「ただの鬼や。在るようで無いようなもんじゃ、あちきは」
「すべては物語。まァ、あちきは役者でも裏方でも何でもないけどな」
「楽しみ悲しみ怒り憐み叫び騒ぎ謳い踊り狂い乱れ笑い笑え。彼の世も此の世も、いつだって渾沌に満ち満ちとる。」
───ああそうだ。私は何でも知っている。
知らないことでも、知っている。
鬼月夜來 とは,すべての物語で登場する存在である。
この設定記事は,「退魔神学園wikiキャラクタテンプレートVer0.5」に準拠。
設定 | 桜來夜魅 |
アイコン | 自主製作 ★鬼月を使用 |
等位 | 生徒(◇) |
称号 | (冥界の鬼)(不在の存在)(異界の来訪者)(侵犯する異界の存在) |
イメージソング | RADWIMPS 『おしゃかしゃま』 『DUGOUT』 |
主な参加予定 | ふらふらと不定期に訪れる |
通称 | 鬼月 |
通称読み | きつき |
外見特徴 | 頭から生えた雄牛のような二本の角 そこに確かにいるというのに、何も無いようにも思える奇妙な存在感 |
外見性別 | 男性にも女性にも見える どちらかといえば女性に傾くかもしれない |
外見年齢 | 若くも年老いても見える |
種族 | 後天性の鬼 |
身長 | 186cm |
体重 | 63kg |
体格 | 長身で、すらりと四肢が長く手足が大きい 一見痩身だが、程よく筋肉が備わっている |
髪型 | やや癖のあるショート 襟足がうなじが隠れる程度に長い アシンメトリーな前髪で、左側が若干目を隠す程度に長い |
髪色 | 濁った深緑 |
目 | 切れ長の釣り眼(狐目のよう)で、鋭すぎる三白眼を持つ 瞳の色は金。目の下に深い隈がある 凄まじく目つきが悪い為常に笑っている 眼尻に紅が引いてある。呪。取る事は赦されない |
眉 | 整っている |
鼻 | 高め |
口 | 大きく、唇が薄い |
肌の色 | 青白い |
肩 | 体格の良い女性という印象を受ける肩幅 |
脚 | 長く、程よく筋肉がついており、膝で締まっている |
視力 | L9.00, R8.00 (冥界での健康調査は受けておらず、これは自己申請の視力である。後天的な理由により鬼になった為、生粋の鬼に比べると視力が低い) |
利き手 | 両利き |
イメージ CV | 白石涼子(影縫余弦) これよりも、少し低いイメージです |
女性か男性か、どちらともつかない容姿をしている。
顔立ちは中性的。顔のひとつひとつのパーツは整っているが,「可愛い」「綺麗」からは勿論ほど遠く,「美人」「格好いい」とも形容し難い。狐顔。「神様の顔つき」。
和服を好み,普段着は基本的に甚平,又は狩衣にズボンという動きやすい服装が多い。「重苦しいうえに堅苦しいから」という理由で正装を苦手としている(周囲からは「ちゃんとした格好をしろ」とよく云われる)。最近では人間界現代の服を着ることも多い。
『鬼』という種族は角が長ければ長いほど,太ければ太いほど,有する力が強いとされている。しかし,鬼月は元々は違う種族であり,後天的な『鬼化』により鬼になったため,力とは関係なく角が小さい。
冥界では「補佐官様」や「鬼月様」と呼ばれている。鬼月を嫌う人物からは,大抵「鬼」と云われている。
老人のような喋り方をする。一人称は「あちき」「儂」など。二人称は「〜ちゃん」「〜くん」を付けたり,呼び捨てだったりあだ名だったりと安定しない。
ゆっくりと落ち着いて話し,特に声を張り上げているわけではないが,不思議と通る声をしている。まるで脳内に直接話しかけられているような感覚だという。
誰に対しても砕けた態度で接する。言動からは胡散臭さが漂うが,この鬼が繰り出す言葉の数々には,聞いた者すべてが疑う事を忘れてしまうような力がある。
奇妙な存在感がある。確かにいるというのに,そこには誰もいないようにも見える。この鬼の前ではあらゆる行動も言葉も感情も存在も意味を成さない。
冥界統率本部,トップクラスと云われるに相応しい頭の回転と話術を備えている。 話術に関してはある種の催眠術レベルに達しており,ただの一言で相手の行動を縛り,操り,心の奥を開陳させてしまうほど。
