中篇の続き
次の日昨日のふらわっちのことでピアニっち、まめっちは510号室に集まった
けいすけ「なるほどな。ふらわっちの兄がふらわっちにそんなことを…」
まめっち「はい。きっと何か理由があるはずなんです。その理由さえわかればふらわっちもきっと納得してくれるはずです」
けいすけ「もし納得しなかった場合はどうする?」
まめっち「それは…」
ピアニっち「きっと信じてくれるわよ。たまともは嘘はつかないもの」
けいすけ「そう願いたいものだ」
たけお「俺はきざっちを探す。きざっちと直接話してその理由を教えてもらう」
けいすけ「わかった。これはたけおにしか出来ないことだ」
まめっち「頼みましたよたけおさん」
たけお「あぁ」
その日のお昼すぎたけおは街の周りを散策し始めた
たけお「いないな……ん?あれは…」
するとたけおはふらわっちを見つける
たけお「どこにいくつもりなんだ…ふらわっち」
ふらわっち「どこなの…どこにいるのお兄ちゃん」
たけお「きざっちより今は…」
ふらわっちを追いかける
河川敷
ふらわっち「いない…ここにも……どこへ行っちゃったの…」
たけお「ふらわっち…」
きざっち「たけお君」
するとたけおの近くにきざっちが現れる
たけお「な…きざっち!?」
きざっち「俺と一緒に来てくれ二人だけで話したいことがある」
たけお「待てよ」
きざっち「なんだ」
たけお「どうしてふらわっちを見捨てたりなんかしたんだ!!」
きざっち「そのことを聞きにわざわざ僕を探しに来たわけだね」
たけお「当たり前だ!!お前が何をしたのかわかっているのかふらわっちはお前のことをずっとお兄さんだと思っているんだぞ!!それをなんだ!お兄さんと呼ぶな二度とかかわるなだと…お前はふらわっちが可哀そうだと思わないのか!!」
ふらわっち「…あれって……たけお…それに…お兄ちゃん?」
きざっち「わかっている…わかっているさ…だが仕方なかったんだ」
たけお「どういうことだよ。ちゃんと説明しろ」
きざっち「それは…」
ふらわっち「私からもお願い」
するとふらわっちがたけおときざっちのそばに寄ってくる
たけお「ふらわっち」
ふらわっち「私を妹としてではなくふらわっちとして聞きたいの。お兄ちゃんいえきざっちどうして私を見捨てたのか答えて」
きざっち「……仕方ないここだと目につくついてきてくれ」
きざっちに案内され人混みのない場所へと連れていかれる
きざっち「実は…ベノムに呼ばれて僕はまたたまグランド地方に戻ってきたんだ」
ふらわっち「え!?…ベノムに!?」
たけお「何だって!?」
きざっち「そこで僕はベノムにこう言われた「ふらわっちと関わるな。もしこれ以上関わったらお前の家族を殺す」ってな」
ふらわっち「私と関わるなって…そういうことだったのね…」
たけお「まるで脅迫だな…」
きざっち「だから僕は妹のふらわっちを見捨てなければならなかったんだ」
ふらわっち「それじゃあお兄ちゃんは私と家族を守るために…」
きざっち「そうだ。ふらわっちすまないなあんなに怒鳴ったりなんかして」
ふらわっち「いいの。理由がわかったんだから」
たけお「きざっち君はベノムの仲間になるのか?」
きざっち「そういう契約だ」
ふらわっち「え……そんな…」
たけお「ふざけるな…どうしてあいつと契約なんかした」
きざっち「家族を守るためだ…仕方なかったんだ」
ふらわっち「お兄ちゃん…」
きざっち「ふらわっちもうその呼び方は
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