休日ロジック

「朝か・・・」ここまで寝たのは半年ぶりくらいだったかな?
いつもはオールするかそれくらいだから、めちゃくちゃ寝た気がする。まーいーや。今日は土曜日。何歳になっても休みは嬉しいものだ。
まあ何歳って言うほど老けてもいないことは気にしないとして、今日は春人と美咲と一緒に昼から映画を観に行くことになっている。自分たちで行けよ。君たちティキン?ねぇねぇ?君たちティキン?それともあれか?僕はカモフラージュというやつかな?単純な数合わせかな?なんにせよとりあえず今日も僕は全国のカッポーにカラスの糞が直撃してなんとも言えない感じになり、なんやかんやで吹き飛ぶことを祈るのだ。自分で言ってもいいのかは分からんが本当にいい性格してるわ。マジで。そんなことを脳内で反射させ続けながら俺は歯を磨く。
「おにーちゃぁーん。朝ごはんはぁ?」「あー、冷蔵庫に冷やご飯と晩御飯のあまりはいってっから。温めて食ってクレェ」言い忘れていたが僕の妹は、あ、うん。これ前にも言ったな。我ながら神のような記憶力だな。うん。まぁいい。改めて紹介しよう。佐藤由紀。中学2年、我が妹ながら可愛い。聞いた話だが、多い時で1日に6通ほどラブレターが届くらしい。なんなの?この不平等な状態。絶対親の良いところすべて由紀にいっただろ。生まれた時から僕はルックスっていう大きすぎるアドバンテージ抱えて生まれていることは気にしないでください。お願いいたします。まあ、この程度で良いだろう。さてそろそろ行こう。「じゃ、俺は行くから。ちゃんと戸締まりしろよ。」「はぁーい!いってらっしゃい!」いちいち可愛すぎだろ。
僕の家から近場の駅まで徒歩で3分ほど。まあ正直なことを言うと待ち合わせは指定せずとも自然と駅に向かうまでに2人とは嫌でも会うので、待ち合わせを決める必要がないのだ。
「おっす」「あ、おはよっ!」ほらリア充だ。嫌でも会うっていっただろ?
「おはよ」僕はそっけない挨拶を返す。「んじゃ、いきますか!」
16/12/21 22:22更新 / さじまる
[1]作者メッセージを読む

[5]前編へ [6]続編へ
[7]TOP [9]目次
[0]投票 [*]感想
まろやか投稿小説 Ver1.53c