『前回までのあらすじ』
ミネコ「最近ボケないね?」
凶暴なモンスター『フォレストグリズリー』に襲われていたところ、エルフ族の女性『エルナ』に助けてもらう。そして、次の街を目指すミネコ達。エルナも街に用があるのかと同行することになった
現在、トーティスの森を抜けて街に向かって歩いている三人。ミネコは、エルナが持っているアックスソードをジーっと見て
エルナ「…えっと、何ですか……ミネコさん…」
視線に気づいて、ミネコの方を向いてどうしたのかと聞く。するとミネコが、ハッと我に帰ったように
ミネコ「いやぁ、ゴメンゴメン。その剣を見ててさ」
エルナ「これ…ですか?」
ミネコ「うん、さっきの戦いを見て…そんな重たそうな武器を持ってるのに素早かったし……あ、ちょっとその武器持ってみていいかな?」
エルナ「あ、いいですよ」
アックスソードを抜いて、相手に出して
ミネコ「あ、ありが」
ドオォォォンッ!!
ミネコが持って、エルナがアックスソードから手を放した直後、今のような音をたてて、アックスソードと共にミネコが地に倒れ
エルナ「だ、大丈夫ですか!?」
ミネコ「ど…どがぜで…ごれをどがぜ…」
エルナが急いでアックスソードを持ち上げる。片手で
ミネコ「………」
エルナ「…あの、こんな重い剣を振り回して、すみません…」
ミネコは思った、こんな3tくらいある剣を振り回せる上、あんな素早い動きができるエルナは、ただ者ではないと……
アルセナ「おーい、遊んでないで早くいくぞー」
ミネコ「遊んでないっ!死にかけたっ!」
エルナ「ご、ごめんなさいっ」
〜賑わう港町 アクアマリア〜
港町についた三人。前にいたトーティスより、かなり広い。
ミネコ「わぁ、広い!」
周りを見て、素直な感想を言うミネコ。
アルセナ「よし、じゃあ早速」
ミネコ「アイテム調達!」
アルセナが喋ってる途中で割り込んだミネコ。アイテムが売ってる店まで走り
アルセナ「あ、おい!勝手に行くなー!」
エルナ「待ってくださぁい!」
二人とも追いかける。ミネコはお店に入った
ミネコ「おぉ〜…たくさんある……すみませーん、これとこれと、あとこれとこれとこれをください」
ミネコがこれとこれとこれとしか言わないので、買ったものを書いておく
フェザーソード(ミネコ専用武器)
サンダースピア(アルセナ専用武器)
クレイモア(エルナ専用武器)
チェインメイル×3
食材とアイテムを購入
アルセナ「おい、ミネコ!」
ミネコ「あ、ゴメンゴメン!」
アルセナ「ったく…行くぞ、港に」
港に行く三人。港の人に話しかける
アルセナ「すいません、船出してもらえますか?」
「あぁ、悪いねぇ…海にモンスターが現れて、今船を出せないんだ」
ミネコ「えぇ!?どうするの!?」
エルナ「あ、あの……この街を出て、東に向かえば橋がありますよ?それで向こうに渡れば…」
ミネコ「なるほど!じゃあそこに向かおう!」
ミネコは拳をあげて、元気よく歩き出す。ここはゲームの世界だということは忘れているかと思うくらい
街から出て、橋に辿り着く
ミネコ「ここだね!」
エルナ「あ、はい」
アルセナ「よし、渡ろうぜ」
「はーっはっはっはー!!!」
突如、どこかから高い笑い声が聞こえる。
ミネコ「だ、誰!?」
「知りたいか、なら教えてやろう!とうっ!」
と、橋の下から何かが飛んできて、着地する。果たして、声の主は誰なのか!?
つづく
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