真っ暗な夜。
とある廃墟となった屋敷の一部屋で、僕は目覚めた。
「………ん……」
兵隊のブリキ人形「おぉ、目が覚めたか。」
部屋(といっても段ボールで作ったような部屋)は豆電球で照らされており、その中には数体の人形がいた。
そして、自分も人形だということも思い出す。僕たちの主が、この家を出ていったことも――――――
そして、この兵站さんのブリキ人形はクレルさん。だったような気がする。
クレル「これで、全員目が覚めたか。」
クレルさんは全体を見渡していった。
クレル「では、始めるか。」
僕たち人形の間では、2勢力に分かれての対立があった。僕らの持ち主であった【彼女】が分けて遊んでいたのだが、その対立が今になっても続いている。
その対立から始まった戦争、通称「おもちゃ戦争」は、持主であった【彼女】がいなくなっても続いており、様々な兵器を用いるという大戦争となったわけだ。
そんな中、僕たちはまた動き出す。
この戦争に終止符を打つために。
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