったわ。かわいい。」
「ほんと〜、こういうの初めてな筈なのに淫乱ね〜。嬉しくなっちゃう。」
縛られたまま全身汗びっしょりになって床でぐったりしている葉月にむかって二人が言った。
「でもまだこれからなのよ、葉月ちゃん。今日は徹底的に可愛がってあげるわ。」
「そういうこと〜、覚悟するのね〜。えいっ」
リリスが指を鳴らすと、大きな木製のイスが現れた。 葉月はそのままの体勢でイスの上に乗せ上げられ、上半身を背もたれに縛り付けられた。 イブはローターを二つ取り、葉月の前と後に挿入してリモコンをふとももを縛っている縄に挟み込んだ。 ローターが抜けないように上から縄が掛けられ、その前端は腰に巻かれた縄に結び付けられ、後端は腰縄の下を通って両手を縛っている縄に結ばれた。前から見るとY字形の股縄を掛けられた形になった。 次に口枷がはずされ、そのかわりにさっき脱がされたパンツが葉月の口に詰め込まれ、その上からハンカチでさるぐつわをされた。
「出来たわ。葉月ちゃん、とっても似合ってる。綺麗よ。」
イブは葉月の耳元で囁くと、耳たぶに軽くキスした。 葉月は何とか逃れようと身じろぎするが、縄できつく固定されているのでほとんど動けない。 それどころか縄が股間に食い込んでかえって自分を苦しめてしまうのだった。
「イブの芸術的な縛りの前では葉月はピクリとも動けないのよ〜。」
「じゃあスイッチを入れるわね。微震動にしてあげるからじっくり楽しんでね。」
イブが笑顔で告げながらスイッチをいれると、葉月は身をよじり始めた。 塞がれた口から悩ましいうめき声が漏れる。
「じゃあお姉ちゃん、葉月ちゃんが悶えるのを見ながらお茶にしよ?」
「そうしよう〜。でもリリスちゃんワインが飲みたいな〜。」
そして二人は葉月が悶えまくるのを鑑賞しながらマッタリとくつろいだ。
その後葉月は縛られたまま24時間悶え続けた。 埋め込まれたローターの振動が弱すぎるため、イク事ができずに果てしなく苦しまなければならなかったのだ。 あまりのもどかしさに「もう許して」と言いたかったが、さるぐつわをされているので、うーうーと切なげなうめき声をあげるしかなかった。 そのあまりにも切ない表情を見たイブは言った。
「もうそろそろ許してあげよっか?お姉ちゃん。」
「そうね〜、十分堪能したし、いいんじゃない?」
リリスが割れ目に食い込む縄をずらしておまんこからローターを引きだし、替わりに極太バイブをゆっくりと埋め込んだ。 全部挿入してから前後のスイッチを最強にすると、今まで散々焦らされて敏感になっていたため、すぐに葉月の身体は細かく痙攣し出した。 二人は葉月の乳首を激しくなめ回した。そしてイブが硬く腫れ上がった葉月のクリトリスを摘むや否や、葉月は悲鳴のような声を上げ、イきながら放尿して気を失ってしまった。
つづく
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