ヴェル《只今、陸路を制圧。敵は白旗を上げて降参した》
今、陸路攻撃部隊のヴェルから無線が入った。
今回は、敵が戦闘準備中だったため、奇襲という形で攻略した。
クレル《よし。ならば、航空隊は陸路攻撃部隊と合流!》
クレルからの無線だ。
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合流ポイントにつくと、みんな既に集まっていた。
「ギャハハハハハハ!!」
「いいぞぉーーー!もっとやれぇ〜!」
………
…………
…………………
「は?」
クレル「おお、ヴェーハよ。やっとついたか。」
自分の名前が呼ばれ、そちらを向くと、顔が赤くなったクレルがいた。
酒くさい。こっち来るな。と言いかけた口をとっさに塞ぐ。
ヴェーハ「その…何で敵と呑んでるんですか?」
クレル「いわゆる和睦だ。…まあ、捨てられたガラクタ同士で仲良くして行こうとなったわけだ。」
クレルの顔を見る。微笑みを交えた寂しそうな顔をしていた。
クレル「まあ、もう昔の話だ。今はこの時を楽しもう。」
そういうとクレルは宴会の中心に立ち、「一気やるぞ〜!」といい、ジョッキを掲げた。
そうだった。自分たちの存在を改めて実感した。
僕たちはガラクタ。
主に捨てられた存在。
必要のないモノたち。
そんな僕らが、そのことを忘れて、
心の底から笑える日が、来るといいな。
メリー「はァ!!?ふざけんなよ!!調子のんじゃねえぞ!!」
クレル「調子に乗っているのはどちらだ、小娘。」
なにやらトップ1、2で問題が起こっているようだ。
僕たちのリーダー、クレルと、旧:敵のリーダーの左目の光る少女人形、メリーが、どっちが上に立つべきかの口論をしているようだ。
メリー「んなもん私がやるに決まってんだろうが!!てめーみてーなクソジジイにつとまりはしねえさ!!」
クレル「私は君よりも冷静だからまともな支持が出せると思うがね、小娘。」
メリー「優柔不断のクソジジイが何言ってやがる!!バカかクソジジイ!!」
クレル「…私は三十歳くらいの兵士をモデルとした人形なのだが…それでもクソジジイなのk」
メリー「私から見ればクソジジイだ!!」
今日も屋敷は平和です。
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