度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
どうして？
あたいは、最強のはずなのに
なんで、こんなにも弱いの？
なんで
親友の一人も、守れないの？
アリス「こっちの方から、声がした…！誰か、誰かいるの…！？」
チルノの声に気づいたアリスが、その声の方へと進む。茂みを掻き分けて、チルノがいる方へと進む。
アリス「…！」
漸くたどり着いた。
頭部のない大妖精、頭の原型…いや、もう頭なんてない獣、座って放心状態で宙を見つめているチルノ…そんな光景が見えた。
獣は、復活する気配がない。アリスはチルノに近づいて、隣で膝をつく。
アリス「チルノ、大丈夫？ここで、何があったの？」
アリスがチルノに向けて、そう問いかける。チルノは、ゆっくりとアリスの方を向き、光のない目でアリスを見た。静かに、口を開く…
チルノ「…大ちゃん…は……どこ…？」
アリス「…っ！！」
アリスは、チルノの両肩を掴んでこちらを向かせる。
アリス「しっかりしなさい！！気をしっかり持って！！壊れたらダメよ！！」
揺さぶりながら言うが、その言葉がチルノに届いているかはわからない。
先程、森を吹き飛ばす化け物を見たばかり…まだ森の上空にいる。チルノをこのままにしておくわけにもいかない。
アリスはチルノを抱き抱えて、その場から走り去った……。
つづく
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