2

シェリア「なんだこれ…?」
届いたメールが開かれる。そのメールを確認すると…

ようこそ、Battle High School ONLINEの世界へ。君達は今の状態に驚愕していることだろう、安心しろ。これは私が用意したゲームなのだ。
今から、君達はゲームのキャラクターになり「学園対抗戦」をしてもらう

シェリア「学園対抗戦…?」

この世界には、複数の学園がある。その学園の生徒会長と生徒会長が選ぶ一人で、他の学園の生徒と戦い、どの学園が1番か決めると言う内容だ。詳細は、後に送らせてもらう。では、この世界を楽しんでくれ




メールはそこで終わる。そして、簡単な説明書のようなものもあった。
シェリア「なんだこれ…本当にゲームの世界に…?」
とりあえずメニュー画面を開けるようなので、開いてみる。


Name:シェリア
Lv:98
Main:剣士
Sub:竜使い
Magic:----
Attribute:炎
School:クローディアハイスクール

スキル
装備
アイテム
クエスト
マップ
コミュニティ
オプション

オプションにログアウトボタンがある。そこを開くが…
シェリア「…やっぱ、ログアウトボタンは無しか…」
こういうゲームに入ってしまうと、ログアウトボタンは必ずないのがお決まり、何かできないかと押していると、メールが入る。

シェリア「…あ、俊明からだ。やっぱ、他の奴らもここに連れてこられたんだな…」
そういうとメールを開く。

from:トーマ
大変だ、遥!僕等ゲームの中に入っちゃった!しかも学園対抗戦ってなに!?僕生徒会長だし、どうしよ…

シェリア「だいぶ動揺してるな…」
シェリアはトーマに返信する。

from:シェリア
とりあえず、学園に集まるぞ。そここらどうするかは、みんなで考えるんだ

返信すると、トーマから返信が来る。トーマも学園へ向かうといい、シェリアは学園へ向かった。



学園に向かうと、生徒達が集まっていた。皆酷く動揺していて、絶望している。この状況に絶望する生徒、不安をかき消すために他の生徒に当たる生徒、様々だ。
シェリア「……」
その光景を見ないようにして、学園内に入っていく。
生徒会室前まで移動したシェリア、恐らくトーマはここにいるだろうと思っていたためここに来た。シェリアは生徒会室の扉を開けて中に入る。すると、中にはトーマが
トーマ「あ、遥!」
入って来たのが知ってる人とわかれば近づいて
シェリア「おいおい、ここでは本名で呼ぶなよ?」
トーマ「あ、そっか。ごめんね…」
苦笑いしていたが、すぐに暗い顔になる。
トーマ「シェリア…どうしよ……もう、出られないのかな…僕等、ここで死ぬのかな…」
シェリア「落ち着けよ、そう決まったわけじゃないだろ?」
トーマ「でも!ログアウトボタンが無くなってたんだよ!こういう場合、HPが自分の命と同じで、0になると死ぬとか…!」
シェリア「落ち着けって!悪い方にばかり考えるなよ?まだそうなったわけじゃないし、詳しい説明は後で送るとか書いてただろ?それを待とうぜ」
トーマ「…うん……」

二人は生徒会室で、連絡が来るまで待つことにした。悪い方に考えるなとは言ったが、リアルな自分はどうなってるんだろう?出られなかったらどうしよう?などと考えてしまう…
トーマ「ねぇ、これなんだろ?」
シェリア「ん?」
トーマがメニュー画面を開いて、あるものに目が止まりシェリアに聞く。それを見ると、見慣れない項目が増えていた。

シェリア「…『Magic』?」
トーマ「こんな項目、なかったよね?」
シェ
[3]次へ
[7]TOP [9]目次
[0]投票 [*]感想
まろやか投稿小説 Ver1.53c