愛想が尽きたって言って君は。
愛をあげすぎたよね僕は。
愛される側の辛さを考えず、ただ唯只、君に聞いてほしくて
朝起きたら、頭ガンガンしてて、鼻水垂れてて、喉が痛かったから、学校を休む事にした。
寝よう寝ようとしても寝れず、考えようとしても練れず、ただ無駄な時間を貪った。
退屈だって、呟いた。
君は無言のいいねをくれた。けど
一言ぐらい欲しくて、僕は
でも勇気ない僕は、君が映った暗闇を抱きしめる。
倒れた。
死ぬ直前まで登った。
高い高いベッドで眠って、ここでなら永遠に眠れる。
そう思えた。
だけれども、今更、君は届かないはずの、高い高い、ベッドに、必死 に登ろうとして、僕は名前を呼んだ。
君も名前を呼んでくれた。
君は少し足りない高さまで登って、
僕の少し隣で眠った。
手を伸ばした。
握ってくれた。
君はその手に口を付けた。
僕は君を抱きしめるために、少し飛び降りた。
君はもっと飛び降りた。
2人で、世の一番下に向かって、
飛び降りてしまった。
君なんていない事に、気がついたのは、
今更だよね。
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