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5日目の朝の3時から行われたこのゲーム。僕等は影達の容姿と運動能力が変わったことに驚愕し、ついに死者が出てしまった…
僕と祐也は、猿から逃げている最中。もう1時間は経っているはずと思い、時計を見たら……4時5分だった…










優「あれ…!?1時間過ぎてる…!」
祐也「何!?じゃあ何で終わってないんだ!!」
まだ終了のサイレンも鳴ってない…何より、猿が僕等を追いかけている。

祐也「…あっ!」
猿から逃げてる途中、祐也が転けてしまう。それを見た猿は、走る速さを上げて祐也に接近する。
優「祐也!!」
転けたことに気づいた僕は、急いで祐也の元まで行って起こそうとした。だけど…

祐也「来るなぁっ!!」
祐也は僕にそう叫んだ。僕の足もその場で止まってしまう…
祐也「今ので怪我しちゃった…だから僕を助けても、猿に捕まって殺されるだけだ!早く行け!」
猿が、どんどん祐也との距離を縮めてきている…
優「でも…それじゃあ祐也が!」
祐也「いいから、早く行けぇ!!!」
そう叫んだ後、猿が祐也の元まで来てしまい、祐也が捕まってしまった…

優「祐也ぁっ!!」
助けなきゃ…祐也が死んでしまう……!
心ではわかっていた。強く思っていたのに……体が言うことを聞かない…
祐也は死を覚悟しているような表情…猿は、雷を帯びた右手を上げていた。そして、猿はその右手を振り下ろした

バチチチチチィッ!!


祐也の体全体が、雷で覆われる。祐也は悲鳴を上げず、ただ苦しそうな表情になっていた。祐也が黒こげになるのは、そう時間がかからなかった…
猿は祐也が死んだとわかると、すぐに僕の方を見た。立ち上がって、僕の方に走ってくる……逃げないといけないのに、僕の足が動かない……
猿は雷を帯びた右手を上げて、僕の目の前まで来て振り下ろす


































その時、ゲーム終了のサイレンが学校中に響いた
猿は僕の頭にギリギリ当たりそうなところで手を止めていた…ゲームが終了したから、猿は消えた…
少しの間方針状態だった僕はハッと我に帰り、祐也だった物に近づいた
優「ゆ、祐也…!」
当然返事は返ってこない…

優「ごめん…ごめん、祐也…!」
涙を流しながら、死体に謝り続けた……返事なんて返ってこないのに…いや、きっと……祐也は許してくれないと思う…なんで、助けられなかったんだ…!

「優くーん!!」
その時、この状況で……一番会いたくない人がこっちに走ってきていた…

















七瀬「無事だったのね〜!」
倉本先生だ…
先生は、笑顔で近づいてきた。僕が生きていたことにとりあえず安心していたと言うところかな……

七瀬「いやぁ、びっくりしたわねぇ。こんな朝早く始まるもの〜」
なんで…このタイミングで来たんだ……
七瀬「しかも、影達は姿が変わってたし〜」
もし、祐也が死んだと知ったら………先生は…
七瀬「…優くん?」
助けて…助けてください………
七瀬「ねぇ…?」
神様…………

七瀬「優く――――――!?」
先生が、手前の死体に気づく。少し後退る………今まで気づかなかったから、すごく驚いている。
七瀬「優くん………」
何かに気づいたような顔をしている。

七瀬「それ……誰…?なんで、祐ちゃんと同じ服着てるの…?身長も、祐ちゃんと一緒くらい…」
先生が死体から僕に視線を移して、問いかけてくる
こんなの…答えられるわけない…

七瀬「…そうだわ…!祐ちゃんを探さないと!祐ちゃんもきっと生きてるから、私が行ってあげない
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まろやか投稿小説 Ver1.53c