第12話 たけおの病 中編

前編の続き



回想


それはたけおはふらわっちの家に滞在していたころふらわっちが熱をだしたけおが看病をしていた時の話


たけお「熱がまだ高いな…今日はまだゆっくり寝てるんだ」

ふらわっち「…大丈夫」

ベッドから出て部屋から出ようとするがふらつく

たけお「そんな体じゃ無理だ…ゆっくり寝てるんだ」

ふらわっち「でも…ゴホッゴホッ…」

たけお「でもはなし。…ほら無理するから…ちょっと待ってろ」

熱冷まシートをふらわっちのおでこに貼りつける

たけお「どうだ?気持ちいいか」

ふらわっち「うん。気持ちいい少し楽になったかも」

たけお「そうか…」

ふらわっち「たけおごめんね。パパもママも出かけちゃってて…」

たけお「仕方ないさ。きっとままふらわっちとぱぱきざっちはふらわっちの為に栄養のあるものとかを買ってきてくれるさ。ままふらわっち達が帰ってくるまで俺がついていてやるから安心しな」

ふらわっち「うん…ありがとう」

それから数分後

ふらわっち「たけお…私おなかがすいちゃった…」

たけお「お、もうそんな時間か…待ってろおかゆとか用意するから」

たけおはキッチンに向かいおかゆなどを作り始める。その様子をふらわっちは扉越しから見ていた

ふらわっち「たけお…」

安心したのかスッと部屋と戻っていった

たけお「さて出来た!あとはお口に合うかどうか」

たけおはおかゆとすりおろしたリンゴを持ってふらわっちのところに戻っていった

ふらわっち「これって…」

たけお「俺が作ったおかゆとすりおろしたリンゴだ。ふらわっちの口に合うといいんだが…」

ふらわっち「いただきます…」

まずおかゆを食べる

ふらわっち「美味しい…」

たけお「口に合って良かったよ。おかゆが食べ終わったらリンゴを食べるんだぞ」

ふらわっち「…うん」


現在に戻り


ふらわっち「そんなこともあったね」

たけお「今度はその逆になったな…ゴホッ」

ふらわっち「大丈夫?無理しちゃだめだよ」

たけお「大丈夫だ…少し喋りつかれただけだから…しばらく寝るとするよ」

ふらわっち「うん。お昼になったらおかゆとか作るから」

たけお「あぁ」

たけおは眠りにつく

ふらわっち「今のうちに出来ることをしておかないと…」


その頃学校では


くちぱっち「たけお熱でお休みなんだっち?」

けいすけ「あぁ今日の朝から調子が悪くてな」

めめっち「今はふらわっちがたけおの様子を見ているのよね」

けいすけ「あぁふらわっちが今一生懸命看病しているはずだよ」

くちぱっち「そしたら僕たちお見舞いに行くだっち」

めめっち「いいわね!それならあたしもいくわ」

けいすけ「ありがとうたけおきっと喜ぶよ」


それから数時間後お昼の時間になる


510号室


ふらわっち「あ、もうお昼の時間!?たけおちょっと待っててね」

ふらわっちはおかゆを作り始める

たけお「……ん?……御袋…」

たけおはボソッと呟いた

ふらわっち「たけお?どうしたの?」

たけお「あ、いや……なんでもない……」

ふらわっち「フフッ…変なたけお」

数分後おかゆが出来上がる

ふらわっち「はい。たけお出来たよ」

たけお「あぁ…ありがとう」

たけおはおかゆを食べる

たけお「美味しい…まるで俺が小さい時に御袋に食べさせてもらったおかゆの味に似てる」

ふらわっち「え!?私が作ったおかゆが…たけおのお母さんの味に似てる?」

たけお「あぁ…似てるんだ…」

ふらわっち「たけおのお母さん…どんな人なんだ
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