第2話「ゲームスタート」

ヴィオラ「なんだろ、この手紙……」
キッチンのテーブルの上に、紫のストレートの髪に、青色のリボンをつけてる人形の頭部と共に置かれていた、手紙を読んだヴィオラとユミル

ヴィオラ「イタズラかな……」
ユミル「いや、ただのイタズラとは思えないね。何で僕等がここに来ることを知ってるか…」
ヴィオラ「確かに……とりあえず、みんなの所に戻ろ?」
ヴィオラは手紙と人形の頭部を鞄にしまってふ二人はみんなのところへ帰る……が…


ヴィオラ「…あれ、いない……」
玄関前に戻ると、誰もいない。

ユミル「あれだろ、あの会長のことだから「よし、我々も
調査に行くぞ!さぁ、ついてこい!」とか言って、行ったんでしょ」
ヴィオラ「ふぇぇぇ……待ってほしかった…」
少し落ち込むヴィオラ

ユミル「じゃあ、手分けして探すよ。僕は二階に行くから。お前は一階を探せ」
ヴィオラ「うん、気を付けてね?」
ユミルは二階へ登る

ヴィオラも一階を探索する。まず右側の通路に進み、まだ行ってない部屋に入ろうとするが、鍵がかかっているため入れない。続いて、玄関から正面の扉を開ける。そこには、和室みたいなところがあるが…特にこれと言って何もない上、人もいない。隣に扉があるが、そこも鍵がかかっている。

ヴィオラ「鍵かかってる部屋ばかり…やっぱり、みんな二階にいるのかなぁ…」
と、ブツブツ独り言を言いながら左側の通路い行く。左側の通路は真っ直ぐではなく、右へ曲がらないといけない。右へ曲がると、奥に2つの扉がある

近い方の扉を開けて入る
ヴィオラ「ここ、お手洗いかな?」
そこは、少し狭い部屋に棚と鏡があり、もうひとつ扉がある。そこを開けると、お手洗いだ。お手洗いは特に何もないため、扉をしめて狭い部屋に戻る。

ヴィオラ「棚を調べてみようかな、人形のパーツを集めないといけないっぽいし…」
と、棚を開けて探す。正直ヴィオラは、あの手紙のことをあまり信じていない。ユミルが言った通り、何で自分達がここに来るのかを知ってるのか、「何に」捕まってはいけないのかは気になるところだが…

ヴィオラ「あ、あった。人形の胴体」
棚の隅に、青色のドレスみたいな服を身に付けてる人形の胴体がある。それを手に取って、先程の人形の頭部をはめてみる。すると、ピッタリはまる

ヴィオラ「後は、腕と足だね……早く見つけて帰ろう」
お手洗いのある部屋から出て、隣の部屋に入る。

ヴィオラ「ここは、お風呂かな………っ!?」
浴槽の方を見ていると、血の色の液体が入っている。血かどうかは、わからない

ヴィオラ「血…!?血…なの……かな………」
恐る恐る浴槽に近づいて、浴槽の詮を抜いてみる。血みたいな色の液体が、どんどん減っていく。どんどん…どんどん……全部無くなったため、浴槽の中を見ると

ヴィオラ「…!!!……うあぁ………………」
そこには、人の頭部があった。ヴィオラは手で口を押さえて、青ざめた顔で浴槽から離れる。

ヴィオラ「あ…あぁ………あぁぁぁぁぁぁ!!!!」
叫んでお風呂場から走って出る。玄関に向かって、扉を開けようとする。だが、開かない。

ヴィオラ「なんで…!?なんで開かないの…っ!!」
ドアノブを押したり引いたり、扉を叩いたりして必死で扉を開けようとするが、やはり開かない。

ヴィオラ「なんで…………」
その場に崩れ落ちるように座り込んでしまう。すると、二階から誰かが来る

メル「ヴィオラさん!」
ヒューズ「よかった、無事みたいだな!」
メルとヒューズだ。二人はヴィオラの近くに

ヴィオラ「ヒューズ先輩…メルちゃん…」

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