食堂を出た先は廊下だった。
見たところそこまで大きなところではなさそうだ。
ドアが一階に二つ。玄関は一つ。階段が一つ。そこまでの作りだ。大きな家ではないだろう。
さて、では隣の部屋を探索するk
電話((プルルルルルル
「うおっ!?」
びっくりした。電話は通じるのか。
いくら蝋燭が灯っているとしても、流石にこの暗さでこれはビビるだろう。
番号は…知らない番号だな。
まぁ…電話には応じてみるか。
「もしもし。」
〈もしもし。私メリーさん。〉
背筋に悪寒が奔る。あの有名な怪談【メリーさん】を思い出したのだ。
〈私、今ね…〉
「ふざけるんじゃねえz…」
<食堂にいるの>
ガチャリ、と背後から音がする。
「!!!?」
後ろにいたのは。
僕の身長の半分くらいの高さの少女の人形。
左目がうす暗く不気味に光っている。
手に持っているのは…
――――――――――――――――――――――ナイフ!?
腹部に鈍痛が奔る。
視界が揺らぎ、遂に倒れる。
僕は悟った。
――――――――――――人生オワタ\(^0^)/
まだ死にたくないな…はは…
やる残したことがあるんだよまだもっと生きたいんだもっと生きていたいんだだってこんなわけのわからないところに閉じ込められてわけのわからない意味不明な人形に殺されて誰にも看取られずに死んでしまうとか僕は孤独死なんてしたくないだってそうでしょみんなそうだよ友達に親に恋人に妻に息子に娘に孫に誰かにそばにいてほしいでしょそんな中でなんで僕だけが独りで孤独に死n―――――――――――――
GAME OVER
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