「何でも知っている。知らないことも知っている」と自称しており、本来彼女が知るなど有り得ないようなことも当然のように”知っている”。
学年 | 高等部3年生 |
チューター | 未定 |
委員会 | (なし) |
部活動 | (なし) |
成績 | |
得意な科目 | 特になし |
苦手な科目 | 特になし |
(生徒会制度の再構成が完了した後に記述します。)
部活動には所属していない。
(検討中)
通称 | 鬼月 |
通称読み | きつき |
本名 | ― |
本名読み | ― |
性別 | ? |
実年齢 | ??? この鬼が,仮に1歳だとしても1億歳だとしても何も変わらない。意味が無い |
生年月日 | ??? 生まれた時代に月日という単位がなかったため |
血液型 | ?型 (冥界での健康診断を毎回受けていない為) |
体質 | 不老不死 既に”死んだ”身である為,外見の年齢が一定で停止している 厳密には完全な不死ではなく,あくまで擬似的な不死である。『本体』が存在する。それが何処にあるのかは判らない |
居住地 | 大冥府帝国 この鬼自身の自宅は冥界でも最高層の高級住宅地に建つマンションの■■■室だが,基本的に仕事尽くしで自宅に帰る暇が無く特冥(後に記述)専用の書斎や会議室,又は同じく特冥専用の自室で生活している |
技能 | ? |
職業 | 冥官 閻魔大王第一秘書官。閻魔大王直属第一補佐官。大冥府帝国最高本部議長。帝国政府元老院議長。冥軍最高司令官...etc. 特殊総令任務命令冥官第一番席 |
趣味 | 特になし |
好きなもの | 酒,宴などのお祭り騒ぎ,和菓子 好きなものも嫌いなものも存在しない |
嫌いなもの | なし |
得意なもの | 仕事 |
苦手なもの | なし |
大切なもの | なし |
前述した通り,数々の役職名はどれもこれも最高地位のものばかりであり,その為鬼の有する地位や財産は帝国の中でも最高層である。閻魔大王の次に権力を持っているが,閻魔大王が自ら動くことはほぼ皆無に等しく,鬼が最高権力者と云っても過言ではない。
誰にでも優しく時に厳しく,「あちきが何とかしたる」と何かと頼り甲斐があるが,常にのらりくらりとしており掴み所がない。子供を甘やかしたがる。
大の酒好きであり,宴などのお祭り騒ぎを好む。冥界で行われる大きな宴,催し(その種類は様々で,帝国住民全員参加可能の体育大会など,よく分からないものもある)は,半分は鬼が立案したもの(残り半分は閻魔大王)。
からっぽ。そこには何も無い。すべてが無意味。すべてが無価値。
毎日アホみたいに降りかかってくる仕事を片付けている。閻魔大王のスケジュール管理から本来大王がやる筈の仕事をやらされたり閻魔大王の代行で外交へ出たりとその時点で大冥府帝国のなかで恐らく誰よりも忙しいというのに,鬼は閻魔大王の直属の補佐官,更には元老院議長も務めており,こちらはこちらでそれはもう恐ろしいほどの仕事をこなさなければいけない。とはいえこの鬼は様々な役職のそのすべてで頂点に立てる程の実力者である。それは最早異常とでも云うべき優秀さであり,仕事をこなす速さ・正確さ,外交において必要な話術やその他諸々が逸脱した能力値なのである。文句こそ云うが,書類は納期前に提出し外交も完璧に済まし,つまりはどの仕事も何の問題なく淡々とこなしているのだ。
特殊総令任務命令冥官,通称『特冥(とくめい)』とは,閻魔大王からの直属の伝令をもとに仕事をする特別な官で形成されたグループである。基本的に表にその名前を出すことはなく,代わりに「補佐官」という名称を使っている。
特冥は閻魔大王から様々な権限を与えられており,事務処理などをやっている。経理とか総務とか人事とか。その他にも他界との外交や調査などもする。なので毎日クソほど仕事が降ってきて死ぬほど忙しい。多忙とかそういうレベルじゃない。やばい。
その代わりに様々な権利を持ち,帝国にいる誰もが許されないようなことにも許可が下りている。特冥専用の書斎や、特冥しか入出を許可されない会議室などもある。
特冥の中でも序列があり、序列が上の官であるほど権力が大きい。鬼月はそのなかの最上である第一番席であり、閻魔大王の次に発言権を持つが、大王は基本的に動かないため冥界の統率を行っているのは実質彼女なのである。
