パート1の続き
しかいっち「両選手焼成が完了したということでさっそく審査の方に入っていきましょう!まずはブリテン学園から」
ケイシー「はい。私たちのはこれですわ」
ラブリン「これは美味しそうですね」
ゆめみっち「焦げ目もなくいい焼き加減ですね」
キラリっち「味の方はどうでしょうか?」
たけお「さっそく試食と行こう!」
食べていく
たけお「うん。味も悪くないしバターの香りがしっかりしてるね!それに生地も柔らかいし食べやすい」
ラブリン「たけおさんと同意見です!とても食べやすいです」
ゆめみっち「パンの味も薄くないですね。もしかしてバターに秘密が?」
ケイシー「その通りですわ。私たちは低水分のバターを使いましたの」
たけお「やはりそうか!確かに水分が少ないバターを使うとパンの味が薄めずにすんでバターロールの弱点であるベトベトした感じを減少させられる。バターロールに最適なバターを使ったのはある意味素晴らしい発想だ」
ケイシー「ありがとうございます」
くちぱっち「凄いだっち…」
ふらわっち「強敵ね…パティっちとぐるめっち頑張って」
近くの席で心配そうにみる
しかいっち「高評価が出たようです!では続いてドリたまスクールの審査に行きましょう」
パティっち「はい。私達のはこちらです」
ラブリン「焦げ目も付いていませんね。生地はふっくらしているようにみえます」
キラリっち「確かこのパンを焼くまでにかかった時間が3分だったよね?」
ゆめみっち「結構早く焼成が終わったけど…」
たけお「3分……まさか!?」
試食していく
ラブリン「ふっくらしててとても美味しいです!」
ゆめみっち「本当バターの味も最高ね」
キラリっち「このバター低水分バターよりはいかないけどかなり上位のバターだと思う」
たけお「こ、これは!!」
ラブリン「ど、どうしたんですか!?」
たけお「これは間違いないベーパーアクションだ…」
ゆめみっち「ベーパーアクション?」
たけお「あぁバターロールは普段200度前後の温度で20分焼成することが普通だけどドリたまスクールが作ったバターロールは恐らく300度以上の高温で3分ほどの短時間で焼いている。そのためパン生地内の水蒸気が一気に爆発、ふっくらさせるということ。それがベーパーアクション」
ゆめみっち「でも高温で焼いて行ったら焦げちゃうんじゃ」
たけお「それはタイミングだよ。3秒でもしたら焦げてしまうがドリたまスクールの選手はそれをしっかりタイミングよく焼き上げたんだ。しかしこのテクニックは超一流の職人しか出来ない代物だ…素晴らしい!!」
パティっち「ありがとうございます」
ケイシー「彼らもなかなかおやりになるわね…」
アラン「ベーパーアクション……自分も初めて目にしました」
しかいっち「では審査も終了しました。それでは一回戦第1試合の勝者は……」
ラブリン「ブリテン学園、ドリたまスクールどちらも素晴らしいバターロールでした!それでは発表します!!勝者は……
ドリたまスクールです!!」
パティっち「やった!!!!」
ぐるめっち「やりました!!」
くちぱっち「やっただっち!!」
ふらわっち「準決勝進出ね」
ケイシー「惜しくも負けてしまいましたわね…」
アラン「はい…ですが実力は我々も負けてはおりませんでした…次は必ず勝って見せましょう」
ケイシー「そうね」
ケイシー達はドリたまスクールが集まる場所へと向かった
ケイシー「準決勝進出おめでとうございます」
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