6月15日(雨)
前のページでも書いたけど、今回は「脱・おばさん作戦」をします。
今!幻想郷の!とある家の!ダースベーダーに囲まれた部屋で!紫は変わることはできるのでしょうか!!
現在、私はホワイトボードの前に立っている。二人は座ってる
幽香「はい、じゃあ会議を始めるわ」
椿「わー!!」
パチパチと手を叩く二人。
幽香「まずは…そうね。歳はとってるけど若く見える妖怪を出しましょうか」
と、ホワイトボードにその人物の写真を貼っていく。
紫「全員見覚えのある妖怪ね…」
幽香「まずはこれ、射命丸文ね。」
椿「あ、文だ〜!」
幽香「そうよ、あの天狗よ。射命丸は幻想郷に海があったときからいたから、相当な歳ね…正確な歳は知らないけど、1000を越えてるとか」
椿「え!?」
紫「そんなに歳とってるの!?」
いや、あんたは知ってるでしょスキマ妖怪
二人のリアクションを見つつ、心の中でツッコミを入れる幽香
幽香「若く見えるのは、性格でしょうね…いつも明るく振る舞ってるし」
紫「性格ねぇ……」
椿「………」
実際に紫が、文みたいに振る舞う姿を想像する椿
椿「…………」
すごく微妙な顔で紫を見る
紫「え、何?どうしたの、椿ちゃん?」
幽香「続いて、この二人。スカーレット姉妹よ」
椿「誰〜?」
幽香「幻想郷の紅魔館に住んでる吸血鬼の姉妹よ」
二人の写真を棒で指し、説明する
椿「なんか、私より小さいね〜」
紫「でも、この二人は500歳と400歳よ」
椿「え!?そうなの!?私より年下かと思った!」
幽香「いや、椿0歳でしょ、それより下はないでしょ」
律儀にツッコミを入れる幽香
紫「確かに若く見えるけど…流石にこの二人は参考にならないような…」
幽香「いえ、参考にするのは性格よ。他にこのくらいの身長の妖怪とかいるけど、この二人が特別人気なのは…性格にインパクトがあるからよ」
紫「性格?」
幽香「まず、姉のレミリア・スカーレット。普段は紫と似た感じだけど…たまに子供っぽくなるでしょ?カリスマブレイクって言うのかしら…それも人気の素よ」
紫「なるほど…そういうのが必要なのね…」
椿「………」
実際に紫が、レミリアみたいに振る舞う姿を想像する椿
椿「………」
青ざめた顔で紫を見る
紫「え、何?なんなの、椿ちゃん?」
幽香「妹のフランドール・スカーレットは、裏表はあるけど無邪気な感じがするでしょ?」
紫「確かに…」
椿「………」
実際に紫が、フランみたいに振る舞う姿を想像する椿
椿「………うぇぇ…」
青ざめた顔に加えて、そんなことを言いながら紫を見る
紫「ねぇ、泣いていい?私、泣いていい?」
幽香「とまぁ、性格面を見てみたけど……正直、性格はおばさんっぽくないわ」
紫「じゃあやっぱり、見た目?」
幽香「そうね…椿、紫のどこがおばさんっぽい?」
椿「んー……」
ジーっと紫の全体を見る
幽香「顔?」
椿「ううん」
幽香「髪?」
椿「ううん」
幽香「体型?」
椿「ううん」
幽香「服?」
椿「うん」
紫「え…服!?」
少しハイペースなやり取りで聞き逃しそうになったが、ちゃんと聞き取れた紫
幽香「服ね…まぁでもよかったじゃない。変えやすいところがおばさんっぽくて」
紫「そんなにおばさんっぽいのかしら…」
幽香「そうね…とりあえず、若者が着てそうな服に着替えましょう」
椿「若者が着てそうな服って、どんなの?」
幽香、紫「……………………」
二人ともめちゃくちゃ考えてます。
紫「あ、メイド服なんてどうかしら?ほら、紅魔館のメイド長若く見えるでしょ??」
幽
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