第4話

アリス「ぅーん……よく寝たわ…」
朝目が覚めると軽く背伸びをする。カーテンの隙間から射し込む光を目を細めて見た。
着替え終わったアリスは、カーテンを開けて太陽の光を目一杯浴びる。
アリス「よし、今日も1日頑張りましょう!」
そう言ってアリスは、部屋から出た。
ちなみに、朝起きて真っ先に爆音目覚ましが無いか血眼で探したことは、言うまでも無い。










一階に降りるが、メアの姿がない。いつもなら、笑顔で挨拶して爆音目覚ましのことでゲキを飛ばすが…
アリス「まだ起きてないのかしら…仕方ない、起こしに行こうかしら。」
そう言うと人形達が調理器具を持ち、朝ご飯を作り始める。アリスはメアの部屋へ









メアの部屋の前に立ち、扉をノックする。
アリス「メアー。」
メア「爆睡してまーす。」
アリス「起きなさーい。」
メア「あと五分ー。」
アリス「今起きなさーい。」
メア「嫌ですー。」
アリス「朝ご飯いらないのね。」
ガチャ
メア「おはようございます!!いやぁ、いい朝ですねぇ!!」
アリス「そうね、じゃあ朝ご飯食べましょうか」
びっくりするくらいテンポの良いやりとりである。






朝ご飯を食べ終わり、新しく人形を作っていると、アリスの家の呼び鈴が鳴る。
アリス「はーい。誰かしら?」
そう言って玄関まで行く。
玄関の扉を開けると、そこには……

アリス「あなたは確か…フラン、だったっけ?」
フラン「うん…」
そう、そこに居たのはフランドール・スカーレット…吸血鬼姉妹の妹がそこに居た。
アリス「とりあえず、あがって?」
フラン「お邪魔します…」
フランは元気がない様子で、アリスの家に上がった。

アリス「えっと、どうしたの?」
椅子に座ってる相手にどうしたのかと尋ねる。
フラン「…これ……」
そう言ってフランは、ずっと抱きしめてた人形をアリスに見せる。その布は真っ黒になっており、ぐったりとしていてボロボロだ。なにやら、中華っぽい服装をしてる女の子のような人形だ。
フラン「お姉様が…アリスのところに行ったら直してもらえるって聞いて…」
アリス「……」
アリスはその人形を見て思った。相当大事にしてた人形なんだろうと……
アリス「わかったわ、必ず直す。」
フラン「ほんと…?」
初めて明るい顔を見せたフラン。
アリス「えぇ、もちろんよ。直ったら、直接紅魔館に持っていくわね」
フラン「…うん!」
笑顔で頷くフラン。そして、アリスの家から出て紅魔館へとんでいった…
























アリス「さてと、まずは布を全部新しいのに換えないと」
そう言ってアリスは、人形を直す作業を始める。
メア「アリスー、私の義足知りませんかー?」
アリス「足についてるでしょ」
メア「わ、ほんとうだ!」

アリス「相当大事にしてたのがわかるわね…この際、中の綿も変えるべき…?」
メア「アリスー、紙コップからiPhone7作りましたけど、いりますか??」
アリス「欲しい、すごく欲しいけどちょっと後でいい?」
メア「はーい。」

アリス「にしても、珍しい人形ね…どこで手に入れたのかしら?」
メア「あ!プリンが無くなってます!」
アリス「昨日食べてたでしょ?」
メア「そうでした………」

アリス「この調子でいけば、明日には直りそうね…!」
メア「ふふふ…紙くずだけで作り上げた新型のビームサーベルの完成です!これであらゆる物を焼き切れます!」
アリス「あ、後で私にも使わせて?」
メア「いいですよ!」

アリス「よし、綿がt」
メア「私の義足って、ニーソに
[3]次へ
[7]TOP [9]目次
[0]投票 [*]感想
まろやか投稿小説 Ver1.53c