第11話『二刀流剣士』

『前回までのあらすじ』


橋が壊され、山を登って向こう側を目指す三人。その途中モンスターとの戦闘で、ミネコは二刀流剣士となった。そして、近くにあった山小屋で一晩過ごすことに………





まただ………また……



ミネコ「はぁ…はぁ………っ!」

Mineko
HP[5/3500]
MP[0/1500]

また……何かに追いかけられてる…

ミネコ「くっ……はぁっ!!」
ガキィーン………


剣が折れてしまう。そして、何かがミネコに攻撃した…



HP[0/3500]

〔You are dead〕





ミネコ「嫌あぁぁぁぁぁっ!!!」
勢いよく半身を起こしながら叫んだ


ミネコ「…あ……れ…………?」
周りを見る。どうやら、山小屋の中のようだ


ミネコ「…そっか……夢…か……………」
そう、また自分が殺されてしまう夢を見てしまったミネコ

エルナ「ど、どうしましたか!?」
今の声で起きたアルセナとエルナ。心配した表情で、ミネコを見てる二人

ミネコ「い、いや…何でもないよ………」
無理に笑って見せるミネコ。

アルセナ「…また、あの夢を見たのか?」
ミネコ「………うん…」
エルナ「あの夢…とは……?」

あの夢と聞いて、首をかしげるエルナ

アルセナ「エルナには、話してなかったな…昨日ミネコは、自分が殺される夢を見たんだ。今日も、同じ夢を見たらしい…」
エルナ「そう…ですか………」
ミネコ「攻撃はしてみたんだけどさ……剣が折れちゃって…」
苦笑しながら、攻撃したことを話す。

アルセナ「…そうか………無意識に、死ぬことを考えてるんじゃないか?」
ミネコ「そうかもしれない……」
エルナ「だ、大丈夫ですよ…私達がいますよ?」
相手を安心させようと、笑みを浮かべて話すエルナ

ミネコ「…うん、ありがと…!」
ミネコは嬉しそうな顔をして、お礼を言った









山小屋から出て、しばらく歩いて下山していく三人

エルナ「もう向こうに渡れてると思いますね…」
ミネコ「よぉし、早く下山しちゃおう!」
アルセナ「あぁ!」
元気になってよかったと思うアルセナすると…





グルルルル……

ミネコ「…今の音は?誰かの腹の虫?」
アルセナ「俺じゃないぞ?」
エルナ「いや、今のは腹の虫というより……」
エルナが武器を構える。それと同時に何かが飛び出してきて、攻撃してくる。エルナは武器で受け止めて、弾く


「グルルルルッ…」

アルセナ「グレイルジャガー!?何でここに…」
そこには、大きなライオンみたいなモンスターがいた



グレイルジャガー×1



アルセナ「気を付けろ!コイツは前に戦った『フォレストグリズリー』とは比べ物にならないぞ!」
ミネコ「そ、そんなに強いの…!?」
二人とも武器を構える。

グレイルジャガー「ガアアアァァァッ!!!」
ジャンプして、前足で引っ掻いてくる。エルナがガードして

エルナ「くっ……!」
少し押され気味だ。アルセナがジャンプしてグレイルジャガー頭を踏み、背中の上辺りに飛んで、技を繰り出す構えをして

アルセナ「『蒼天連牙突!』! !」
グレイルジャガーの背中目掛けて、連続で突く技を繰り出す。命中すると、グレイルジャガーが暴れだしてアルセナを叩き落とす

アルセナ「ぅあっ!?」
ミネコ「アルセナ!!」
エルナ「早く回復しないと…っ!」
アックスソードを地面に突き刺し、エルナの足元から水色の魔方陣が現れ

エルナ「生命の灯火を……『ライフサークル」!
味方単体を回復させる術をかける。アルセナの体力が回
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