アリス「………………」
アリスは、椅子に座って少々不機嫌そうな顔をしている。基本表情が変わらないためわかりづらいが、不機嫌そうなのはなんとなくわかる。何故かと言うと
ヘイア「うっわー!!可愛いメガ可愛い!テラ可愛い!ギガ可愛い!」
可愛さのレベルが上がって上がって下がる。
ヘイア「アタシのお古超似合ってるじゃーん!!マジお人形みたいなんだけど!写真撮っていい?ねぇ、撮っていい?もう撮っちゃったけど、いい??」
そう、30分前無理やり起こされた上、着せ替え人形にされて、先程から周りでキャーキャーうるさいため、不機嫌に
アリス「…ハッタ……コイツ(ヘイア)うるさい………」
ヘイア「ねー?なんでそんな不機嫌な顔してんのー?笑って?ほらほら♪」
ハッタ「たった今、不機嫌の理由言ったよな…アリスが」
ヘイア「ていうかさ、最近アリスの口調がマジ酷くなったような気がするんだけど、マジ誰のせー?」
ハッタ「お前だよ。」
アリス「マジうざい……」
ハッタ「ヘイア、あんまりアリスを怒らせるな。いつか暴力で返されるぞ。」
軽く呆れた様子でそう伝える。だがヘイアは、アリスの頬に頬擦りしており
ヘイア「何言っちゃってるの〜、こんな小さい子のパンチなんて、たかが知れt」
アリス「えい。」
バキャアッ
ヘイア「ぐふぅ!!??」
アリスにかなり的確なボディーブローを入れられる。思いの外、エグい音が室内で響く。
ハッタ「…ほら、言わんこっちゃねぇ……」
ヘイア「ふ……ふふ…な、なんてボディーブローなのかしら…この子、ボクシングの才能ある……」
お腹を押さえた状態で前屈みになっており、足も震えている。おまけに、顔も真っ青。
ハッタ「これに懲りたら、もうそう言うのは控えろ。わかったな?」
ヘイア「う、うん。わかった……」
アリスのスカートの中に頭を突っ込んでるヘイア
アリス「てい。」
グシャァッ
アリス「…あのウサ公、今度やったら…手刀で細切れにしてやる……」
ハッタ「おいおい、女の子がそんな言葉遣いをしたらいけないぞ」
現在アリスとハッタはお出かけ中。
アリス「で……私達…どこに向かってるの…」
ハッタ「買い出しだよ、今日はオレが当番だからな。いい機会だから、アリスも連れてきたのさ。」
アリス「へぇ……具体的に、何買うの…」
隣を見ると、先程までいたハッタがいない。
アリス「ハッタ……?」
周りをキョロキョロと見回していると
ハッタ「そこの可憐なレディ!よかったら、今からオレとお茶しな〜い??」
秒でナンパしに行ってるハッタ。
ハッタ「この近くに、パンケーキがとても美味しい喫茶店があるんだ。よかったら、そこd」
アリス「ハッタ…"お兄ちゃん"……」
ハッタ「ごめんよ、オレの愛しの妹…寂しい想いをさせてしまったな…!よし、パンケーキのおいしい喫茶店に行こう!」
アリス(コイツちょろい…)
秒でアリスのところへ帰ってきました。
ハッタが買い物してる間、店の中を徘徊するアリス。
アリス「……」
ある商品の前で、足を止める。
ハッタ「よし、こんなものかな。アリスはどこに…ん?」
じーっと何かを見てるアリスを見つける。
ハッタ「どうしたアリス、何か欲しいものがあるのか?」
アリス「…これ…」
ハッタを見上げて、手に持ってるポッキーとトッポを見せて
アリス「…どっちがいいのかな………?」
ハッタ「ふむ………」
ハッタはアリスの隣にしゃがみ
ハッタ「いいか、よく見てみろ。トッポ
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