第二番席に空花、第三番席に小蘗がいる。
友人や知り合いも,鬼と同じく帝国の上層部にいる者が多い。中でも同じ特冥である空花と小蘗とはとりわけ親しく,この三人でいることが殆どである。
小蘗「何で私達こんな忙しいんですか? おかしくないですか?」
空花「まこと!」
鬼月「うぬら,それ大王に直接云うてみぃや。そしたら何ぞ変わるんとちゃうんか、えぇ?」
「「ぜったいやだ」」
鬼月「せやろ……あちきやっていややわ……せやからもうあちきらには黙々と襲い掛かる仕事を片すしか道はあらへんねん」
小蘗「手を動かせと」
空花「やんぬるかな」
桜來夜魅が知る創作人物に、全てと一度は必ず接触しており、何らかの「恩」や「借り」をつくっている。
いくつもの世界がある。
或は並行世界。或は別次元。『世界』というのは,彼らが存在している『世界』だけではない。地球,人間界,魔界,冥界,天界,地界,妖界,異界───そういった”世界”ではなく,もっと莫大な規模の,曖昧で,漠然とした意味の,概念のような意味での『世界』。その『世界』は彼らの与り知らぬところに存在しているのだ。例えばα世界とβ世界があるとして,このふたつがまったく同じ歴史を辿ることも有り得,反対にまったく違う歴史を辿ることもあり得るのだ。互いの『世界』は当然,干渉も観測も不可能である。
そういう『世界』。それが数多と存在している。誰も知らない。知る筈もない。知っていては可笑しいのだ。それが”世界”が構築される際に決められた理であり,これは覆ることも,誰かの手によって覆らされることもない。許されない。
幾億もの『世界』は,始まり,終わり,消滅し,そしてまた別の『世界』が構築される───それを繰り返している。
その始点。
いくら数えることすら意味を成さないほど繰り返されている『世界』の構築と消滅といえど,始点はあったのだ。
───はじまりが。
はじまりのおわり。
通称 | <人格情報欄の「通称」と同じもの> | |||
絶対的能力表 (ねこトトラにおけるメソッドを引用) | ||||
攻撃系 | 防御系 | |||
体格 | 筋力 | 体力 | 耐久 | 生命 |
00 | 00 | 00 | 00 | |
機敏性 | 器用 | 敏捷 | 反応 | 視力 |
00 | 00 | 00 | 00 | |
知性 | 知識 | 知恵 | 集中 | 精神 |
00 | 00 | 00 | 00 | |
可能性 | 魔力 | 資質 | 魅力 | 幸運 |
00 | 00 | 00 | 00 |
0も100も存在しない。
絶対的能力表の意味は,ねこトトラメソッドによる絶対的能力表を参照すること。
通称 | <人格情報欄の「通称」と同じもの> | |||
各項目最大5,合計最大15(特別に許可されたキャラクタは17) | ||||
体力 (スタミナ) | 技術力/魔力 (器としての総合力) | 攻撃力 (主たる攻撃手法による) | 防御力 (被撃時の耐久力) | 敏捷性 (攻撃・回避共用) |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
無と有を掌る。表と裏。白と黒。生と死。始と終。
任務(命令)の場合,相手から挑まれた場合以外で戦う場面は殆ど無い。曰く「だるい」。
不在の存在。存在してはいけない存在。本来無いはずの、有り得ない存在。
何でも知っている。知らないことも知っている。この鬼が知っていることがすべて。鬼がすべて。鬼はすべてを分っているが鬼のすべてが分らない。鬼が知り得る知識がすべて。
鬼月夜來は鬼月夜來であり,それ以上でもそれ以下でも異常でもない。それ以外に云い様が無い。言葉という枠組みで語ることが出来ない。
いつの日か,すべての物語が終わり,エンドロールも流れ「end」という文字も出て来た後に,暫くしてから突然画面が真っ白になり,その中心に置かれたひとつの椅子に彼女は座る。そうして『今回の物語も面白かった。』と云い,拍手をして,笑うのだ。そういう存在。そういう何か。
からっぽ。