第10話 正義と悪 中編

前編の続き



その夜


病室にて

ふらわっち「ねぇ一つみんなに聞いてもいいかな?」

たけお「なんだ?」

ふらわっち「みんなは正義ってなんだと思う?」

たけお「正義か…俺は悪を倒すことが正義だと思っている」

けいすけ「俺もたけおと同じだ」

ふらわっち「私はその悪を正しい方向に導いてあげたい。そう間違ったことを正してあげたい」

たけお「ふらわっちらしいな」

けいすけ「ラブリっちは?」

ラブリっち「みんな悪を正しい方向に導いたり、悪を倒したりって…そんな考え私は断固拒絶するわ」

たけお「ラブリっち俺たちは間違ったことは言ってないぞ」

ラブリっち「たけお私はね正義は悪のすべてを断罪するべきだと考えているの。悪を倒す?正す?フフッ…笑わせないで」

ふらわっち「ラブリっち一体どうしたの?いつもと様子が変だよ」

ラブリっち「私は普通だよふらわっち」

ふらわっち「そんなことない!ラブリっちは普段そんなこといわないもの!!」

たけお「悪のすべてを断罪だと…何を考えてるんだ」

けいすけ「ラブリっち一体どうしたんだ?断罪なんて言葉普段使わないぞ」

ラブリっち「…もう私に構わないで!!」

そう言った後ラブリっちは寝始める

ふらわっち「ラブリっち…どうしちゃったんだろう」

たけお「ラブリっち…君は神にでもなるつもりか…」

けいすけ「なぁラブリっちの目みんな見たか?」

たけお「いや…」

ふらわっち「そこまで見てなかったけど…目がどうかしたの?」

けいすけ「ラブリっちの目に光がなかった…さっきの発言といい何か変だ」

たけお「とりあえず様子をみよう。何かあったらまめっち達にも連絡しないとな」

ふらわっち「うん…」

たけおたちも眠りにつく

暗くなった頃

ラブリっち「みんな…ごめんね」

ラブリっちは病室から抜け出しとある場所へと向かっていった


次の朝病院ではラブリっちが病室から抜け出したことで大騒動になっていた

医者A「いたか?」

医者B「いません!」

医者A「見る範囲を広げよう!こっちだ」

病室にて

たけお「ん……なんか…騒がしいな」

ふらわっち「ねぇ…たけおこれ見て」

たけお「ラブリっちがいない…まだ怪我は治っていないはずなのに」

ふらわっち「昨日ラブリっち様子がおかしかったし何かの理由があって抜け出したのかな」

けいすけ「それは十分あり得るな」

ふらわっち「やっぱりけいすけもそう思う?」

けいすけ「あぁ昨日のラブリっちのあの目…普通じゃない。きっと何か理由があるはずだ」

医者「君達具合の方はどうだい?」

すると医者が入ってくる

たけお「はい。大分よくなりました」

けいすけ「おかげさまでバッチリです」

ふらわっち「すっかり元気です」

医者「…うむ。治りも早い君達ならもう退院しても問題ないだろう」

みんな「本当ですか?」

医者「あぁ!荷物をまとめて退院する準備をととのえてもらって構わないい。それと…」

ふらわっち「ラブリっちの件…ですか?」

医者「あぁどこかで倒れていなければいいのだが」

たけお「大丈夫です。もし何かあった場合は連絡します」

けいすけ「ラブリっちの件は任せてください」

医者「すまない」

病室から出る

ふらわっち「とりあえず病院から出たら急いでラブリっちを探しましょう」

けいすけ「あぁそうしよう」

たけお「わかった」

病院から出たときまめっち達に出会う

まめっち「みなさんもう退院して大丈夫なんですか?」

けいすけ「あぁ医者が許可を出して
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