久留米空。これが僕の名前だ。
16歳なので、僕は県の公立高校に通っている。
今の今まで僕は、何の変哲もない生活を送っていた。
何の特別性も無く。ただ普通の暮らしを。
ただ、一柱の神に遭うまでの話だが。
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家を出て、僕は早速地下鉄に乗ろうとした。
休日なので当ては無く、ただそこらへんを放浪しようと思っていた。
だか。
僕は改札で、変な女の子を見つけた。
黒の長髪で、前髪は世に言う「ぱっつん」。そして聖人のような格好をしている。
こんなに浮いて見えるのに、周囲の人は誰も気付いていない。
(気がついた?私の「存在」)
「うわっ!」
気がついたときには黒髪ぱっつんは僕の後ろにいた。
僕が大声をあげたことで周りの視線が僕に集まる。
こっちの聖人見ろよ…と、思ってしまった。
すると、黒髪ぱっつんは、僕に話しかけてきた。
(そうだね……ここじゃ話しづらいよね。じゃあ、ついてきてよ)
僕はその子についていった。
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